眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

焚き火

2007-07-04 | 日記
人気のない秘密の浜辺で、気の合う仲間と焚き火をした。
ビールやらワインをたらふく飲んで、炭火で焼いた肉や魚や野菜を食べた。
いつから眠っていたのだろう?
気がつくと、僕は砂の上にワインの空瓶を抱きしめ、天体観測をする。
ふと空の雲が流れる光景や、その影に見えたり隠れたりする星たちを眺めた。
日々の暮らしにはどうしてもストレスがつきまとう。
でもその夜、お酒の魔法もあって、僕は自由だった。
日々の嫌なことをどうでもいいと、思った。日常に埋没した優しさを取り戻そうとした。
火が少しずつ燃え出した。
僕はねころがったまま、「このときがずうっと続けばいいのに。」と夢を見た。
火はまじかで眺めるほどその美しさを増す。
僕は、僕の苦しみや煩悩が浄化されることを願った。
どこか知らない世界に祈る。
祈りの言葉は忘れてしまった。
僕は、いいこといっぱいあるように、みんながしあわせでありますように、と願う。
火が燃えている。
夢の終わりは来るけれど、いつだってこの時を大切に思う。

波の音がきこえた。

明日はいい日だろうか?
今日も事件の多い日だった。

それでも。

   ねえ、世界はわりと美しいよ。


     星たちがささやく

      真夏の夜

                 
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする