けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

アトレティの気持ち

2007-07-02 23:59:04 | football

この数日間、アトレチコ・マドリーのニュースがよく出ています。ターゲットになっているのは、フェルナンド・トーレス。アトレチコには、ビジャレアルからディエゴ・フォルランが加入することが正式に発表され、リバプールからはルイス・ガルシアが復帰することも(公式には出てませんが)決定したとの報道が出ています。これらが示唆するのは、フェルナンド・トーレスのリバプール移籍。かなりの額のオファーが出ていると報道されています。

ここ何シーズンも、シーズンオフになるたびに移籍(特にプレミアへ)の噂が出ていたフェルナンド・トーレス。FOOT!ではちょっとトラップがアレなところを取り上げられてしまいましたが、決してテクニックが劣っているわけではない。よく転ぶクセはありますけどフィジカルには恵まれているし、スピードも(スペインの中では)あるし、なんとなくですがプレミアにはモリエンテスより上手く馴染むかもしれないとも思います。来シーズンはアトレチコはインタートトから始めなければならないというクラブ事情もあり、今後の成長のことを考えてもリーグを変えて上の大会で戦うトーレスというものに期待してみたい気もします。

でも、やっぱり彼はアトレチコのカピタン。簡単に移籍させてしまうのは、個人的にはかなり抵抗感があります。
数日前のMARCAの記事にこんなものがありました。
ファンはフェルナンド・トーレスがチームを出ることを支持
MARCAのアンケートで、フェルナンド・トーレスの移籍の是非を問うたところ、約80%が「Si(移籍を支持)」だったという記事です。ところが、記事につけられている読者のコメントは正反対。コメント欄は「うそつき」「投票者の大部分はマドリディスタだ」「私はアトレティだ、トーレスには残ってほしい」「ニーニョがアトレチコにいなくていいファン?どこのファンだよ?」「MARCAは意見を操作してる」などのコメントで埋められております。
ネット投票ですから確かにどこのファンかなんてわかりませんし、マドリー関連の以前の投票を思い出しても、各紙の意見が反映されたとしか思えない結果で妥当なところがあるなんてとても言えないスペイン紙のアンケート。MARCAが思うところとアトレティたちの気持ちはまったく別物のようです。

小さな頃からアトレチコ一筋で、とんでもないゴラッソも決めれば簡単なシュートを外してファンをがっくりさせたりもするニーニョ・トーレス。去年の9月にアトレチコvsバレンシアを現地で観戦した時、やはり決めるべきところを決めきれないトーレスに、ビセンテ・カルデロンのファンは「やれやれ」「またかい」という雰囲気で、やや呆れながらも見守っているという雰囲気を感じました。全幅の信頼を寄せては裏切られることもあり、でもきっと何かしてくれるチームのカピタン。確かに気軽に「出していい」なんて言えるわけがありません。
現時点では、様々な状況から残留は厳しいと感じつつも、アトレティたちは来シーズンも赤と白を着る若いカピタンを望んでいるようです。


おまけ
モナコ関連の移籍ニュースを探すためにレキップをチェックするのですが、バレンシアが現ボルトン所属のニコラス・アネルカを狙っているというニュースを発見してしまいました…。アンリがいなくなったアーセナル、フォルランがいなくなったビジャレアルとの競合で、移籍金は1500万ユーロ、お給料は400万ユーロ。高い。ムリ。しかもアネルカといえば天災ですから…。


タムードの場合
数日前、ビジャレアルがエスパニョールのラウル・タムードの獲得を狙っているという記事が出ました。それに対するエスパニョールの反応。

タムードは売りに出ている選手ではない。そうビジャレアル側のアドバイザーに伝えた。(中略)エスパニョールは可能な限り成長を望むクラブであり、タムードは非常に重要で代替のきかない選手だ。付け加えて言うと、我々は直接のライバルを強化したくはない。(交渉拒否を受け入れた)ビジャレアルの態度は見事だった。タムードにはまだ3年間の契約があり、この場合も正しい選択を取っている。この規定を尊重している彼を祝福する必要がある。


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