けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

FLY!

2008-08-03 01:03:29 | football

エミレーツカップ
レアル・マドリー 2-1 ハンブルガーSV

マドリーの得点:ファン・ニステルローイ(25)、パレホ(84)
HSVの得点:ジダン(53)

欧州各地ではプレシーズンマッチ真っ盛り。マドリーはアーセナルとHSVがホストになっているエミレーツカップにご招待いただいて、まずはHSVと対戦しました。ファン・デル・ファールトは出てこなかったなー。ちなみにこのエミレーツカップは連戦で、明日はアーセナルと対戦いたします。

先発は現時点でのベストメンバー…だと思います。ただし本日のバックライン、ちょっとひどかった。右からサルガド、ハビ・ガルシア、エインセ、ミゲル・トーレス。カンナバーロもペペもまだ負傷の影響で出てこられないのでこういう組み合わせなのですが、CBに関してはこの2人の早期復帰が待たれる、と言いたくなる感じです。昨シーズンもセントラルをやっていたこともあるエインセですが、今日の試合では相手選手へのチャレンジが早く、抜かれてピンチになるシーンがいくつか。ハビ・ガルシアはセントラルは本職ではないようですが、そうだとしても怖い。
ミゲル・トーレス、早い選手に抜かれかけたところはありましたが、だいたいいつもどおりといったところでしょうか。で、良くも悪くも大目立ちだったのがサルガド。抜かれすぎ交わされすぎ。右サイドは何度か突破されチャンスを与えてしまいました。
ただ「良くも悪くも」で、攻撃参加の方は実に良かった。なにしろ先制点はサルガドのアシストなのです。ロッベン、グティとつないで、深い位置まで上がったサルガドにパス。HSVのディフェンスがいったん脚に当てるもののボールはサルガドの前にこぼれ、サルガドは丁寧にクロスをゴール前へ。ルートは合わせるのみ。

攻撃は、現時点ではいいのかな、と思います。ピボーテにディアラとグティ、サイドにロッベンとスネイデル、トップにラウルとルート。スネイデルはあまり目立たなかったのですが、ロッベンが相変わらず元気でした。ディアラも良く効いていたと思います。ボールを奪うのも、それを前へつなげるのも、また上手くなってきている。全体としてまだ呼吸、意図が合わないところもありますが、少ないタッチでパスをつなぎまくってゴール前に迫る、というシーンがたまに見られるのが嬉しい。

後半10分でルートとグティ、ラウルが下がり、イグアインとバチスタ、サビオラが入りました。その後もスネイデルに代わってパレホが出場。ただあまり交代が効いた感じはせず、どちらかというと停滞気味でした。それががらっと変わったのは、ロッベンに代わってロビーニョが出てきたこと。鼠径部に負傷を抱えて五輪出場を止めたのでは…というのはこの際おいておきます。素晴らしかった。というか停滞していた中では別格に感じました。動きのシャープさ、柔らかいパス、意外性のある配球視点。ゴールにはならなかったけれど鋭いシュートも打った。途中で下がるサルガドからカピタンマークもつけてもらい(在籍年数順でその時点でロビーニョが最長)、ますますマドリーの中心であることを感じさせる存在感。やっぱりこの選手は出しちゃいけない。


最後は、右サイドに入ったカジェホンからのクロスをパレホが決めるというカンテラセットのゴールで、マドリーに決勝点。守備だけは何とかしないと恐ろしくてシーズンに入れませんが、やっぱり今シーズンも楽しみになってくるチームでした。

で、このエミレーツカップ、アーセナルの本拠地で試合が行われています。なので、マドリーの選手のうち何人かは、それぞれに応じた歓待をスタジアムの皆様から受けていました。

1.ファン・ニステルローイ(ManU)
2.エインセ(ManU)
3.ロッベン(チェルシー)
4.デュデク(リバプール)
5.バチスタ(アーセナル)

上の2人が特に大人気、大きな声援を受けていました。Booooooo、って。



フレンドリーマッチ
ボルシア・メンヒェングラートバッハ 4-2 バレンシア

BMGの得点: Friend(8、44)、Alberman(25)、Marin(83)
バレンシアの得点:ジギッチ(24)、マタ(80)

マドリーの試合とほぼ時間が重なってほとんど見られませんでした。ウナイ・エメリは、前半と後半で、選手をほぼ総交代。

前半
GK:ヒルデブラント
DF:デル・オルノ、ダビ・ナバーロ、アレクシス、ミゲル
MF:パブロ、マヌエル・フェルナンデス、バラハ、ビセンテ
FW:アングロ、ジギッチ

後半
GK:グアイタ
DF:ロンバン、アレクシス、エルゲラ、デル・オルノ
MF:アルベルダ、エドゥ、マタ、ホアキン
FW:アリスメンディ、モリエンテス

なぜかこの試合、バレンシアの選手の背番号が、一部おかしなことになっていました。ダビ・ナバーロは5番だし(通常はマルチェナ)、パブロは7番だし(これはビジャ)、ジギッチ24番だし(いつもは18番)。
守備が恐ろしいのはこちらもマドリーと同様で、マドリーより悪いかもしれません。フロントの騒動で補強や移籍交渉がろくに進まず、中心選手を売る話ばかり出てくる現状。ビジャとシルバを残すことが最高の補強なのではないかと思ったりします。監督の考えがチームにしみこむのにはまだまだ時間がかかるだろう、ということで、この先に期待。

ちなみにこの試合、前半カピタンマークをつけたのはバラハでしたが、後半つけたのはモリエンテス。アルベルダはもうつけないんですね。


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