けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

なんとしたものか

2008-02-25 22:24:14 | football
スコアを書く元気も起きないので、


呆然とする3名の画像に強く共感(なんかこの世の終わりを見たって顔だ)


ええ、同じ気分でした。
朝のバタバタ忙しい中で、ようやく決まったロッベンのゴールに「よし」と一安心……次の瞬間、愕然。あの瞬間自陣ゴールまでひたすら走り、最後に無理とわかりつつも空しくタックルを仕掛けたのがグティだったというところにまた悲しみが新たにされます。よくがんばった偉いよ。0-0 <empate>さんから頂いてきた本日の名言は、

ホセ・マリア・グティ「オレたちゃ4歳児なみの知能しかなかった・・・」
ガブリエル・ハインツェ「叫んだのに誰も気がついてくれなかった。無力だった・・・」


春の訪れなど忘れ去られてしまったかのような空しさです。

あの瞬間確かにレフェリーの動きは不可解で、オフサイドなら間接フリーキックだということを示すためにきちんと手を上げていたのかとか、副審も旗を上げていた気配はなかったとか疑問が残ります。そしてダウデン・イバニェスは「ん、ま、いっか」って感じで走り出してるし。それはミヤトビッチも怒るだろう(アンヘル・トーレス会長とけんかしたらしい)。
しかしスペイン各紙はレフェリーの微妙な動きよりもマドリーの選手たちの間抜けっぷりに焦点が当てられています。MARCAなんてレフェリーの採点は10点満点で9点で、記事がトップにあったときの見出しには「De infantiles:幼稚な」。曰く、

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レアル・マドリーはヘタフェの前に、サンチアゴ・ベルナベウで0-1と敗れた。フットボール史上忘れられない不合理なやり方で。ロッベンはゴールを決めチームメイトたちはコーナーフラッグのところへ祝福に行った。しかしラウルのオフサイドによってこれは無効、しかしマドリーの選手たちは気がつかない。ベレンゲルがこの失態に気づき、すばやくボールをリスタートしてカスケーロへ。グティとエインセは対抗しきれず、ウチェにパスが通って白い惨劇が完成した……。

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まあこれは悲劇といえば悲劇、マドリー以外のクラブのファンにとっては大爆笑なわけですが、事故だと思って忘れましょう。

が、問題はそこではない。前半、試合を支配しながらゴールが奪えなかった。ショッキングな失点とはいえ、たった1失点を盛り返せなかった。ここのところ勝てないでいる試合での印象ですが、ミドルシュートが増えているがそれが正確ではないこと、ラウルやファン・ニステルローイがエリア内にあまり良い形で入っていけていないように見えること、サイドに戻ったセルヒオ・ラモスがあまり良さそうではないこと、失点・逆転されるとメンタルが下向きになることなど、何点か気になることがあります。ロビーニョが戻ってきたら少しは変わるでしょうか。
シーズン中の谷間だと思えば仕方ないと思うところもあります。2ポイントしかないけどまだ首位ですし、シーズンもまだだいぶ残っているし。グティやカンナバーロなどまたも負傷者が出てしまった点は気になるところですが、とにかく切り替えて次の試合までじっくり調整してください。


このときのロッベンはもう気づいていたんだろうか…



脱線:オスカー・ゴーズ・トゥ
今年のアカデミー賞で、作品賞、監督賞、脚本賞、助演男優賞を受賞した「No es pais para viejos:ノーカントリー」。その助演男優賞の受賞者ハビエル・バルデムはご存知のとおりスペイン人の俳優さん。
この人の出ている作品で私が唯一見たことがあるのが「Mar Adentro:海を飛ぶ夢」です。尊厳死がテーマの重い映画なのですが、美しいガリシア地方の自然、カルロス・ニヌェスのケルト/ガリシア音楽、海へ向かう映像と重なるNessun Dorma…と、非常に印象に残るすばらしい作品です。
さらにフットボールファンとして目ざとく気になったのが、映画の中でごくわずかな時間映る、試合のテレビ中継。よーく聞いていると「カルピン…ミチェル・サルガド…マウロ・シルバ…」と実況が。今は懐かしいガリシアダービーなのでした。


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