モナコからドイツへ

W杯本大会開催まであと1日と少々になったわけですが、今日はうち（＝モナコを指す）から選ばれている選手について。

DFガエル・ジヴェ＠フランス代表
我らがキャプテン。下部組織からモナコ一筋のガエルは、チーム自体が絶不調のボロボロだった05/06シーズン、そんな中でもとってもよくがんばった選手の1人でした。躊躇のないタックルと一生懸命さが売りの選手です。ま、チームがどん底状態で敗戦した夜に、負傷中にも関わらずどこぞのクラブで飲み遊んでいるのがバレた時は少し騒ぎになりましたが、サポーターたちもガエルが大好きであります。
本大会に出るレ・ブリュに選出された時は、チームメイトで親友のセバスティアン・“トト”・スキラッチが選ばれないのを悲しんでいたりもしましたが、それでも希望を持ってフランス代表に加わった

はずだったんですけどね…。これまで2試合調整試合をやって、まだ1分たりとも出場させてもらっておりません。今夜の最終調整試合対中国戦も、本番に近いメンバーでやるということだそうで、やはり予想先発には入らず…。ま、フランス代表はジュリもピレスも選ばれなかったり、バルテズ－クペ問題で大騒ぎだったり、監督があんなだったりで…がんばってください…。

MFヤロスラフ・プラシル＠チェコ代表
当ブログにも何度か登場している攻撃系MFのプラシル。シーズン序盤はシーズンオフから引きずっていた負傷で欠場が続き、その間にCL敗退＆DD辞任と冴えませんでしたが、後半戦はがんばった…んじゃないかと思います。何しろ放送がほとんどなかったからわかりません。でもブリュックナー監督は、ユーロ04に引き続き今大会にもプラシルを召集してくれました。
調整試合の放送では「中盤ならどこでもできます」と言われてましたが、やはり見慣れているのは攻撃的MF。対コスタリカ戦では後半にはボランチ的ポジションを任されていて、非常に新鮮な（というか大丈夫か？と思ったんですが）気分になりました。最後の調整試合、対トリニダード・トバゴ戦ではコスタリカ戦に続いてフル出場し、かなり好印象のプレイ。チェコ代表全体がやや怪我がちなため、出番はあるのではと期待しております。期待のあまりユニフォーム（AWAY）を衝動買いしてしまいました。がっちりプラシルのネームまで入れて。大会中に届くのか甚だ疑問ですが…。

新・うち（＝モナコ）の選手
FWヤン・コラー＠チェコ代表
冬（ディ・ヴァイオ＆ヴィエリ）に続き、また派手なお買い物をしてしまったモナコでした。といってもコラーはドルトムントとの契約を満了しているため、移籍金は発生しなかったんですが。移籍が実現する場合、普通でしたら数日前からスポーツ紙サイトなりファンサイトなりで「もうすぐもうすぐ」と噂が出るのですが、コラーに関しては私の知る限りまったくありませんでした。驚きましたよ。寝る前にレキップ開いたらニュースコーナーに「Jan Koller signe à Monaco」って書いてあったわけですから。
コラーは05/06シーズンは、9月に膝の靭帯を痛めて長期離脱。ブンデスリーガの最終戦にようやく復帰したわけですが、調子は上がってきているようでトリニダード・トバゴ戦では2得点を挙げました。チェコ代表の稼ぎ頭です。
チェコ代表の入ったグループＥは、イタリア、ガーナ、アメリカと揃った死のグループその２（その１はアルヘン、コートジボワール、セルビア・モンテネグロ、オランダのグループＣだと思う）。勝ち上がるのは大変かもしれませんが、調整試合を見ているとチェコのサッカー、けっこう面白いです。フィジカルにもテクニックにも優れ、パスをつなぎドリブルをアクセントに攻撃していく様子はなかなか楽しい。要するに少々期待してるのです。

新・うち（＝モナコ）の選手？
MFイェルコ・レコ＠クロアチア代表
本人は移籍が決まったと話していますが、モナコがオフィシャル発表していないので一応「？」をつけておきます。
ディナモ・キエフ所属のどちらかというと守備的MF。26歳。…クロアチアの調整試合は見ていないので、どんな選手なのか実はよく知りません。でも幸いなことに今夜クロアチアは最後の調整試合を行います。出場するかどうかわかりませんが、注目しておこうと思います。


ちなみに今夜のクロアチアの対戦相手は…スペイン代表であります。

戦術がいまいち固まらないスペイン代表。今夜の試合は、好調のレジェスに加えホアキンを先発に使うのではと見られています。サイドを生かす道を探るということでしょうか。ピークが来るのが遅いスペイン代表ですからまだ迷っていてもいいかとも思いますが、今大会は初戦がウクライナ代表。ボールポゼッションを挙げて攻撃しまくるのに点が入らない、とか想像ができてしまうのが怖い…。自信の持てる攻撃スタイルを見つけて欲しいと思います、本当に…。


ここまできたら後はもう、誰も怪我しないように…それだけです。