2017 FIFA Club World Cup Final
Real Madrid C.F. 1-0 Gremio
マドリーのゴール：クリスチアーノ・ロナウド
リーガ制覇、CL制覇、UEFAスーパーカップ、スペイン・スーペルコパ、そしてクラブワールドカップ。2017年、５個目のタイトルを獲得しました。それぞれの価値がどうとかあったとしても、全力で戦い、ベンチメンバーもゴールや惜しいチャンスに一喜一憂し、皆でカップを掲げピッチを回る。何度見てもいいものです。
試合ですが、タイトルがかかってるとか、ここぞというところでいい試合するんだなあと、改めて実感……クラシコにも期待していいかな。点数こそもっと入ってもよかった、という今季らしさはありましたが、試合全体を通して凄みも落ち着きも楽しさもあり、良い試合だったと思います。試合開始からグレミオの守備が堅さが見えましたが、シュートには持ち込めるようになっていたので、まあ点はどこかで入るんじゃないかなと。その通りになって良かったですが、クリスチアーノのFKが、あんな入り方をするとは！ ラッキーなのか何なのか…でも前も壁の隙間を抜けてゴールってありましたよね。CLだったかな。やっぱりクリスチアーノ、持ってるんだなあ。もうちょっというと、試合開始すぐにグレミオのDFがクリスチアーノにえぐいファウルをかましてきてましたが、それにやり返せたな！と個人的にはスッキリしました。
他に選手の中で気になったのは、まずはなぜか妙に攻め上がる、ルーレットもするヴァラン。最初に攻め上がったときは、グレミオの誰も止めに行かなくてちょっと笑ってしまいました。セミファイナルはあまり良い出来ではなかったヴァランですが、このファイナルでは点まで決めてしまうんでは？と思わせる、静と動を併せ持つ活躍っぷりでした。サイドの使い方は左の方に偏っていてマルセロとイスコで躍動！という感じはありましたが、反対サイドでのファイターなカルバハルも、見ていてなかなか気持ち良かったです。
それからこの試合では、誰よりも何よりも、モドリッチ。どこにでもいる神出鬼没感、特に右サイドをえぐってモドリッチが現れると、CLファイナルのように、ゴールチャンスを予感してワクワクします。もちろん守備にも手を抜かないけど、やっぱりモドリッチはもっと攻撃に顔を出して欲しい選手だなあ。素晴らしかった。大会MVPに選ばれるのも当然のことと思います（モドリッチはアルジャジーラ戦でもMOMに選ばれている）。
で、次はクラシコです。
表彰式
放送権持ってながらカップを掲げるところまで放送しないという、ネット放送でも何でもある現代で未だにこの体たらくかよ、と思う日テレでしたが、こちらも経験を積んでますので「Real Madrid TVでLIVE見ればいいんだ」とすぐ切り替えられるようになってます。しかも公式もちゃんとYoutubeにまで上げてくれますしね。
ちなみに、メダルをもらう前にバジェホがインファンティーノFIFA会長に何事か話しかけていたのは、「僕、この大会に登録されてないんですけどメダルもらっていいんでしょうか！？」ってことだったそうです。素直だなバジェホ。後ろのベイルが「いいからもらっとけ」って感じで促してるのがまた微笑ましい。