将棋「棋士のニックネームを教えてください」「『タンス』です」とChatGPTは言った

2023年03月19日 | 将棋・雑談
 ChatGPTの話題で、世間は持ちきりである。

 AIと会話するだけで、仕事生活趣味のサポートやアドバイスをいただけるというスーパーアイテム。

 ただし、私の場合はこのブログの将棋ネタ探しに使いたかったが、そこでは陣屋事件」の真相などあまりにも私の知っている将棋界と、違う情報が提示されて困惑している。

 そこは「灰色の脳細胞」の持ち主である私のこと、見事なロジカルシンキングで、その謎や矛盾をムリヤリこじつ……あざやかに解きほぐしていったが、まだまだわれわれが思いこんでいる「偽りの将棋界」では、

 

 「羽生善治のタイトル数は99期である」

 

 などという捏造がまかり通っている。

 そこで私は「の将棋界」を知るため、さらなる大喜利……じゃなかった調査を続けることにした。

 今回のお題がコレ。

 

 将棋のプロ棋士のニックネームにはどんなものがありますか。

 
 人気棋士にはたいてい愛称のようなものがあるもので、仲間内の呼び名からファンが敬意(ときにイジり)をこめて呼ぶものまで様々。
 
 メジャーどころでは、豊島将之九段なら「とよぴー」「きゅん」。糸谷哲郎八段なら「ダニー」。増田康宏七段なら「まっすー」などなど。
 
 佐藤康光会長も、先崎学九段に「モテ光くん」。奥様からは「みっくん」。米長邦雄永世棋聖からは「グロンサン」(会長のお父様が製薬会社勤務だったことにかけている)なんて、いろいろ呼ばれているわけだが、これもまた私の脳に「組織」から埋め込まれたニセ記憶の可能性もある。
 
 そこで真実をたしかめるべく質問してみると、その答えというのが、
 
 
 
 

 

 ちょっと待て、おもしろすぎるぞ。
 
 「聡太くん」はまあいい。「竜王」と「銀河」はタイトルとか棋戦名だけど、棋聖3期の実績のある屋敷伸之九段は若手時代に、仲間から「キセイ」と呼ばれていたそうだから、これもいいとしよう。
 
 ただ渡辺明名人が「エース」とは、どこで呼ばれているのか。
 
 渡辺明といえば昔はそれこそ「竜王」とか(「渡辺竜王」だった時期が長かったから)、有名な漫画のキャラにそっくりなことから「魔太郎」あたりが定番だったが、ここにずいぶんとカッコイイのが来た。
 
 こういってはなんだが、あんまし「エース」感はない気がするが、野球好きというキャラだからかもしれない。
 
 「谷川ヒール」というのが、またすごい。
 
 ちょっと思いつかないボキャブラリーなうえに、そもそも谷川浩司にヒール感はないだろう。むしろ、典型的な「ベビーフェイス」側だと思うが。
 
 キャラ的には、失礼ながら渡辺名人との方がしっくりくるかなあ。ただ、そのギャップのインパクトがあるのはたしかだ。
 
 阿久津主税八段の「タンス」には目を疑った。なにが語源なのかとかも、サッパリわからない。
 
 あっくんは棋風も容貌も、もっとシャープなイメージだがどうか。
 
 これ、クイズにして「【タンス】ってだれの愛称?」って聞いたら、正答率はゼロをたたき出すのではないか。
 
 阿久津主税のニックネームは「タンス」。
 
 そりゃ「組織」も我々にニセ記憶を植えつけたくもなろう。
 
 
 
 
 
 
エース
 
 
 
谷川ヒール
 
 
 
タンス
 
 
 
 
 あと桐山清澄九段の「きりっしー」が、大変かわいらしい。
 
 「いぶし銀」と呼ばれた桐山先生はやさしいので、案外こんな呼び方でもニコニコと応対してくれそうではある。
 
 あと『スーパーマリオ』とか案外ゲーム好きだったりするらしいので、もしいま若手だったら、結構人気が出てたかもしれない、きりっしー先生であった。
 
 
 
 
 

 

きりっしー

 

続く

 

 

コメント
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