クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

音程が良いと吠えない

2016-08-31 | 上の娘ごと

今日夕方からのレッスンに備えて練習していた上の娘ですが、

思い通りに進まず、煮詰まっていたようなので、

お隣のイトーヨーカドーに2人でサクッと買い物に出かけました。

ドレミの歌が流れていたので、娘もそれに合わせて口遊んでいたのですが、どこか変。

よく聴いてみると、すべてを音階で歌っているのですが、例えば、

「ド・ミ・ミ・ミ・ソ・ソ・レ・ファ・ファ・ラ・シ・シ・・・・・・・・」の部分を

「シ・レ・レ・レ・ファ・ファ・ド・ミ・ミ・ソ・ラ・ラ・・・・・・・・」と歌っているのです。

「なんかドレミが違うよ? このドレミの歌、普通と違うの?」

と聞いてみると、

「え?変だった?音程そのままに歌ってただけなんだけど・・・そっか、調が違うんだ、この曲。

 B-dur(変ロ長調)になってる。」

・・・なるほど、そうなのか。

BGM的に流れているだけなのに、耳が良いと無意識に反応してしまったりするのですね。

普段から、聞こえてくるものへの受け取り方がきっとだいぶ違うんだろうな

と妙な気持ちになってしまった私です。


室内楽のレッスンは有意義だったようです。

S先生のお宅の最寄り駅で集合し、そこから4人揃ってお宅まで。

集合時間に遅れる子もいなかったので、約束の時間である午前10時少し前に正しく到着。

リビングルームに通されると、椅子4脚、譜面台4つがすでにきちんと設置されていたそうです。

音楽をやっていく上で、時間を守ることがどんなに大切かということは常々聞かされていることです。

それでも、時間や約束にルーズな子というのはいるものです。

その辺も考え含めて集まった4人です。

前回のレッスンでは、雷も落ちたようなのですが、この日は穏やかなレッスンだったそうです。

トイプードルを飼っていらして、レッスン中は隣の部屋に閉じ込められてしまうのですが、

「音程が悪い学生の時はやたら吠えるんだよ。 今日は吠えなかったね。」

とおっしゃったそうです。



東京駅前公演の時に、私の両親から上の娘に贈られた花束。

     


花瓶に移した途端、ダリアがパァーッと大きく開いて美しかったです。



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3週間ぶりのヴァイオリン

2016-08-29 | 上の娘ごと

合宿&演奏旅行から無事帰って来た上の娘ですが、

帰宅して1時間もすると、早速ヴァイオリンの練習を始めました。

合宿では、ヴィオラに持ち替えだったので、実に3週間ぶりのヴァイオリンです。

ヴァイオリンからそんなに長く離れたのは、5歳で始めて以来初めてのことです。

夫にお願いして、週に2度ほど娘のヴァイオリンを弾いてもらっていたので、

ヴァイオリン自体のコンディションに関しては問題ありません。

娘の方も、3週間離れていたにもかかわらず、そしてヴィオラを弾きまくっていたにもかかわらず、

問題なくあっという間にヴァイオリンの感覚を取り戻したようです。

大切な大切な自分のヴァイオリンの状態を帰宅後まずチェックするというのは、

当然のことなのでしょうが、それでも疲れているのになかなか感心です。

まあ、ゆっくりもしていられないのも確かで、

翌日にはもう、室内楽の授業で組んでいる3人と弦楽四重奏の合わせ練習が入っており、

その翌々日には、S先生のレッスンも入っていたのでした。

S先生というのは、娘たち4人が指導をお願いした先生です。

室内楽の授業では、担当していただく先生を学生が選ぶことができます。

夏休み前のレッスンの時に、

「夏休み中、いつでも自宅レッスンしてあげるよ。」

とS先生が言ってくださっていたそうなのですが、何ぶん娘が3週間不在だったので、

4人全員が揃ったのがようやくこの日だったのでした。

曲は、モーツァルトの弦楽四重奏曲第19番「不協和音」。

お互いに一緒に組みたいと思って、ほぼ相思相愛で組んだ4人なので、今のところ、

合わせ練習もスムーズのようです。

もちろん音楽性の違いはあるでしょうが、音程等基本的な部分はしっかりしているし、

それぞれ自分のパートはある程度仕上げて持ってくるし、時間にもほぼ正確だし、

我の強すぎる子もいないし、と、思っていた以上に粒が揃ったやりやすいメンバーだそうです。


Honolulu coffee コナコーヒーシフォンケーキ。





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B青少年オーケストラ解散

2016-08-28 | 上の娘ごと

東京公演の翌日、B青少年オーケストラのメンバーはすべての日程を終え、ドイツに帰国しました。

日本人メンバーは羽田空港までお見送り。

別れを惜しんで、ドイツ人メンバー1人1人とハグする勢いだったそうです。

前夜は、ホテルの門限を破って、遅い時間まで山下公園からみなとみらい辺りで、

お喋りして楽しんだようです。

翌日は、寝過ごして集合時間にだいぶ遅れてやってきたドイツ人メンバーもいたとか。

時間を守ったほとんどのメンバーが、バスの中で45分も缶詰になるという羽目に。

添乗員さんもその辺は織り込み済みのようで、45分遅れで出発したにもかかわらず、

余裕で空港に到着したそうです。

ドイツ人メンバーを見送って、日本人メンバーもここで解散。

午後、娘も無事に帰宅しました。

まるで数ヶ月を過ごしたような、とてもとても濃密な3週間だったそうです。

かけがえのない経験を短期間でたくさん積んで、人間としても演奏者としても、

一回り成長できたかな。

だといいな、と思います。


Honolulu Coffee でお茶。



コナコーヒークリームパンケーキ。

美味しい!



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演奏会@東京駅前・行幸通り その4

2016-08-26 | 上の娘ごと

「花は咲く」の演奏は、この日も感動的でした。

呼びかけに賛同して参加してくださった各地の合唱団の方々200名と、指揮者、オーケストラ、

ヴァイオリンソリスト、ソプラノソリスト、テノールソリストが一堂に会して、

素晴らしい舞台を作り上げていました。

「花は咲く」は日本人の心に響く曲だと思うので、

聴いている方々もそれぞれの経験や思いを胸に、深く聴き入っていらしたように思います。

とてもとても大きな拍手が鳴り響きました。

アンコールは、前日同様、シュトラウスの「Perpetuum Mobile」。

あの楽しい演出は、大ホールだからこそできたと思ったのですが、

余裕の全くない狭い野外ステージでも、しっかりと同じように再現していました。

荘厳な雰囲気で終わった「花は咲く」から一転、いきなりのコミカルな演出に

観客の皆さん驚きつつも、しっかり手拍子で合わせ、時折笑い声も聞こえてきました。

アンコールの後は、オーケストラメンバーがドイツの民謡を歌いだしました。

日本人メンバーも含め全員で肩を組んで、体を揺らしながらとても楽しそうに歌っていました。

6回のステージの最後のステージ。

この100人のメンバーでの演奏はこれで終わりです。

すべてをやり切った感で輝く笑顔が並んでいました。

その中にすっかり馴染んで(顔の造作は全く違いますがw)、同じように充実した笑顔を見せる娘を見て、

今回の合宿に送り出して正解だったと心から思いました。



ドイツあるいはイタリアのお土産。
















他に、サラミ、コーヒーも。



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演奏会@東京駅前・行幸通り その3

2016-08-25 | 上の娘ごと

神奈川公演では、弾き始めの頃、若干音が上擦っていたようなのですが、次第に安定し、

Sくんらしいエレガントでありながら力強さもある演奏になって行きました。

とはいえ、音を外してしまった箇所もあったので、あまり調子が良くなかったのかもしれません。

当然、彼自身満足の行くものではなかったと思うし、

翌日の東京公演では雪辱を晴らそうと思ったのではないかしら。

娘にも、「下手だったよね 下手だったよね

と言っていたそうですから。

そんな背景もあったからか、この日はものすごい集中力で鬼気迫るものを感じました。

何の囲いもなければ屋根もない、吹き曝しの舞台の上で直立姿勢。

強い風を全身でもろに受けながらの演奏。

ヴァイオリンを構えるも、普段にはありえない風の力を受けただろうし、

弓に至っては、風に持っていかれそうになっていたかもしれません。

弓をコントロールするのがどれほど難しかったことか。

これ以上ないような悪条件の中で、Sくんは本当に素晴らしかったです。

天候を嘆く素振りなど微塵も見せず、最後まで集中力を切らすことなく、

自分の仕事を完璧にやり遂げました。

実にかっこ良かったです。



娘が京都で買ってきてくれたお土産。



「茶の菓」、抹茶の味が濃くて美味しいんですよねー

大好きなお菓子です。


お箸は家族4人分を。





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