クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

日本音楽コンクール 本選

2016-10-31 | 日記

一昨日、上の娘は、大学の友達と一緒に、日本で最も権威ある音楽コンクール

「第85回日本音楽コンクール」の本選を聴きに行ってきました。

ファイナリスト4名、そのうち2名が大学の先輩でした。

1人は、Sオケの今度の演奏会でコンサートマスターを務めるF先輩。

1人は、Sオケの6月の演奏旅行(北陸の某県)でソリストを務めたH先輩。

他2名は、なんと高校1年生です。

本選の課題曲からファイナリストたちが選んだコンチェルトは、4名とも違う曲でした。

F先輩は「チャイコフスキー」、H先輩は「メンデルスゾーン」、

高校生2名は、それぞれ、「シベリウス」、「プロコフィエフ」。

前半に先輩2名が演奏し、後半に高校生組が演奏。

F先輩の演奏では、かなり緊張している様子がビシビシ伝わって来て、

そのために本来の実力を十分出し切れていなかったように思ったそうです。

H先輩は、何度か聴いたことのある彼女らしい丁寧で美しい演奏だったそうです。

高校生2名は、どちらにも共通していたことだそうですが、

音楽が好きで音楽を心から楽しんでいて、

この場で弾けることさえも楽しんでいたと。

恐れることは何もなく、ただ自分の音楽を聴かせたいという思いが伝わって来たと。

オーケストラとも一体感があったし、聴衆も味方につけていたと。

結果、1位と2位は、高校生2名がそれぞれ獲得しました。

娘も十分に納得の結果だったそうです。

     

3階席まで超満員だったとか。



今日はハロウィンなので、

スノー(顔認識カメラアプリ)のハロウィンスタンプで、

下の娘と一緒に撮った写真を載せちゃいます。

ほとんど原型とどめていないと思うので。

たぶん。






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ヴァイオリンを替えました その10

2016-10-30 | 上の娘ごと

2015年の夏休みが終わって、最初のK先生のレッスンで、

初めて新しいヴァイオリンを先生にお披露目しました。

「これは良いヴァイオリンだね。 お父さん、すごいの持っていらしたんだね。

 このヴァイオリンなら、大丈夫。」

というような感想をいただくことができました。

「大丈夫」というのは、プロでも通用するという意味。

ヴァイオリンがプロで通用するものであっても、

肝心な持ち主がプロになれる実力がなければ仕方ないですけどね。

まあ、でも、プロではない夫が所有していたというのは、なかなかすごいことで、

今のようにヴァイオリンの価格が高騰する以前に、質の良いモダンイタリアンを

手に入れていてくれたことに、心から感謝です。

上の娘は、毎度のことながら、必要な時に必要なものが目の前に現れるという

運に恵まれています。

「製作者は誰だっけ?」

「○○○○○です。」

「モダンイタリアンだね。」

楽器にお詳しいK先生は、さすがにご存知でした。

「HくんやEちゃんのヴァイオリンと並ぶ価値のあるヴァイオリン」

とも言っていただけました。

が、

「すごく癖の強いヴァイオリンだね。 一度調整に出した方がいいよ。」

とも言われました。



芋ようかん。

     




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ヴァイオリンを替えました その9

2016-10-29 | 上の娘ごと

そんなことは、言われなくとも、娘にだってわかっていたと思うのです。

だからこそ、最初の1ヶ月程は、黙ってひたすら練習を続けていたのでしょう。

でも、新しいヴァイオリンはいつまでたっても言うことを聞いてくれない。

自分ではこう弾きたいのに、こういう音を出したいのに、

なかなか思うようにさせてくれない。

さすがに耐えられなくなってきた、というわけです。

6年半一緒だった最初のフルサイズを手放す時は、

たくさんの溢れる思いと感謝の気持ちを伝えたし、

父親から受け継いだヴァイオリンを手にした時には、

新しい相棒に対してきちんと自己紹介と挨拶をした。

礼は尽くしたつもり、と思っていたのだと思います。

でも、まだまだ足りなかったのですね。

なんといっても、30年ですからね。

30年大切に大切にしてきた父親の魂ががっつり籠っちゃって、

なかなか抜けてくれないのかもしれないし、

ヴァイオリンは弾く人を選びますから、まだこいつには時期尚早だ!

と思われているのかもしれません。

「パパの30年に対して、1ヶ月で対抗しようなんて、虫が良すぎるんじゃない?」

「そうだよね、もっとたくさん弾かないとね。 会話もしないとね。」

「そうだよ。 まだまだ試されてるんだよ。 ○○○がどの程度のものかって。

 新しい相棒だってこと、ヴァイオリンにも認めてもらわないとね。」



雨上がりの一輪。

     




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ヴァイオリンを替えました その8

2016-10-27 | 上の娘ごと

父親のヴァイオリンを受け継いでからしばらくの間、

自分からは特に何も言って来なかった上の娘。

「ヴァイオリンの調子はどう?」

と聞いても、

「うん、まあ、だんだん慣れて来た。」

とか、

「やっぱり良い音がする。」

とか、その程度の返答。

珍しく、口数少なめ。

淡々といつものように練習をしているようでした。

1ヶ月くらい経った頃、ついに耐えられなくなったようです。

涙をこぼしながら、言いました。

「全然言うことを聞いてくれない・・・」

新しい相棒は、娘の言うことをちっとも聞いてくれなかったようです。

「そんなの当たり前だよ。 パパが30年ずっと大切に大切に弾いてきたヴァイオリンだよ。

 急に持ち主が変わって、ヴァイオリンだってびっくりしてるに決まってる。

 新しい持ち主がどんな人物かもわからないのに、すぐに心を開くわけないじゃん。」



福島のお菓子 「ままどおる」。

     



     



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ハンガリー国立フィル&牛田智大さん

2016-10-26 | 日記

今朝の上の娘との会話。

「今日は、K先生のレッスンだ

「あれ? 一昨日もレッスンじゃなかった?」

「一昨日は、Y先生。 レッスンとレッスンの間が1日しか空いてないとかキレる

「なんか先週も同じような会話してた気がするんだけど。」

「そうだっけ?」

「うん、した、した。」

「あ、そうかも! スケジュール帳見てみる。」

先々週末、ユリア・フィッシャーのリサイタルを聴きに行った日、

その日の朝8時に、まずK先生のレッスンが入っていました。

その翌日に、ドン・ジョヴァンニの本番があり、

その翌日に、Y先生のレッスンがありました。

先週末は、E弦楽アンサンブルの本番がありました。

その翌々日に、Y先生のレッスンがあり、

さらにその翌々日の今日、K先生のレッスンがあったのでした。

2週続けて、同じようなスケジュールだったようです。


さて、昨日は、「ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団」のコンサート

がありまして、招待券を頂いていたので、娘2人が鑑賞してまいりました。

2人のスケジュールが合うことはなかなかないので(一方的に上の娘が忙しいのですが)、

今回は姉妹揃って行くことができて良かったです。


     


曲目は、

リスト : 交響詩 「レ・プレリュード」

リスト : 死の舞踏 

ドヴォルザーク : 交響曲 第9番 「新世界より」


ピアノソリストは、牛田智大さんです。

牛田さんは弱冠17歳ですが、小さなころから天才と言われ、

ニュース番組やドキュメンタリー番組などでも取り上げられ、

私たちもその頃から注目していました。

この日の座席は、ちょうど牛田さんの演奏が良く見える場所だったそうで、

特に下の娘は、「すごく良かった! すごく好きな演奏スタイルだった!」

と、感動していました。

脱力ができていて、音もきれいだったし、音楽的にも素晴らしかったそうです。

上の娘の方は、やはりどちらかというと、オーケストラの方により耳を傾けたようです。

この日、オーボエの調子が悪かったそうです。

「たぶん、オーボエのリードの問題だったと思う。」

と娘は推察していました。

管楽器はリードを自分で作りますが、湿度の低い東欧と、湿度高めの日本とでは、

状態にだいぶ差があるかと思います。

その辺の微妙な違いに対応できなかったのではないかと。

オーボエのソロがあったのですが、

正しい音程よりも徐々に下がって行ってしまったそうです。

あー、これは気の毒だなぁ、と思いながら聴いていたそうです。

オーボエソロに続いて、すぐに1stヴァイオリンが入ったのですが、

この1stヴァイオリンが、実際の音程よりも低い音程で弾き始めたそうです。

「とっさの判断でオーボエに合わせたんだよ、さすがだよね~」

と感動していました。



     





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