2曲目の演奏が始まりました。
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
ソリストは、娘の付属高校時代からの友達で、すでに世界を舞台に活躍しているSくん。
風はさらに強まって来ていました。
指揮者もオーケストラメンバーも、楽譜の管理に必死です。
実は、1曲目で事故がありました。
おそらくほとんどの方が気付いていなかったと思います。
日本が誇る武満徹の作品とはいえ、実際にこの曲を知っている人は少ないでしょう。
指揮者の楽譜が1枚風で飛ばされたのを私は見ました。
指揮者は拾おうと、一瞬腰を曲げたのですが、すぐに思い直したようです。
不自然にならないように、うまく曲を終わらせました。
メンバーも相当驚いたと思いますが、指揮者にしっかり合わせました。
非常に繊細な音楽ですし、悪条件の中、これ以上リスクを負って続ける必要はなし、
と判断したのかもしれません。
2曲目はどうなるでしょう。
大きな拍手の中、Sくんが登場しました。
馴染み深いフレーズで演奏が始まりました。
最後まで演奏できるのか、少し不安に思いながら聴き始めました。
演奏会当日、夫は室内楽の合わせ練習があったので、別行動。
直接、会場入り口で待ち合わせ。
下の娘と私は、開場時間の1時間半以上前に丸の内に到着していたので、
演奏会場のすぐ近く、行幸通りと交差する丸の内仲通りのテラス席で、
お茶をしながらゆっくり過ごしていました。
大画面テレビで、オリンピックのトランポリン競技を流していたので、
それをぼーっと眺めながら。
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