クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

ゲヴァントハウス・カルテット

2016-09-30 | 日記

最近、招待券を頂くことが続き、有り難いことだなぁと感謝しつつ、

大切に観賞させていただいています。

昨夜は、「ゲヴァントハウス・カルテット」のコンサートを観賞してまいりました。

世界最高峰と言われる「ハーゲン・カルテット」と、

世界最古のカルテットであり、ハーゲンに並び評される「ゲヴァントハウス・カルテット」を

2週間のうちにどちらも堪能できたというのは、とても贅沢な贈り物でした。

昨夜は夢のような時間を過ごすことができました。

素晴らしいのです。

とにかく素晴らしいのです。

音が、音楽が、ハーモニーが、解釈が、姿勢が、纏うオーラが。

素人の私が偉そうなことは言えないのですが、

なんというか、何もかもがしっくりくるというか、

私のツボにぴったりというか。

言ってしまうと、ハーゲンより断然ゲヴァントです。

このカルテット、大好きです。

1人1人がソリスト張りの実力者なのだと思うのですが、

実際、4つの楽器の音がそれぞれ際立っていて、

それぞれの音がものすごく聴こえてくるのです。

でももちろん、4人のハーモニーはあくまで素晴らしい。

そんな中、私はとにかく1stヴァイオリンが好きすぎて。

この方の音が、ものすごく好きです。

こんなに、「好きな音だ!」と思ったのは初めて。

だから、カルテットとして楽しまなければいけないのに、

ついつい、1stヴァイオリンの音ばかり追ってしまうのです。

弾き方もかっこいいので目でも追ってしまうし。

でも、2ndヴァイオリンも、ヴィオラも、チェロも、それぞれのフレーズを

頑張って聴いてみると、やっぱりとてもかっこ良かったり、美しいのです。

1stのリーダーシップの強さを感じるし、

24歳という若さのチェロが、お父さん世代の1stをものすごく信頼しているのも

伝わって来て、

あー、なんて素敵なカルテット!

と終始、きらきらの目で見ていたであろう私です。

曲目を書くのを忘れてました。

3曲とも結構ベタな感じです。

ハイドン  弦楽四重奏曲第67番 ニ長調 「ひばり」

ドヴォルザーク  弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 「アメリカ」

シューマン  ピアノ五重奏曲 変ホ長調


「ひばり」は、上の娘が付属高校3年生の時に、初めて室内楽を勉強した時の曲。

「アメリカ」は、大学2年生の時、室内楽の授業で勉強し、某お仕事でも弾きました。

ピアノ五重奏は、付属高校3年生の時、校内オーディションで選抜され、

アンサンブル演奏会で演奏した思い出深い曲。

上の娘も一緒に行ったのですが、全て弾いたことがある曲なだけに、

よりその格差をまざまざと感じつつも、やはり感動していたようでした。







     



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なかなか追い詰められています

2016-09-28 | 上の娘ごと

昨日は、朝8時からK先生のご自宅でレッスンがあった上の娘です。

「朝8時からレッスンとか、K先生だけだよ。辛すぎる。」

「今日は暗譜ができてないから絶対怒られる。」

「次はエチュードも持って来いって言われてたのに、手を付けられなかった。

 怒られる。」

「肩当て付けることにしたこと指摘されたらどうしよう。怒られる。」

とさんざん愚痴を並べて、6時20分頃出かけました。

4番目の愚痴に出て来た「肩当て」については、また後日書きたいと思います。

この日のレッスンでは、「バッハの無伴奏 パルティータ第1番」

を見ていただきました。

前期の実技試験曲ですが、その時は1楽章(allemande・double)のみでした。

今回は全楽章です。

K先生は、譜読みが終わり、ほぼ弾けるようになったなら、

同時に暗譜もできていなければいけない、というなかなか厳しいお考えの先生。

暗譜は割と早い方で、いつも暗譜に苦しむタイプではない娘なのですが、

バッハの無伴奏曲の暗譜はどうにも苦手らしいです。

重音だらけで音がとても多いこと、似たフレーズが多いこと、繰り返しもあること、

集中力を少しでも切らすと途端に暗譜が飛ぶそうです。

とはいえ、バッハの練習を再開したのは、

先日の「ヴィターリのシャコンヌ」の本番の日の翌日から。

「まだまだこれから弾き込めばきっと大丈夫だよ。」

と私は言うのですが、本人は、

「これは本っ当に、本っ当に、やばい。 たぶん、10ヶ所くらい暗譜飛ぶ。」

と、やたら自分が失敗することに自信を持っています。

というのも、10月初めに、この曲での本番が控えているからなのです。

「時間がない、時間がなさすぎる。」

と焦っているのです。

3日続けて、寝ざめの悪い夢を見たそうです。

いずれも試験の当日だったり、試験の数日前の設定だそうで、

一つは、大学に行ったら、友達に

「今日のスケールの試験、○○○(上の娘)は何調弾くの?」

と聞かれ、そんなこと全く知らない娘がめちゃくちゃ焦って、絶望する・・・

といった感じの夢。

少しずつ違う内容ながら、3日ともすべて、

課題ができていない状況の中、実技試験が行われる、という夢だったそうです。

相当追い詰められているようです



ハロウィーングッズをちょこちょこ飾り始めました。

     



     



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不定期レッスンだといろいろあります その3

2016-09-26 | 上の娘ごと

K先生は、3つの音大で教えていらっしゃいます。

娘が通っている音大では教授職にあって、

門下生の数も、他の2つの音大に比べ、最も多いと思われます。

娘がK先生にレッスンしていただく場所は、ほとんどが大学のレッスン室ですが、

時々先生のご自宅ということもあります。

また、ごくたまにですが、先生の演奏会先であるコンサートホールの楽屋、

という時もあります。

夏休み前のことですが、実技試験直前に、

K先生がなんとか時間を作ってレッスンを入れてくださった時がありました。

普通に考えて、これはアウトなのでは?と思うのですが、

初めて、他音大のレッスン室でのレッスンだったのでした。

まあ、学生証を提示するわけではないでしょうし、

ヴァイオリンも背負っていますし、

K先生がOKとおっしゃるのならOKなのでしょう。

その音大で、午前8時からレッスンを入れてくださいました。

午前9時から、その音大の学生を見るから、その前に1時間見てあげる、

ということなのでした。

午前8時という時間は、楽器を弾く人にとってはだいぶ早い時間で、

娘としても、指が動かないのでできれば避けたい時間ですが、

もちろんそんなわがままは言えません。

何より、K先生がその時間にその音大までいらっしゃるという事実。

K先生のお住いからその音大までは、

最寄り駅から最寄り駅までスムーズにいって1時間30分、

ご自宅からその音大のレッスン室までであれば2時間を余裕で超えるでしょう。

単純に考えても、午前6時前にご自宅を出なければならないはず。

その音大に行くのが初めての娘のために、

K先生は、乗り換えアプリできっちり調べてくださいました。

「○時○○分に○○○駅(我が家の最寄り駅)に止まる電車に乗るから、

1番前の車両に乗るように。電車の中で待ち合わせをしよう。」

と、細かい指示がありました。

これはもう絶対に乗り遅れるわけにはいかない!

早起きして、早め早めに行動した娘、

無事に、電車の中でK先生に会うことができました。

席に座っていらした先生は、娘を確認するなり、

「悪いけど、寝るね。」

と、到着するまでの40分ほど睡眠をとられたそうです。

いつもとてもお忙しいK先生の、時間を無駄にしない、

合理的なスケジュールを組まれる姿勢には感嘆します。


その音大は都心からかなり奥の方にあるのですが、

娘から送られてきた写メを見てびっくりしました。

        


まるで山の中・・・


        


2枚とも、学内だそうです。

学内をバスが走っているそうです。



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授業オケもスタートしています その2

2016-09-25 | 上の娘ごと

Sオケの後期の曲目とプルト表は、夏休み前にすでに発表されていました。

娘は、このところ、ヴィオラに縁があるようで、またしてもヴィオラに持ち替えでした。

ヴィオラ専攻の学生は少ないので、

どうしてもヴァイオリン専攻から数人が、毎回ヴィオラに持ち替えとなります。

今回は曲が「マラ5」で、弦楽器は大編成となることから、いつも以上に多く、

3年生のヴァイオリン専攻から7人もの学生が持ち替えとなりました。

娘は、ヴィオラ専攻でないにもかかわらず、プルトが前だったので、

「これはかなりやばい!」

と、いつもより早めに譜読みに入っていました。

楽器の方は、B青少年オーケストラの時に大学から借りたものをそのまま継続して

使っています。

大学の楽器室には、ヴィオラも高価なものからそこそこのものまで

相当数揃っているそうです。

基本的に、ヴィオラはサイズが大きい方が深く良い音が出るらしいです。

B青少年オケに参加が決まって、楽器を選んでいた時も、楽器室の先生から、

40cm以上の楽器を選ぶようさんざん勧められたそうですが、

娘は、38.5cmの楽器を選びました。

娘は大柄ではないので、大きな楽器を使っていたのでは、

長時間の練習に耐えられないと判断したのでした。

実際、ヴァイオリンよりも大きく、さらに重さもあるヴィオラは、

慣れないとかなりの負担となり、首や肩、腕を痛めてしまう危険もあります。

サイズのわりに良い音が出るヴィオラを求め、何本も試し弾きして選んだのでした。

実際、それは正解で、合宿中、あれだけ長時間練習したにもかかわらず、

楽器のせいで激しい疲労を感じたり、体を痛めるということはなかったそうです。



ハーゲンダッツ 期間限定 パンプキン

     


去年は、パンプキンプリンだったような??



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授業オケもスタートしています

2016-09-24 | 上の娘ごと

夏休み中にも、オーケストラ参加依頼や小さなお仕事のお話等

いくつか頂いていた上の娘ですが、

今年度はとにかく自分自身の実力の向上を目指しているので、

いたずらに忙しくして自分の首を絞めることだけはないように

気を付けています。

一つ一つの曲を丁寧に勉強して、

できるだけ満足いく演奏をしたいと思っています。

それは当たり前のようでいてなかなか難しく、

昨年度は抱える曲の多さに押し潰され、

適当なアプローチと少ない練習で終わらせることとなり、

結局のところ、何も身になっていない、何もものになっていない、

ということが多々見受けられました。

そんな反省を生かして、今年度は、目の前にやって来るものをよく吟味し、

取捨選択をしながら進めて来ているつもりなのですが、

選んだものが正しいかどうか、それは全くもってわかりません。


さて、9月に入って、Sオケも新しい曲に入りました。

R.ワーグナー  ニュルンベルグのマイスタージンガー 前奏曲

G.マーラー  交響曲第5番 嬰ハ短調  (以降 マラ5)

の2曲です。

12月に定期演奏会として、東京芸術劇場で演奏、

また、同じく12月に9つの音大のオーケストラが集まるフェスティバルでも

演奏することになっています。

マラ5は、5楽章からなる大曲で、また、弦楽器が特に大編成のため、

今回は院生やAオケの3年生数人もSオケの方に参加しています。

マラ5の第4楽章は、弦楽器だけという珍しい楽章で、

ヴィスコンティ監督の映画「ヴェニスに死す」にも使われています。

OLをしていた頃だったか、「ヴェニスに死す」を初めて観た時には、

あの最後の砂浜のシーンと第4楽章のこの上ない組み合わせに

気持ちがざわつき、心を揺さぶられ、

それはそれは強烈な印象を残したのを覚えています。

当時は、マラ5の第4楽章だなんて全く知りませんでしたが。

娘も映画を見たことがないので、今度一緒に観ようと思います。



カマンベールチーズと生ハムとピクルスのサンドイッチ。






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