先日の東京都某管弦楽団の演奏会でのこと。
シベリウスの交響曲第4番の演奏が終了、15分の休憩に入りました。
すると、上の娘の隣に座っていらした女性に、
「失礼ですが、○○さんのご家族でいらっしゃいますか?」
と声をかけられました。
全く面識のない方でしたが、「はい、そうです。」と答えると、
夫がコンマスを務めていた時代の元楽団員で、Oさんとおっしゃる方でした。
楽器はヴァイオリンだそうです。
夫が送った何年か前の年賀状の家族写真で、
私たちの顔をなんとなく覚えていらしたのだそうです。
私たちも、「パパ、うちらのこと探してきょろきょろしてるw」
などと喋っていたので、ヒントになっていたのかもしれません。
私たち家族がフランスに駐在していたちょうど同じ頃、
Oさんはドイツに駐在されていたそうで、さらにイギリスに駐在していた元楽団員、
フランスの田舎町に駐在していた元楽団員とも連絡を取り合って、
時々同窓会のように会っていたのですよ・・・というお話をされました。
なるほど、遠い記憶を遡ると、確かに夫は時々一人で旅行に出かけていたっけ。
さらに、こんなことも言われました。
「お嬢さん方は今もヴァイオリンをされているのですよね?
上のお嬢さんはフランスのコンクールで優勝されて、
本当に素晴らしい才能をお持ちで・・・」
は?
全く身に覚えがないので、娘と私、同時に答えてしまいました。
「あ、それ、私じゃないです!」
「たぶん、別の方だと思います。」
が、「いえいえ、絶対にお嬢さんです!」って、おっしゃるのですよ。
いやいや絶対人違いですよーと思っていると、娘が思い当たったようです。
「あー、あれだ! 小っちゃい頃、M先生に言われて受けたあのコンクールだ!」
それを聞いて、私もすぐに思い出しました。
あー、あれか!
そうです、そうです、確かに優勝しましたw
子供のためのヴァイオリンコンクールの、確か8~9歳部門で。
「審査員全員一致の一等賞」という一番上の賞、つまり優勝ですね、
それを頂きました。
額に入れた賞状はきちんと今も保管しています。
すっかり忘れていました。
意外な場所で意外な方から思い出させていただきました。
曲は何を弾いたんだっけ?
思い出せませんが、会場の雰囲気だけは良く覚えています。
フランス人のちびっこだらけの中で、たった1人の日本人でした。
舞台に出ていくと、審査員の一人が出て来て、ちゃんと調弦してくれるのですよ。
娘も臆することなく、堂々とよく頑張ったな。
懐かしい想い出です。
先日、下の娘の仲良しSちゃんのママとランチしました。
池袋のハンバーグ専門店「牛亭」にて。
ここのハンバーグはつなぎなしの牛肉100%。
ミディアムレアで頂きました。
驚きの美味しさでした。
コスパも良いです。
さてさて、2015年ももうすぐ終わり。
今年も「クラシックな音楽的生活」に遊びに来てくだいまして、
ありがとうございました。
2016年もよろしくお願い致します。
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