マカロン et バゲット

パリでの暮らし
日常の何気ないひとこまをつづります

お待たせしました

2009-10-08 | 日記

みなさま、こんにちは。

更新していないにもかかわらず、訪ねてきてくださってありがとうございます。

上海はまだ半袖で過ごせるくらいの気温です。
私たちが到着してからここ数日、上海にしてはさわやかな日々が続いているようです。

生活の方はまだほとんど立ち上がっていない・・・
エア便が届かないので、キッチン用品も何もないし。
無駄なものは買いたくないので、最低限のもので生活しています。

子供達の学校も、祝日で連休中のため、12日からです。
だから、今はゆるゆる日々を過ごしています。


そんな状況ではありますが、上海生活を綴るブログ、立ち上げちゃいました!

マイペース更新になるかと思いますが、よかったら遊びにいらしてくださいね。


http://blog.goo.ne.jp/syanhai-puudon2801




それではまたお会いしましょう。













車窓から撮ったパリの街

2009-10-05 | 日記

10月3日上海時間16時20分に無事、浦東空港に到着しました。



以下、夫の愛車プジョー407で、パリの街を最後にドライブしたときの写真。

車の中から撮りました。

信号で止まった時に。














































オーヴォワー  パリ最後の食事は「Troquet」で

2009-10-03 | グルメ

パリ最後の夜は、ビストロ「Troquet」で。



「トロケ」はバスク地方料理で有名なお店。


私たちがお店の前に車で乗りつけたら、テラスに座っていたシェフが笑顔で、
「パーキングは28番地のルノーに停めればいいよー。 うちで食事するって言えば無料だからさ。」
親切にありがとうございます。
だけど、なぜシェフがここに?
ていうか、シェフ、手怪我してる!
ということは今日はセカンドシェフなんですね。





夜トロケに行くのは初めてでしたが、満杯でとてもにぎやか。
昼とはまた違う雰囲気。
ここはシェフを筆頭にスタッフみんなとても感じがいいんです。


本日のムニュ。




オントレ

白いんげん豆の冷製クリームスープ




豚バラ肉の農夫風グリル クトー貝 バジルとパルメザンソース




サーモンのタルタル カリカリブロッコリー カリフラワーソース




プラ

黒鱈のグリル 赤ピーマンとなすの煮込み添え




メルルーサとアサリのココット蒸 レモン風味




牛肉のグリル 赤ワインソース ジャガイモのニョッキ







デセール

レーヌクロードのタルト 塩キャラメルアイスクリーム




フィグのコンポート ソルベ




ミルクチョコレートとホワイトチョコレートのムース マドレーヌ添え




エスプレッソ




家族なのでちょこちょこすべての料理をつっつきながら味わいましたが、どれを食べても美味しかった。
セカンドシェフも頑張ってますね。

ここはオントレのメニューにいつもスープがあります。
今までもカボチャや栗のスープを食べたことがありますが、いつも大きなスープ皿になみなみと入って運ばれてきます。
自分でよそうのですが、美味しくてついついおかわり・・・食べすぎてしまうのです。

夫が頼んだプラの赤ワインソースが絶品で、プージョランのパンに何度もつけて食べちゃいました。
ここのお料理は濃厚なものが多いので、私はプラをさっぱり系のココットにしたのですが、それでもやっぱり満腹。

だけど、もちろんデセールもしっかり頂きました。
塩キャラメルアイスクリームがコクがあるのにすっきりでとても美味しかった。


ご馳走様。
パリ生活最後の夜をここのお食事で締めることができてよかったです。
きっと、時折思い出して、ああトロケのがっつり系ビストロ料理が食べたいなーなんて思うんだろうな。






さて、最後に・・・・


フランスでのたくさんの素敵な出会いに心から感謝します。
人はもちろんのこと、物や食べ物、建築物・・・ここパリで出会ったたくさんの素敵に。



9月のお食事会はすべて送別会でした。
皆さん、お忙しいのにセッティングをしてくださったり、集まってくださったり、ありがとうございました。



引っ越し当日は、おにぎりと温かいお茶を差し入れしてくれたり、エルメのイスパハンのクロワッサンを差し入れてくれたり、その優しさに感激でした。





引っ越し1日目終了後、下の娘のママ友達との最後のお茶会では、美味しいものがこんなに。

ピエール・エルメのドライフルーツのパウンドケーキ




Limoineのカヌレ




ヤマザキ(あるんです、パリに)の苺ショート(Matsuriって名前が付いてます)






2007年のコンフィチュールのコンクール、マーマレード部門で優勝したラファエルさんのマーマレード。




カレットのマカロン




お邪魔したお友達のリビングからの眺め。




屋根の上にあるのは煙突。
各家庭に繋がっています。
昔は、チムチムニーチムチムニー♪と煙突掃除をしていたんですね。




パリでの最後のお茶会もとっても楽しかった!
どうもありがとう。



10月2日(金)、私たち家族がパリを去る日には、たくさんの方々が見送ってくださいました。
うれしかったです。
本当にありがとうございました。
またいつかお会いできる日を楽しみにしています。




感謝の気持ちでいっぱい。




それでは・・・

さようなら。 またお会いしましょう!

Au revoir. A bientot!














オーヴォワー

2009-10-01 | 日記

とうとうこの日が来てしまいました。



怒涛の2日に渡る引っ越しが先程ようやく終わりました。


船便とエア便がすべて運ばれ、残ったのは、私たちと共に飛行機に乗るのを待つ荷物のみ。






今は、何もなくなったリビングで、秋空を眺めながらとても穏やかな気持ちでこれをつづっています。





6年4ヶ月、毎日私たち家族を暖かく包んでくれてどうもありがとう。
トラブルのほとんどない優秀な家でした。



引っ越し準備を始める前に撮った我が家。
リビングとダイニングとキッチン。



  










今はもう何もない。
いつかは終わりが来るけれど、今日本当にその日が来ちゃった。



心から どうもありがとう

そして さようなら












明日もう1回アップしします。








「Chevreuse」

2009-09-28 | 日記
夫「最後の日曜日だし、ちょっと郊外に出かけよう!」

・・・あの、引っ越し、水曜日なんですけど。

夫「わかってるけどさ。 最後だし、天気もいいし、さっと行って早めに帰ってこよう。」

そりゃ、私だって行きたいです。
行きたいですけども、引っ越し準備をするのはこの私。
まだ全然終わってないんですってば!


・・・と、ごねつつも、やっぱり行ってしまいました。

「Chevreuse(シュブルーズ)」

うちから車で高速飛ばして30分。
たった30分で風光明媚なプチ田舎へ到着です。

夫が旅行好きのドライブ好きで、パリ近郊に点在する美しい村々を家族でよく訪ねます。
今日も最初から行くつもりだったようで、しっかり行き先をリサーチ済でした。



車を降りた途端、お城が見えました。





ちょうどこの日は公園でブロカント。





マダム手作りのコンフィチュールがたったの1.5ユーロ。



瓶の大きさがこんなにちがうのにすべて同じ値段だなんて。
そのアバウトさがまた素敵です。

コンフィチュール好きの私ですから、もちろん買いましたよ。



オレンジとルバーブ。



家に絡まる蔦も色づいてきました。





小川が流れています





「Promenade des Petits Ponts」小さな橋の散歩道という意味。
その名のとおり、いくつものかわいらしい橋が架かっています。






















この街の市役所。






日本人と出会うことはまずないこの小さな街のこの小道で・・・
後ろから私の名を呼ぶ声。



振り向くと・・・
えーっ!!よく知った方々が!



下の娘が幼稚園のときからずーっと一緒のお友達家族でしたー



まあ、なんていう偶然でしょう!
日本人にはほとんど知られていないこの小さな街で出会うってほとんど奇跡的。



ここでいっしょにお昼ごはんを食べました。




ワインは、「Moulin a Vent(風車)」



あの、お父さん方、車ですよー



このお店のムニュ・アンファンはなんだか豪華。
オントレは生ハムとサラミ。




プラは、ステーク・アッシェかお魚が選べます。
お魚にしてみました。




大人たちは・・・

お魚だったり、




テット・ド・ヴォー(子牛の頬肉)だったり、




マグレ・カナル(鴨のむね肉)だったり。





エスプレッソを頼んだら、こんなにお菓子が付いてきました。




上の娘は、ショコラ・ブラン(白チョコ)のムースを頼みました。




ムニュ・アンファンにはアイスクリーム2スクープが付いてました。



田舎のレストランは時間がゆっくり流れます。
おしゃべりしながらたっぷり時間をかけて食事をします。

私たちもゆったり過ごしました。

6年4ヶ月一緒だった数少ないお友達。
お世話になりました。
また日本ですみれ会で会いましょう。




丘の上にあるお城に向かいます。








途中、こんなペットを散歩させている人に会いました。




「マドレーヌ城」。



11世紀のお城。城壁が残っています。

この日はちょうど中世のフェット(お祭り)だったようです。



中世の服を着て、中世の生活ぶりを再現していました。







お城からの眺め。





下に戻り、教会へ。




ロマネスク教会。




教会大好きです。




落ち着きます。






このブログの最初の記事にも書きましたが、私はフランスの田舎が大好き。
パリ近郊のこんなちょっぴり田舎な街も大好き。
田舎の素敵を紹介できなくて残念だったなーと思っていたので、今日は思いがけずこの小さな街に来れて、少しだけれど田舎の素敵を伝えられたこと、とてもうれしく思います。
夫に感謝ですね。

パリ生活最後の日曜日はとても素晴らしい一日となりました。




お気に入りの1枚。