クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

自由学園ゲーデアンサンブル その2

2019-10-30 | 日記

講堂内部。

舞台下からの眺め。



舞台上には、スタインウェイのピアノとヴァイ

リニスト、チェリストの席。



シンプルなこの場所で、とてもとても上質で、

美しく、心満たされる音楽が奏でられました



ヴァイオリンは前ウィーンフィルハーモニー

弦楽団コンサートマスターのダニエル・ゲー

デ、チェロは1990年チャイコフスキー国際コ

クール優勝者のグスタフ・リヴィニウス、ピ

ノはソリストとして活躍するオリヴァー・ト

ンドゥル。

ダニエル・ゲーデの名前に釣られて二つ返事で

行くことを決めたこのアンサンブルコンサー

ト。

3人が3人ともそれぞれに最高レベルの演奏者な

のですが、この3人が作り出す音楽、この3人が

紡ぎ出す音、この3人が醸し出す雰囲気、そうし

たものが、まさに三位一体となっていたのでし

た。

曲目は以下の通り。
 
プラームス ピアノ三重奏曲 第2番

ショスタコーヴィッチ ピアノ三重奏曲 第1番

コルンゴールト ヴァイオリンとピアノのための

「から騒ぎ」からの4つの小品より 第3曲 庭園

の場

ヘンデル=ハルヴォルセン パッサカリア

ファリャ チェロとピアノのためのスペイン民謡

組曲より2曲

日本の歌メドレー 「落葉松」 「見上げてごら

ん夜の星を」 「天城越え」 「Lemon」

シュトラウス2世 美しく青きドナウ


今思い出しても、どの曲も1音たりとも気持ちの

入らない音などない、全ての音に思いの篭っ

音楽だったなと思います。

いちいち心に突き刺さって、涙が出て困りまし

た。




自由学園ゲーデアンサンブル

2019-10-28 | 上の娘ごと

先週末、黒柳徹子さんの母校であり、トットち

ゃんの小説でお馴染みの「自由学園」を訪ねま

した。

目的は音楽鑑賞です。

ほんの数日前に、夫の音楽仲間さんからお誘い

頂いたのですが、詳細を見てびっくり😳

これは絶対に行かないと!と、上の娘などは入

っていた予定をずらしてもらってまでして時間

を空けました。

でも、それは正解で、こんなにも素晴らしい演

奏に出会うことって人生でそんなにないと思う

のです。

少なくとも私にとっては、今まで生きて来た中

で一番と言っても良い程、五感に響きまくった

音楽でした。

今思い出しても涙が出るほどです。


自由学園、日本のスタンダードな学校とは一線

を画した独特の雰囲気を持つ学校です。

緑に囲まれ、静かで、広々として、圧迫感がな

く、まるで公園の中にいるかのような素晴らし

い環境です。













↑ ↓ 初等部のようです。





演奏会が行われた講堂です。




壁が全面窓で、建物内にいても清々しい緑が常

に目に入ります。

驚くことに、演奏中も窓は開けっぱなしでし

た。

外の騒音が入ってくることはまずないからなの

でしょう。

とても贅沢な環境ですね。

実際、車の走る音のような騒音は全く入ってこ

なかったのですが、時折まるで音楽に合わせる

ように鳥の囀りが聞こえて来たのが素敵でし

た。






姉妹揃って

2019-10-25 | 日記

先日、某クラシック音楽の演奏会に、姉妹揃っ

て出演させていただきました。

出演者は8名、1人当たりの持ち時間は約15分。

下の娘は卒業実技試験で弾く予定の曲を演奏

ることに早い時点で決めていましたが、上の娘

はなかなか決まらず、ギリギリまで迷っていま

した。

時間や曲想、相性からいろいろ組み合わせを考

え、最終的に、バッハの無伴奏ヴァイオリンソ

ナタ第1番アダージョとバルトークのルーマニア

民族舞曲に決めました。

伴奏者さんは、オーディションなどでいつもお

願いしている方で、音楽の相性の良いU先輩。

前日及び当日の午前中と、リハーサルが2回スケ

ジュールに組まれていたのも良かったです。

下の娘はこれからさらに弾き込んで作り上げて

いく段階でしたが、500人収容のホールでほぼ

満席の中、現段階で精一杯の良い演奏ができた

のではと思います。

上の娘は、トリを務めさせていただきました。

バッハを無伴奏で厳かに弾き上げた後、近現代

作曲家バルトークの舞踊の組曲を持って来たの

は、彩り豊かでなかなか良い組み合わせだった

のではないかなと思います。






お花を頂きました。
























t

松本にて その12

2019-10-19 | 旅行

 

実は松本を訪れるのは、私にとって2回目。

社会人になって2年目辺り、同期の友人と2人で

訪れました。

上高地がメインで、松本へはその帰りにちょこっ

と寄っただけ。

それでも、松本城と旧開智学校には行きました。

そして今回もまた、どちらにも行きました。

 

旧開智学校。

 

日本最古の小学校。

つい最近、国宝となったそうです。

今回訪れる前に、若き頃のアルバムを覗いてきました。

当たり前ですが、建物は全く変わっていません。

ただ、空が真っ青に晴れていたので、もっと建物が映

えていました。

同じ場所に立って、同じ角度で娘たちに写真を撮って

もらいました。

 

 

 

 















ホテル → 美術館 → 松本城 → 旧開智学校と

かなりの道のりを歩いたので、帰りは市内を走ってい

るタウンスニーカーというバスに乗りました。

こちらも、上の娘が音楽塾からチケットを支給されて

いたので無料で乗車できました。

ホテル最寄りの停留所よりも少し前で降り、カフェに

入りました。

カフェ好きな私。

どこに行ってもカフェチェックは怠りません。

「High-Five Coffee Stand」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

居心地の良いカフェでまったり過ごしました。

これで松本1泊旅行記は終わりです。

この後、ホテルに戻り、預けておいた荷物を引き取り、

駅に向かい、駅ビル内でお土産と車内で食べるお弁当

を購入、あずさ号で帰路に付きました。

 







松本にて その11

2019-10-17 | 旅行
 
上の娘が音楽塾から観光地無料チケットのようなもの
 
をもらっていたので、美術館も松本城も3人と無料

入場することができました😊
 
天守の階段は急勾配で幅も狭いため、リュックサック
 
や大きな荷物は預けないといけないのですが、大切な

ヴァイオリンを預けるわけにはいかず、上の娘は注意

されたらどうしよう😢とビクビクしながらって

いました。

天守内は観光客で賑わっていて、1階の階段前か

らすでに長い列が続いています。

階上から降りてくる人たちもいるので、一歩一歩、

段一段ゆっくりゆっくり進む感じです。

警備員の方もあちこちに配備されていました。

最初の階段にようやく到達した時、そこが持ち場の

備員さんに上の娘が声をかけられました。

「階段は急だし狭いから気をつけてね。 ここはまだ

いいけど、上に行くほどもっと急になって危ないから

ね。 大切な楽器でしょ? ぶつけないうにゆっ

りゆっくり上りなさいね。 降りる時はもっと大変だ

よ。 段差で楽器をガン!ってつけちゃったりする

から。 この間もそういう人いたから。 高価な楽器

なんだから慎重にね。」

なんと楽器の心配をしてくださったのでした。

素敵な気配りができる方!!

確かに、毎年この時期、音楽塾の先生方にしろ塾生に

しろ、ここを訪ねる人は一定数いるでしょう。

音楽家にとって楽器がどれだけ大切なものか、
理解し

てくださっていたのでした。

さらに、階上の警備員さんに、「これから楽器持った

の子が上がります。」と無線で伝えてくださ
いまし

た。

なんとか無事に最上階までたどり着きました。
 
天守内の撮影は最上階のみ許されています。
 



太く頑丈な立派な梁






最上階からの眺め









下りは言われていた通り、さらに難関でしたが、

細心の注意で無事降りきることができました。