舞台下からの眺め。
シンプルなこの場所で、とてもとても上質で、
舞台上には、スタインウェイのピアノとヴァイ
オリニスト、チェリストの席。
シンプルなこの場所で、とてもとても上質で、
美しく、心満たされる音楽が奏でられました。
ヴァイオリンは前ウィーンフィルハーモニー管
弦楽団コンサートマスターのダニエル・ゲー
デ、チェロは1990年チャイコフスキー国際コン
クール優勝者のグスタフ・リヴィニウス、ピア
ノはソリストとして活躍するオリヴァー・トレ
ンドゥル。
ダニエル・ゲーデの名前に釣られて二つ返事で
行くことを決めたこのアンサンブルコンサー
ト。
3人が3人ともそれぞれに最高レベルの演奏者な
のですが、この3人が作り出す音楽、この3人が
紡ぎ出す音、この3人が醸し出す雰囲気、そうし
たものが、まさに三位一体となっていたのでし
た。
曲目は以下の通り。
プラームス ピアノ三重奏曲 第2番
ショスタコーヴィッチ ピアノ三重奏曲 第1番
コルンゴールト ヴァイオリンとピアノのための
「から騒ぎ」からの4つの小品より 第3曲 庭園
の場
ヘンデル=ハルヴォルセン パッサカリア
ファリャ チェロとピアノのためのスペイン民謡
組曲より2曲
日本の歌メドレー 「落葉松」 「見上げてごら
ん夜の星を」 「天城越え」 「Lemon」
シュトラウス2世 美しく青きドナウ
今思い出しても、どの曲も1音たりとも気持ちの
入らない音などない、全ての音に思いの篭った
音楽だったなと思います。
いちいち心に突き刺さって、涙が出て困りまし
た。