クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

同部屋だった3人で その3

2016-06-30 | 上の娘ごと

いわゆる勘というものはそこそこある方だと思うのですが、

霊感は全くない私。

なくて良かったと思っているのですが、

そんな私でも、1度だけ、見えてしまったことがあります。

今日はそういう話です。

上の娘と離れて暮らすようになってから、

毎日欠かさずスカイプ(無料オンライン通話)を利用して、

その日あったこと、相談ごと、悩みごと、また他愛のない話題で、

1時間程、お喋りするのが日課になっていました。

娘が寮に入って2、3週間が経った頃でしょうか。

いつものように娘とスカイプでお喋りしていたところ、

「ねえ、ママ、テレビ電話(ビデオ通話)にしようよ。」

と言い出しました。

日本と上海、接続があまり良くないことが多く、

ビデオ通話にするとより悪くなるので、いつも電話だけにしていたのです。

「えー、やだよ、すぐ切れちゃうし。」と断ったのですが、

この日は、「ママに部屋を見せたい。」と言って、なぜか全然引きません。

模様替えでもしたのかと聞いても、そうじゃないと言います。

寮の規則として、入寮時と退寮時のみ部屋に家族が入ることを許されていました。

すでに入寮時に隅々までしっかりチェックしてきています。

荷物も一緒に解いて片づけました。

だから、ぷつぷつ切れる画像の悪い画面でわざわざ見なくてもよいと思ったのです。

娘もよくわかっているはずなのに、それでも、「どうしても見てもらいたい。」

とやけにかたくな。

仕方なく、ビデオ通話に切り替えました。

娘が、自分のベッドに座った位置から、ゆっくりとiPhoneで室内を撮り始めました。

その日はオンラインの調子が良く、画像はきれいで切れることもありませんでした。



昨日、上海日本人学校時代の親友と久しぶりに会った上の娘。

お互い忙しくて、ランチタイムの2時間程しか時間が取れなかったそうですが、

帰りに私にだけお土産を買ってきてくれました。

      


「パイヤール」のエクレア。

コーヒーと一緒に美味しくいただきました。



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同部屋だった3人で その2

2016-06-28 | 上の娘ごと

16歳で親元を離れて寮に入った上の娘。

心配事はそれこそ数えればキリがないほどたくさんありました。

生活面はもちろんのこと、途中入学の学校に上手く馴染めるだろうか、

娘程度のヴァイオリンの実力で付いていけるのだろうか、

家族の繋がりが密だった海外駐在生活からいきなり一人暮らしとなって、

ホームシックにかかるのではないだろうか、

3人部屋での共同生活に耐えられるだろうか、などなど。

でも、それらはほとんど杞憂に終わりました。

最も心配だった寮での共同生活こそが、

娘にとって何よりの癒しの場であり、楽しい場であり、活力の場であったため、

結果的に、学校生活を含めてほぼ全てにおいてうまく回ったようなのです。

寮は2人部屋が基本なのですが、人数の関係で、娘たちのみ3人部屋でした。

でも、それがかえって良かったようで、

3人とも学年は違うし、楽器も違うのですが、とても気の合うルームメイト

となったのです。

カーテンで仕切られるベッドの中だけがわずかにプライバシーを守られる場所。

後は、どんなに疲れて帰って来ても、どんなに虫の居所が悪くても、

狭い部屋で3人で過ごさなければいけないわけで、

1年間、何事もなく穏やかに、むしろ楽しく癒されながら過ごせたというのは、

奇跡に近いことだと思います。

同部屋の2人のMちゃんには、心から感謝しています。

でも、実は、私にはこの2人の他にもう1人感謝している人がいるのです。

この話はほとんど誰にもしてこなかったのですが、

ちょっと書いてみようと思います。



ディズニーランドのお土産





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同部屋だった3人で

2016-06-26 | 上の娘ごと
      
今日は上の娘、ディズニーランドへ出かけました。

友達2人と2ヶ月も前から約束していたそうです。

音大生3人(真面目に頑張っている学生に限りますが)が、

さあ、一緒に遊ぼう!となって、

3人ともが丸一日完全に空いている日を探すというのはなかなか至難の業。

ようやく見つけた大切な一日が今日のこの日。

梅雨の晴れ間に当たってラッキーでした。

上の娘は小さい頃から、最強の晴れ女なのです。

今日のメンバーは、付属高校時代、娘が1年間寮生活をした時の同部屋の2人。

3人とも学年が違います。

「上海Chinoiserie」の頃から読み続けてくださっている方は

覚えていらっしゃるかなと思いますが、

上の娘は、高校1年生までを上海日本人学校高等部で過ごしました。

が、勉強一辺倒になりがちな進学校の高校生活に違和感を感じ始め、

悩んだ末に決意。

1年生の2月に一時帰国して、音大付属高校の編入試験を受けました。

無事に合格を頂き、2年生の4月より通い始めることになりました。

その時、夫の上海赴任はまだ継続中でしたし、

下の娘も中学3年生という大切な時期。

よくよく話し合った上で、上の娘を1年間寮に入れることに決めたのでした。

付属高校には日本全国から生徒が集まってくるので、

そうした生徒たちのために高校のすぐそばに食事付の寮が備わっているのです。

シンガポールで生まれ、4歳まで過ごし、いったん帰国。

7歳でフランスに渡り、14歳まで過ごし、そのまま上海に横移動、

16歳まで過ごすという、人生のほとんどを海外で過ごしてきた上の娘。

日本で暮らしたのは幼少期のわずか3年ほど。

海外駐在中は一時帰国を何度かしてはいましたが、

日本での行動はほとんど私と一緒で、一人で東京の街を歩いたり、

一人で電車に乗ったこともありませんでした。

東京の地名や地理さえも知らず、日本の物価もわからないまま、

いきなり一人暮らしをさせるのは、それはそれは不安ではありましたが、

上の娘という人間を見るに、まあ何とかやってくれそうだという妙な安心感

もまたありました。

その1年後には、夫に帰国の辞令が下りなくとも、

高校生になる下の娘と私で帰国するという約束で、

16歳の娘の寮生活は始まったのです。



今日の午後2時ごろの空。

      

晴れていましたが、一時雲行きが怪しくなった時。

雲の間から光の柱が見えました。



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大洋練習中

2016-06-25 | 下の娘ごと

イギリスは大変な選択をしてしまいましたね。

これから世界経済はどうなっていくのでしょう。


下の娘、E先生のレッスンがありました。

シューマン「ウイーンの謝肉祭の道化」は、

まだテンポが良くつかめていないこと、音がバラバラなこと、

抜けた音(スカスカの音)があちこちにあることなどを指摘されました。

この曲はまだ始めたばかりなので、これから作っていくことになります。

ショパンのエチュードOp.25-12「大洋」は、

インテンポで最後まで弾くことはできるもののまだ肉付けの最中で、

例のごとく間違えてばかり。

1度目の通しでは、4回も5回も弾き直してしまった部分もあって、

いつ止められるかとひやひやしたそうですが、なぜか最後まで止められず、

全て弾かされました。

弾き終わって、これは雷が落ちるわと覚悟したそうですが、

いくつか注意を受けただけで、もう一度通すよう言われました。

2度目の通しでももはや当然のごとくミスタッチを繰り返し、

また雷を覚悟したそうですが、今度はなぜか褒めて頂けたそうです。

音が良いこと、腕力に頼らない弾き方が自然にできているとのこと。

脱力はヴァイオリンもそうですが、とても難しいことなので、

それが自然にできているらしい(できていない時もあると思うのですが)

娘に対して、「苦しむ必要がなくて得ね。」とおっしゃるのだそうです。

この日のレッスンの録音は、ショパンのエチュード「大洋」の2回目の通しのみ

聴かせてもらいましたが、確かに、E先生の嬉しそうな声で溢れていました。

雷が落ちている時とは、まさに天国と地獄です。



仲良く繋がっているトマトたち。





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抑えていますが

2016-06-22 | 上の娘ごと

自分のための練習(レッスンで見て頂くための練習)、

Sオーケストラの練習、Eアンサンブルの練習、弦室内楽の練習、

これらになるべく多くの時間を割きたいため、

というより、割かなければいけないため、

今年度は履修以外のオケや室内楽の依頼、その他音楽関係のお誘いがあっても、

必要最低限に抑えている上の娘です。

それでも忙しさに変わりはないように見えますが・・・

1か月後には実技試験がありますし、

7月末からはドイツのB青少年オーケストラの合宿に参加することが

決まっています。

B青少年オーケストラの演奏会で弾く曲の楽譜もすでに手元に届いているので、

こちらの練習もそろそろ始めなければいけません。

そんな中、夏休み前はこれが最後と参加を決めたのは、

指揮科のマスタークラス。

オーケストラのヴァイオリンメンバーとして参加します。

指揮専攻の学生のためのマスタークラスなので、

ヴァイオリン専攻の学生に特別な指導が入るわけではないですし、

マスタークラス当日の本番だけでなく、

数回ある練習にも参加しなければいけません。

にもかかわらず、参加しようと思ったのは、

マスタークラスのヴァイオリンソリストが、

高名なヴァイオリニスト(日本人)だから。

曲は、チャイコフスキーのコンチェルトとメンデルスゾーンのコンチェルト。

確かにこのオーケストラに乗る価値は十分ありますね。

マスタークラス前の練習では、

特別特待生の院生が代わりにソリストを務めているそうです。



アイスまんじゅう 抹茶。



抹茶アイス部分よりも粒あんの方がたっぷり。

美味しいけど、アイスを食べたというよりは冷たいお饅頭を食べた感じ?



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