娘の演奏が終了すると、すぐに会場を出ました。
舞台袖から出てきた娘は、すっかり意気消沈していました。
しばらく後に出ていらしたE先生は、開口一番、
「自分が出せてないのよ!」
と厳しい表情でおっしゃいました。
そして、
「ここで喋っていてもしょうがないわ。どこか入りましょう。」
と先に立って歩き出されました。
あわわわわ、相当怒っていらっしゃる!
娘はますます落ち込み、表情がこわばります。
建物内にあるカフェに入りました。
E先生はコーヒー、私はカフェラテをオーダーするも、
娘は、「いらない。」
E先生に、「何か飲みなさい。」と勧められても、
「何も飲めません。」
「そんなんじゃダメよ!」
それでも、オーダーしない娘。
こんなに深く深く沈み込んだ娘を見るのは初めてかもしれません。
ここから、1時間余りに及ぶE先生のお説教及び激励が始まりました。
「自分が出せてないのよ。」
E先生、再びおっしゃいました。
娘本来の演奏が全くできていなかったということ。
娘の音楽性が全く出ていなかったということ。
「もっと自信を持って弾きなさい。」
「・・・・」
「自信が持てないの?」
うなずく娘。
「胸を張って、自信を持って弾けるレベルに達しているのに
なんで自信を持てないの?」
「・・・・」
「他の人の方が自分よりずっとうまいと思ってるんでしょ。」
うなずく娘。
「なんでそう思うのかしらね。そんなことないのに。」
昨夜のスーパームーン。
夫撮影
雲に邪魔され、なかなか拝めませんでしたが、
雲の切れ目から顔を出した時は、とても明るくてびっくりしました。
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