クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

凡人とは違うから

2015-05-31 | 学校ごと

土曜日は、付属高校主催の「交歓演奏会」に行って来ました。

場所は音大の大ホール。

付属高校からは、フルート2名(二重奏)、ヴァイオリン1名、ピアノ1名が

選ばれて演奏しました。

招待校4校からは、それぞれピアノ2名(2台ピアノ)、ヴァイオリン1名、

オーボエ1名、ピアノ1名が来校、演奏しました。

飛び抜けていたのは、付属高校1年生のヴァイオリン。

彼女は、代々音楽家という恵まれた家庭に生まれ、

すでに数々の国際コンクール(Jr部門)で1位を獲得し続けている有名人。

先日の、マキシム・ベンゲーロフ公開マスタークラスにも参加、

ベンゲーロフをして、「完璧。何も言うことがない。」と言わしめました。

本当に素晴らしいのです。

昨日も私は聴きながら、涙が出て来るのを止められませんでした。

演奏に対してはもちろんですが、それだけではないです。

彼女の日々の努力がいかほどかを考えて。

持って生まれた類稀なる才能と、そうした才能を持つ人だからこそ積む努力。

数年前の、彼女のドキュメンタリー番組を見たことがあるので、

より一層、その部分に同調してしまいます。

ぜひ、学校の友達とも楽しく過ごしてほしいなと願います。



下の娘と@パイヤール





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世界最高峰ヴァイオリニストのマスタークラス

2015-05-28 | 上の娘ごと

昨日は、とても勉強になるものを聴いてきました。

途中15分の休憩を挟んで、午後3時から午後7時位まで聴いてきましたが、

退屈する余地のない、素晴らしい内容でした。

上の娘が通う音大で行われた、

「マキシム・ベンゲーロフによるヴァイオリン公開マスタークラス」。

現在世界最高のヴァイオリニストと言われるマキシム・ベンゲーロフ。

フランス駐在時代から、この方のCDをよく聴いていました。

肩の故障で演奏活動を休止、再起不能と言われた時期もありましたが、

見ているこちらが苦しくなるほどの無理な姿勢での演奏から、

本来あるべき正しい姿勢での演奏に改善、見事に復活を果たしました。

自信の辛い経験から、この日のマスタークラスでも、

姿勢についてと、首や腕の力の入り過ぎについては

特に敏感に注意されていました。

「今は良くても20年後には弾けなくなるよ。」と。

この日の出演者は、8名。

最年少は、京都からやってきた小学6年生。

彼女と、東京G大の男子学生2名が他校からの選抜組。

あとは、当音大の付属高校生2名、大学生3名です。

当然のことながら、この5名は特別特待奨学生です。

1人あたりの持ち時間は、きっかり30分です。

時間の関係で、最後の学生のみ聴くことができませんでしたが、

さすがにみなさん素晴らしい演奏でした。

ベンゲーロフも、まずは賞賛。

それから、それぞれの気になる点、改善すべき点などを見ていきます。

彼の指導の仕方が、うちの娘たちが上海駐在時代にお世話になった

ロシア人の先生とびっくりするほどそっくり!

ベンゲーロフもロシア人なので、ロシア人の指導とはこういう傾向にあるのかも。

基本的に熱い指導です。

身振り手振りが激しい。

たとえ話が多く、理解しやすい。

シャイな日本人学生はそのテンションの高さに圧倒されていたかもw

気さくな人柄で、的確、丁寧、熱心、そしてウィットに富んだ素晴らしい指導でした。

意外にびっくりしたのは、学生たちが注意された箇所をすぐに直せなかったこと。

これだけ優秀で、すでに自身の演奏がほぼ確立されていると、

そうそう簡単には直せないのかもしれませんね。

隣の席で、上の娘も感動の面持ちで聴いていましたが、

「いいなあ、私もベンゲーロフの指導を受けたい。」

と言い出しました。

まあ、そうでしょうね。

「まずは特別特待奨学生になることじゃない?」

「無理!!」

わかってます。



今週月曜日は、指揮専攻の学生が指揮するオーケストラの本番でした。

ベートーベン交響曲第1番とドボルザーク交響曲第8番を演奏。

娘は、1stヴァイオリンで参加しました。





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下手なんじゃない?

2015-05-25 | 下の娘ごと

土曜日、いつものようにE先生のレッスンがあった下の娘。

最初に通して弾いた時は、間違えが多過ぎて、

また先生を怒らせてしまったようです。

が、レッスンが進んで行くうちに調子が出てきた模様。

娘が復習のために毎回録音しているボイスメモを

私も一緒に聴いたのですが、

言われたことをその場ですぐに直せたり、

少しでも前より良い演奏ができれば、

先生はそれはそれは嬉しそうに褒めてくださるのです。

しかし、できなかった時との差は・・・かなり大きい

ピアノ科の前期実技試験の課題曲は、

バッハの平均律(プレリュード&フーガ)、ショパンのエチュード2曲、

となっています。

E先生の選曲は、バッハが1-13番、

エチュードが「革命」と「エオリアンハープ」です。

この4曲と、ショパンのバラード第2番を現在練習中です。

娘の練習を聴いていると、バッハは苦手、革命は大好き

というのがわかりやすく伝わってきます。

前回のバッハの時はまるでチェンバロのような音を鳴らしていたのに、

今回のバッハは小学生のお稽古レベルに聴こえるなぁと思っていたら、

休日に何気なく聴いていた夫が、

「なんか下手なんじゃない?」と言い出し、

あー、やっぱり下手だよねと確信w

「巨匠の演奏を聴いてみなよ。」と夫が巨匠のCDをかけると、

当たり前のことながら、娘とは雲泥の差。

違う曲にさえ聴こえる。

娘、1回だけ聴くと、すぐにまたピアノに向かいました。

それだけでもうだいぶ演奏が変わっていました。

上の娘は、新しい曲に入る時、

必ず巨匠を始めとした数人の演奏をまず聴くのですが、

下の娘は全くと言っていいほど聴きません。

いきなり楽譜から入り、自分の音楽で弾き始めます。

でも、バッハの平均律には太刀打ちできなかったみたいで、

「全然歌えない。」と言っていました。

巨匠の演奏を聴いて、すぐに何か感じたみたいです。

だったら、いつもまず聴いてみればいいのにとも思いますが、

本人の元々持っている音楽でまず弾くというのも大切なことなの

でしょうね。



先週末、無性にメロンパンが食べたくなり、

近所のパン屋さんに買いに走った私です





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持ちつ持たれつ

2015-05-22 | 上の娘ごと

昨日は、通常の授業の後、2つのオーケストラの練習があった上の娘。

またまたへろへろになって帰って来ました。

どちらのオケも授業ではないし、単位をもらえるわけでもありません。

1つは、作曲専攻の学生Oさんの作品を演奏するOオケ。

もう1つは、指揮専攻の学生Mさんが指揮するMオケ。

どちらも本番が迫っていて、オケ練習も佳境に入っています。

そんな中、Oオケの本番が今日行われました。

こちらは、学内の「学長賞選考演奏会」での演奏となります。

副題に「未来を担う作曲家たちの創造の競演」とあります。

すでに1回目の選考会で入選している5名の作品が演奏されます。

オーケストラ作品は、Oさんだけです。

この選考演奏会で、学長賞受賞者(優勝)が決まります。

そんな人生をも左右するかもしれない大切な場に、

練習不足気味の娘が参加してしまって申し訳ない気持ちです。

Oさんとは全く面識のない娘ですが、

ご本人から声を掛けて頂いて、引き受けた形です。

楽器を弾かなくとも、Oさんはオケ練習の場に必ず立つわけで、

時折、こうしてほしい、こんなイメージで表現してほしい、

と指示するのだそうです。

常に腰が低く、参加してくれているメンバーへの感謝の気持ちが

伝わって来るそうです。

参加しているメンバーも、それぞれ抱えている物がたくさんあって、

必ずしも全ての練習に出席できるわけではないけれど、

できる限り協力するというスタンスです。

結果は、見事優勝!

Oさんの作品が学長賞を受賞しました。

賞金は10万円だそうです。

しかしながら、お礼として、50人ほどの参加メンバー全員に、

クオカードを進呈。

持ちつ持たれつの世界です。



お着物の知識ゼロの私。

しまい方も知りませんでしたが、

ネットで検索して、動画を見ながらやってみました。

きちんと畳めました!









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どっぷり

2015-05-20 | 上の娘ごと

GW以降、忙しい日々を送っている上の娘ですが、

昨日は特にへろへろになって帰って来ました。

この日は朝8時半からK先生のレッスンが入っていたので、

レッスン前の指慣らしをするため、8時に大学に着くよう家を出ました。

前日は、いつものごとく、やばい!やばい!と言いながら、

午前1時過ぎまで練習していたので寝不足状態

レッスンでは、モーツァルトのコンチェルト第4番 全楽章を見ていただきました。

全楽章の暗譜もなんとか間に合って、10時に無事終了。

しかし、

「モーツァルトはだいたいできているから、次回は違う曲を持って来なさい。」

と告げられ、うぅ、また曲が増えると青ざめた娘です。

午後のオーケストラの授業まで、空き時間。

が、抱えている曲数が多くてもろもろ練習不足のため、

空き時間は練習室に籠って練習。

昼休みは、友達とワイワイガヤガヤリフレッシュ。

12時50分から16時50分まで、Aオケ(2年&3年オケ)の授業。

17時から20時まで、Eアンサンブル(弦楽器専攻全学年の選抜メンバー)。

というわけで、まさに朝から晩までヴァイオリン漬け。

火曜日は一般教養や専門教科の授業を取っておらず、

午後中、どっぷりオーケストラ練習なのです。

今年度は、プルトが1プルあるいは2プルなので、

後ろのプルトに迷惑をかけないよう頑張らねばならず、

ものすごく疲れるのだそうです。

Eアンサンブルの練習後は、2年生メンバーと夜ごはんを食べに行くのですが、

昨日は疲れすぎてまっすぐ帰って来ました。



会議出席のため、珍しく大阪に出張だった夫。

大阪土産。



蓬莱の豚まん





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