年末のご挨拶

2019年、令和元年も、残すところあと数時間。

今年もクラシックな音楽的生活を訪ねてくださ

いまして、ありがとうございました。

このところ、更新の間が空いてしまうことが多

く、申し訳ないなと思っています。

来年もこんなペースののんびり更新になってし

まうかもしれませんが、お付き合いいただける

と嬉しいです。

2020年が皆さまにとって素敵な年となりますよ

うに。

パリ駐在時代のママ友とランチ。

神楽坂の「Maison de la Bourgogne」にて。

店内、完全にパリのビストロ。

フランス人の店員さんがお茶目でした。

卒業実技試験 その2

　

当日、下の娘は自分の演奏予定時間よりも3時間

程前に大学に到着するように出かけました。

あらかじめ、練習室を4時間連続で予約していま

した。

直前練習をする場所としてはもちろんのこと、1

人で落ち着いて過ごせる場所として、また荷物

置き場にもなる控え室として。

平日のこの日、夫は仕事でしたが、午後休を取

り、会社から直接やって来ました。

夫の父、私の父も来てくれました。

上海日本人学校中等部時代の親友も、名古屋か

らわざわざこのためだけに、お母様（私にとっ

てはママ友）と一緒に遠路駆けつけてくれまし

た。

他大学の友達も来てくれました。

上の娘と私は、演奏予定時間より1時間前に到着

するよう家を出たのですが、欠席者がいたのか

進行が早く、思ったより余裕がありませんでし

た。

夫の父、お友達まで、焦らせてしまったのは申

し訳なかったです。

ドレスは1人では着れないので、私が手伝うこと

になっていたのですが、その連絡がなかなか来

ず、どうしたんだろうと思っていたら、かなり

ギリギリになって、ようやく連絡が入りまし

た。

緊張で頭が上手く働かず、時間の認識ができて

いなかったようです。

これは強度の緊張によるもので、上の娘もやっ

たことがあるので、理解できます。

急いで指定の場所に駆けつけ、ドレスの準備を

しました。

やはり本人、心ここにあらずというか、どこか

浮き足立った雰囲気を思い切り漂わせていたの

ですが、ドレスを身に付け、メイクの仕上げを

する頃には、緊張はしながらも、少しずつ自分

を取り戻して行ったようでした。

　　　　　　　

去来する様々な思いと戦っているようです。

おめでとう会

12月5日が誕生日の上の娘と、卒業実技試験が

無事終わった下の娘と、2人のおめでとう会を

少し前になりますが、近場の肉バルで家族で開

きました。

4人のスケジュールが合った平日の夜、夫には定

時で速攻帰って来てもらい、少し早めの時間か

ら始めました。

上の娘は、Y先生のレッスンがまさかの午後10

時から入っていました。

他にもちょこちょこオーダーしたのですが、写

真撮り忘れ。

娘たちには、サプライズでおめでとうプレート

を。

ハッピーバースデーの音楽と共に、花火バチバ

チでやって来ました。

2人とも驚いてくれました！

上の娘はレッスンの時間に合わせて出かけて行

きましたが、早めに始めて十分ゆっくりできた

ので慌ただしくならずよかったです。

Y先生にはいつものように熱いレッスンをして頂

いて、娘は終電で帰って来ました。

Merry Christmas！

クリスマスイブの昨夜は、家族揃って家で食事

をしました。

平日の夜ごはんに4人揃うことはなかなかないの

ですが、我が家では大切したいイベントの時な

どなるべく予定を合わせるようにしています。

夕方まで、上の娘は某オーディション一次審査

用録画収録のためスタジオへ、下の娘は友達と

遊びに出かけていました。

午前中、連絡なしに突然私の父が訪ねて来て、

ケーキを差し出すと、すぐに帰って行きまし

た。

まるでサンタさんのようです。

まさにこれから近所のケーキ屋さんに当日数量

限定のクリスマスケーキを買いに行こうと思っ

ていたところだったので、買いに行く前で良

かったです。

今年はチキンではなく、スペアリブをオーブン2

段使ってたっぷり焼きました。

バゲットは、オープンしたばかりの渋谷スクラ

ンブルスクエアに入っている「ティエリー・マ

ルクス・ラ・ブーランジェリー」のもの。

上の娘に買って来てもらいました。

本物のバゲット・トラディショナルでした！

美味しかった！

サンタ帽とトナカイサングラスを付けた下の娘

卒業実技試験

先日、下の娘の卒業実技試験が無事終わりまし

た。

これからはピアノが中心の生活ではなくなるん

だなぁと思うと、寂しい気持ちでいっぱいにな

りますが、それ以上に、ピアノと葛藤し苦しん

で来た日々からようやく解放されるんだなぁと

いうホッとした気持ちが強くあります。

ここまで本当によく頑張りました。

この1ヶ月程、特に目前の数日間は、娘にとって

はもちろんのこと、私にとっても大変な日々で

した。

まるで受験生とその母親のような。

余程のことがない限り、落ちることのない卒業

のための試験だというのに。

私の中では、大過なく終わってくれればそれで

十分、というのが正直な思いでしたが、本人に

してみれば、最後は自分自身が納得いく形で終

わりたい、簡単に言ってしまえば有終の美を飾

りたい、と思うのが当然でしょう。

でも、その思いが自身をとてもとても苦しめま

した。

そしてその苦しみが、一番近くにいる私にひし

ひしと伝わって来ました。

それは私たち母娘だけのことではなく、卒業実

技試験を前にした4年生であれば、専攻楽器が何

であれ、形や程度は違ったとしても全員が苦し

み、またその親御さんも同様だったでしょう。

当日は雲一つなく晴れ渡りました。

卒業実技試験の会場は、今年度開校したばかり

の中目黒校舎ホール。

今年度4年生が卒業実技試験会場として、初めて

利用することとなります。

卒業実技試験は12月初週から数週間に渡って行

われます。