16歳で親元を離れて寮に入った上の娘。
心配事はそれこそ数えればキリがないほどたくさんありました。
生活面はもちろんのこと、途中入学の学校に上手く馴染めるだろうか、
娘程度のヴァイオリンの実力で付いていけるのだろうか、
家族の繋がりが密だった海外駐在生活からいきなり一人暮らしとなって、
ホームシックにかかるのではないだろうか、
3人部屋での共同生活に耐えられるだろうか、などなど。
でも、それらはほとんど杞憂に終わりました。
最も心配だった寮での共同生活こそが、
娘にとって何よりの癒しの場であり、楽しい場であり、活力の場であったため、
結果的に、学校生活を含めてほぼ全てにおいてうまく回ったようなのです。
寮は2人部屋が基本なのですが、人数の関係で、娘たちのみ3人部屋でした。
でも、それがかえって良かったようで、
3人とも学年は違うし、楽器も違うのですが、とても気の合うルームメイト
となったのです。
カーテンで仕切られるベッドの中だけがわずかにプライバシーを守られる場所。
後は、どんなに疲れて帰って来ても、どんなに虫の居所が悪くても、
狭い部屋で3人で過ごさなければいけないわけで、
1年間、何事もなく穏やかに、むしろ楽しく癒されながら過ごせたというのは、
奇跡に近いことだと思います。
同部屋の2人のMちゃんには、心から感謝しています。
でも、実は、私にはこの2人の他にもう1人感謝している人がいるのです。
この話はほとんど誰にもしてこなかったのですが、
ちょっと書いてみようと思います。
ディズニーランドのお土産
ランキングに参加しています。
クリックしてくださると嬉しいです!