クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

モントリオール国際

2016-06-04 | 日記

モントリオール国際音楽コンクールで、辻彩奈さんが優勝しましたね。

18歳での快挙です。

娘が見せてくれた結果発表直後の写真には、

5つのメダルを首から下げて、嬉しそうな照れくさそうな表情をしている辻さんが写っていました。

なんで5つもメダル?と思ったら、なんと5つもの特別賞を受賞したのですね。

クォーターファイナルでも、セミファイナルでも、そしてファイナルでも、

審査員から最高評価を得ていたそうですから、圧倒的な完全優勝だったのですね。

彼女の演奏は、彼女が高校1年生の頃から折に触れて聴き続けていますが、

本当に素晴らしいです。

初めてその演奏を聴いた時は、舞台上での堂々とした立ち居振る舞いにまず驚きました。

なんだかもうそれだけで、これからすごい音楽を聴かせてくれそうな期待を抱かせてしまう。

当時から彼女の演奏には強い意志を感じたし、自分の音楽に何の迷いもない潔さがありました。

張りのある音で力強く弾くタイプで、少し情緒に欠けるかな、などと勝手に思ったりもしましたが、

今はもうとんでもないですね。

バッハの無伴奏パルティータ第1番の音色の艶やかなこと!

夫は、付点の間の取り方が素晴らしい!と言っていました。

シベリウスのコンチェルトは圧巻でした。

あの集中力、怖いくらいです。

2年ほど前の、マキシム・ベンゲーロフのマスタークラスでもこの曲を持って来ていて、

その時は、弾くときの姿勢が悪かったので、首を痛めるから何とかしなければいけない

と注意されていました。

今はもうすっかり治っています。 

その後、ソウル国際、ハノーファー国際でも、ファイナルで演奏して来ました。

もはや得意な曲ということなのでしょうか。

そして今回のモントリオール国際でも、シベリウスを弾き、見事優勝!

おめでとうございます!

ダイナミックでスケールの大きなソリストになって行くのでしょうね。



「nana's green tea」でお昼ごはん。

       

やっぱり抹茶オレが濃厚で美味しい。



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