月のたび

日々の日記

休日の山登りで考えたこと

2014-03-21 21:08:15 | しみじみ(滋)
今夜もブログは二部制。今日は春分の日で、山登りしてきました。昨日は一日中雨なのに、それを感じさせないほどの快晴。気分はとってもさわやかで、水仙や野山の草花が自由に咲き始めた道をのんびりと行きました。途中でおじさんと出会い、いい方で道を詳しく教えてもらいながら、30分ほどついてきてくれました。わざわざ、ご苦労な事です。こんな私の為に。

今思えば、もっと話を聞いてみれば良かったのですけど、その方は、定年後の暇つぶしに暇でしょうがなくなって、その山へ毎日来ているような印象を受けた。だから、わざわざ話しながらついて来てくれたんだよ。

それから、山の頂上が広場で、周りに茂っている木のおかげで強風を凌げる。そうして少し休んで、体力の回復を待って、更なる山道へ。こんどは舗装道路でなく、杉やひのきの間をそのまま通る道。そこから時折見える下界の見晴らしや遠くの山々を一人仰ぎ見ては、日当たりの良い開けた所で一休みする。そういうのが、なぜかすごく落ち着く。

このごろは、ウォーキングやサイクリングが人気で、平日でもハイキング姿の旅行者たちや自転車が古民家や昔の街道筋を通り過ぎることが、多くなった。一昔前と比べて、街の風景そのものはそんなに変わっちゃいないのに、「珍しいものが見たい」かのように、ほんのささいなこととか、その地域の独自に行われてるけど、今までは取るに足りなかったことまで、写真に収めたり、立ち止まったり、というようなのが増えた気がする。

話は変わるけど、今日だって、登山の前に、コンビニで水と食料買ったときに、居合わせたお客さんとちょっと肩がぶつかってしまい、それだけなのに、相手が「すみません」とちゃんと言ってくれる。そういえば、これまでそんなこと、あまり無かった。ぶつかっても黙って行ってしまう人多かったのに、こういう所で私たちの社会の人たちが持っている意識が少しずつ変わって来ている。

だから、とても親切な暇人そうなおじさんとか、ちょっとした珍しい変わったものでも見逃さずに立ち止まってみる観光客とか、知らない相手にも気遣いがある普通の人とか、社会の中の人の生活感覚ってのがだんだん変化しているわけで、それがどこへと向かっているのか、わからないけど、私としては、そういう空気読んで適度に生きてかなきゃね。

あと、他に山登りするには女子はトイレが無いので不向きだなと思った。

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