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国民を守る側が貪る日本の政治『財務省の「ワル」』

2021-12-31 07:47:44 | 経営・リーダーシップに必要な事
赤字国債は現政権、政治家にとって「宝の泉」的価値を持ち、借金は全て次世代に回され続ける現状。次世代への借金は膨大となり更に介護保険、社会保険、その他諸々の税金負担は多くの「破産」者を産むに違いない。そうならない為にも政治家の「独裁」から「政治家を審査する組織」も国民にとっては不可欠だと思う。森本事件の改竄等、政治家に有利で、特別優遇、特権は許される物ではない
『財務省の「ワル」』岸宣仁
「概要」霞が関のトップエリートが集う財務省。そこでは「ワル」と言えば、いわゆる「悪人」ではなく、「やり手」という一種の尊称になる。しかし、事務次官のセクハラ、国税庁長官の公文書改ざんなどで、〝省庁の中の省庁〟に巣食うワル文化はもはや崩壊待ったなしだ。
求められてきた「勉強もできるが、遊びも人並み以上にできる」タイプとは?
出世の条件とは?――当代一の財務省通が「ワル」たちの内幕を明かす。
ー国家公務員試験申込状況の変化
    1996年45,254人
    2019年17,295人
    2021年14,310人
ー財務省キャリア官僚との採用と退職者
    1989年 24人・1人
    2000年 16人・4人
    2008年 16人・1人
    (1997年は19人・9人=採用は未だ9割が東大法学部出身)
内閣人事局
    安倍首相の時代に新設(分離)された人事権は官邸が任命することになる
    (局長級200人、審議官600人へと3倍に拡大=忖度と猟官)
    政治主導型の官僚トップが任命され、官邸・首相の息のかかった者だけとなる
    官僚の知恵やアイデアを吸い上げるルートが狭まり、政策等官邸の停滞状態を招く
    頭脳より「運と愛嬌」が出世の近道になる+官邸の言いなりになる「狡賢いワル」
    財務官僚の口癖「蟻の一穴」「背に腹は代えられない」
財政再建
    56年前に国債を発行したことで借金大国になり今や1200兆円と膨らむ
    (1965年の2590億円の初回から10年後には発行額が2兆2900億円になる
        合計5兆4800億円となり国債依存率が26.3%(4分の1)を占めた)
日銀総裁への批判
    安倍首相が任命した無能な黒田総裁(物価上昇を2%を2年で実現と強硬発言)
    2013年就任以降8年経った現在でも実現されていないどころかデフレ状態のまま
    アベノミクスと謳われた失敗策を未だ引きずったまま
英国サッチャーの行動
    行政組織の縮小(民間委託+公務員削減)1979年75万人が49万人に減る
    官庁の統合、合理化、人事権の見直し(360度評価の導入)
    (360度評価:上司・部下・一般からの意見・評価を重視)
    「いらない」「不要な人材」を削除、編成し直したことで貢献
        電子ファイルシステムの構築
        建物の有効利用(諸官庁統合)
        360度人事評価(働かない人材を削減・効率化・女性採用)
今後の日本・省庁
    トップは常に問題を解くことではなく、問題を作ること(部下は解決策を練る)
    人材育成・文系から理系へとシフト(IT等への理解+仕事の効率化)



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