@「江戸幕末を切り絵図で歩く」、江戸地図から歴史を紐解き、そこを歩く、その様を想像すると何とも言えない歴史の凄さが浮かんでくる。それは今までに読んだ歴史書、小説などで記述された背景などを元に現代に残ったものの背景と照らし合わせ空想するからなのか。この書の中の桜田門の変、彰義隊、赤穂浪士の生き様を視るべく点々と歩く。その歴史的背景を描写している(一部現代の写真)は、今からわずか150〜100年前に生きた武士・志士・浪士の歴史の痕跡・建物跡・墓等である。闘志を燃やし、若くして意志を貫いた剣士、夢半ばで暗殺、殺戮、病死などで亡くなった志士、今ではその想像を絶する出来事を貫いた若き獅子たちが居たことを知る、痕跡を見ることはとても重要だと感じた。特に神社仏閣、墓にはまだまだ多くの歴史が眠っているのではないだろうか、それは歴史の裏舞台で活躍した人々が登場していないからだ。特に幕末から明治の歴史の多くが抹消されるかのように学校の教科書にもないからである。そろそろ真実の幕末・明治初期が「暴露」されてもいいのではないだろうか。 歴史は当時の権力者でどうにでもなる、だから今からでも真実が知りたい。 著者が歩いた写真も添付(日本橋・椙森神社・西郷隆盛宅跡)
『江戸幕末を切り絵図で歩く』著者 伊東成郎
- 「江戸幕末を切り絵図で歩く」
- 坂本龍馬が歩いた江戸城下=日本橋・京橋・築地
- 坂本龍馬の父八平からの3か条
- 忠孝を忘れず、修行第一
- 諸道具に心移り銀銭を費やさぬこと
- 色情けに移り国家の大事を忘れない事
- 常盤橋・千葉道場・鎧橋・椙森神社
- 桜田門外の変をたどる=桜田・丸の内
- 浪士18名愛宕神社に集結
- 有村次左衛門(薩摩)井伊の首級・三上藩上屋敷
- 広岡は江戸城大手前にて自刃
- 幕末の剣術と町道場断章=小川町・番町・市ヶ谷
- 人斬り半次郎(桐野利秋)・幕臣小栗上野介(小川町)
- 新選組が修行した講武所・近藤勇の試衛館
- 番所調書跡(九段下)・川路聖謨の住居跡
- 大村益次郎(靖国神社)
- 桂小五郎(木戸孝允)塾頭の練兵館
- 彰義隊戦記=下谷・上野
- 東本願寺(浅草)で発足、・本法寺
- 激戦地(黒門)・彰義隊墓(上野)
- 寛永寺(上野戦争記)
- 下町に新選組の足跡を追って=亀戸・両国・本所深川
- 土方歳三(逆井橋・亀戸浅間神社)
- 松尾芭蕉(摘茶庵跡)
- 米沢藩の江戸=桜田・麻布・白金
- 直江兼続邸(警視庁)
- 潮風に後をゆく=品川(東海道)
- 土方才蔵が食事をした釜屋(品川)
- 山内容堂の墓(鮫洲駅前)
- 龍馬伝(立会川駅)・鮫洲神社・鈴ヶ森刑場
- 新選組2剣士の幕末と明治=小石川・本郷
- 忠臣蔵・泉岳寺引き上げの道=両国・築地・高輪
- 忠臣蔵・浪士たちの終焉=高輪・六本木・虎ノ門
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