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「見えない」存在を意識する『透明人間』⭐️5

2020-04-10 07:52:52 | 映画から見える世の中の動き
@「透明人間」は昔からある定番映画だ。 これはストーリーが非常に面白くスリル感も十分味わえる。昔の透明人間はほぼ「薬」だが、これは、特殊なバイオーメカ・ボディースーツで透明となる。結末は逆転の発想から意外な展開になる。人は他人を恐怖に陥れようと試みるが、実は自分が一番恐怖に怯えていることを知らない。だから逆襲は信じることができない。「まさか自分に来るとは」と心理的余裕が無くなり、「知らないこと」「予期しないこと」は恐怖を一気に煽る紙一重になり得るのだ。

『透明人間』Invisible Man ⭐️5
裕福で才能のある科学者夫コーエン(オリバー・ジャクソン)から虐待的暴力を受けていたセシリア・カス(エリザベス・モス)は、ある夜必死に逃げ出し幼なじみに保護してもらう。すると後日夫が自殺したと連絡があり、セシリアに莫大な財産の大部分を残したと分かる。数日後、部屋で不気味な出来事が何度も起こりセシリアは彼の死を疑い始める。周りの友人等に話をするが誰一人信用してもらえず、ある日妹エミリー(ハリエット・ダイヤー)とレストランで話をしていると突然セシリアがナイフで妹を殺傷する事件を起こす。誰も見ることができない誰かに狩られていることを必死に証明しようとすることで精神病院に運ばれてしまう。やがて一連の不気味な偶然を「透明人間」となった夫と悟り行動を取る。実は夫は生きており、更にコーエンの弟(代理弁護士)とも絡み殺人鬼と化し恐怖を煽る。


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