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マスメディアの真の力を蘇らせる『スポットライト』⭐️5

2020-11-14 08:17:00 | 映画から見える世の中の動き
マスメディアの力(悪を裁く)はまさにここにある。誰もが手を下せない、反抗できない組織に対して物申す事で「悪」を暴く。最近の「真実の追求」的パワーがないメディアとは雲底の差を感じる。メディアとしての役割は何か、何を人々を恐れさせるのか、人々はどんな「真実」を知りたがっているのか。 日本のメディアも権力のある組織(政府組織であろうが)に対しても不正を暴き追求するパワーが欲しいところだ。これは真実に迫ったメディアとしてのノンフィクション映画だ。
『スポットライト 世紀のスクープ』
暗闇の聖域「カトリック教会事実」をボストングローブが暴露する。それは児童の性的虐待の事実を記者たちが徹底的に取材、記事にした。宗教の枢機卿の権力とその範囲は政府にも及ばない組織が公的文章をももみ消せる。多くの枢機卿等は如何に事を隠し、何故関係者の誰もが何も言わなかったのか。世の中のタブーに斬り込む意気込みは記者ならではの行動力と勇気だ。2002年、最初の記事掲載後の反響は主に被害者から漸く「被害の声」を出し始め千人以上を超え、249人の神父が告発された。これは北米ほぼ全州にまたがるスクープとなった


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