@「成功を継続させるには現状の考えを一旦捨て、常に新しい考え方で挑戦する事」とあるこの書の「アンラーン戦略」(脱学習+再学習+ブレイクスルー)。基本的には「成功と事業継続をするコツ」は昔から同じであり「アンラーン」と言う新たなキーワードであることだ。常に今の成功は頂点であり、下降曲線に入る前に見直し「反省・修正・改善」を怠ることなく実行すると言うこと。
『アンラーン戦略』バリー・オライリー
「概要」本書はアンラーンの威力から始まり、必要性、心構えや方法論、構造について、馴染みのある組織や個人の事例とともに丁寧に説明してモヤモヤを晴らしてくれる。アンラーンは、3つの行動からなるサイクルを持続的に回すことで、組織は停滞することなく進化できるとする。本書は、その戦略を体系的に記した初めての本だ。
□『アンラーンサイクル』
脱学習(質問・疑問)+再学習(捨てる・見直し・反省・提案)+ブレークスルー(行動)
3つのステップ:Unlearn+Relearn+Breakthrough
脱学習(Unlearn):同じことの繰り返しをしない・いつも最適化をみつける
再学習(Relearn):新しいデータや情報、視点を受け入れる、インプットする事
ブレークスルー: 行動や見方を改め考え方を変え、勇気を持って新たな行動を起こす事
対処:最初の問いかけ(疑問・課題・質問)が重要=弱点を認める姿勢が重要
大きく考え、小さく始める(古いモデルからの脱却+マインドセット)
「行動」変化、「視点」インパクト、「マインドセット」影響
内省しフィードフォワード=脱学習(規制・制限)から新たな行動に出ること
(同じ方法で将来も成功を続けることはありえない:「急がば回れ」「負けるが勝ち」
「ただより高いものはない」「成功の罠」「可愛い子には旅をさせよ」
□成功パラドックス
「ある思考や行動が、一旦は成功をもたらす。だが、同じ方法が将来も成功をもたらし続けることはほぼありえない。 その解決する鍵は、その兆候を認識し、手遅れになる前に、過去にとらわれず、修正し、適応する必要がある」(止める事、捨てる事)
「古代ローマ人が繁栄を遂げた理由は過去の戦いで成功した方法にこだわる事なく、より優れた先方があれば直ぐに採用したことにある」
「どんな間抜けでも、短期間なら利益を上げられる。ひたすらコストを絞り、これ以上絞れないところまでやること。だが5年後には会社は無くなる」(ジャック・ウエルチ)
「組織の最優先事項が何であるか全員がしっかり理解すること」(ネットフリックス)
「組織のインセンティブは仲間意識、同僚から得られるモチべーション」
「なぜ人が新しい考えを怖がるのか、古い考え方の方がよほど恐ろしい」(ジョン・ケージ)
「学問を修めるには日々知識を増やさなければならない。道を修めるには、日々研ぎ落とさなければならない」老子
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