@観光立国。 この言葉は松下幸之助氏が1954年に発表している。内容は、工業社会が進んだ先の世界には必ず貿易の不均衡が発生すると予言、その後に国益を支えるのは観光事業だと。それはまさに高度成長期以降円高になり、日本からの輸出産業は衰退、生産拠点をアジアへシフトするのは当たり前の世の中になった、いわゆる「産業の空洞化」。 それをいち早く察知、予言したのがこの時代の松下幸之助氏だったのは驚きで、その当時 『日本は最も四季の綺麗な土地柄、遠くて美しい景観の美、「エキゾチックな夢の国」を見ることができる。』と予言。 また「この時すでに観光省をつくり副総理に次ぐ大臣のポストも提言。また、観光大学、サービス学を設け教育させることが必要だ」とも言っている。 さらにその当時、政府が予算をつければ「民間から積極的にこれに協力して儲かり、儲けた利益を他の産業に投資すれば日本全体の活動が活発になる」と予言、工業立国の面からも二重の利益が上げられると予測しており、「観光立国によって生み出される最大の利益は日本が平和の国になること」人間は誰も美を愛し、文化を愛するようにできている。 アメリカは奈良、京都を爆破しなかったのはそのためで、ドイツも同じパリを攻撃しなかったことはご存知の通りである。
今その時代に漸く政府、地方関係者が目を向け、「観光立国」として心配りできるようになったことは素晴らしいことだと思います。が日本の観光産業はまだまだお隣の韓国と比べても国の予算、人材等、観光に対する国力に大きな差がありもっと重要課題(国益を担うくらいのレベル)として取り組む必要性があると心底思う。
これからの「観光」がどうあるべきか、世界観からもその現状とトレンドは下記のようなものに集約される。 さらに「創造性」もった人材の育成と教育が必要だ。
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