@純粋で真面目な青年は、逃亡先の何処でも快く向かい入れら、知り合った女性と結婚話をするまでに発展する。人生で人を恨むことなく生きてきた人間は幸運が付き纏うのか、逃亡先での予感が鋭いのか危機一髪の脱出劇は見どころだ。
人の運は面白い。それは「幸運」なのか「悪運」なのかは思う物差し次第だが、「最悪」と思うことが「もう運は上がるしかない」に繋がり、いい人生になるかもしれない。
『逃げる男』シドニー・シェルダン
ーたまたま死体遺棄の現場で殺人容疑者を見たばっかりに、独身で、真面目な美青年、ジョンは証人から逆に殺される前に逃げること「逃亡者」となる。
ーそれは、殺人容疑者、NYマフィアの超大ボスラベッロの裁判で、陪審員の数人を事故と見せかけ殺害し、陪審員に恐怖を与え「無罪」を勝ち取ったことで、証言者のジョンを捕え口封じに動き始めたからだ。
ージョンはFBIの証人保護プログラムを受け逃亡するがたちまちマフィアに追い詰められ数回に及ぶ捕物に対しどれも危機一髪で逃れる。発見される理由は女が原因だと悟る、それは逃亡するその先々で美女との出会いがあり、デートなど外出するとたちまちマフィアに見つかり再び逃亡生活をするという繰り返しになったからだ。
ーNYでは他のNYマフィアからラベッロは一人の若造すら逃げられるのは統制力が劣っており交代することだと罵られ、必死にジョンを追い回す。
ージョンの逃亡が再び命を救うのか、他のマフィアが交代劇に導くのか・・・
ージョンの仕事は「セールス」でその才能が逃亡先でも活かされる「宝石店」「車販売」「ペットショップ」「サーカス」「船員」と・・・
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