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「偽」ならぬ「義」が必須『名将の品格』

2024-05-11 07:41:18 | 歴史から学ぶ
名将の品格:上杉家の「義(仁愛)」、「天地人」=私利私欲ではなく「義」を重んじた(裏切らず、謀略を使わず、非道をせず)上杉謙信・直江兼続の「義と経済の両立」は現代に必須の心構え現代、政治家の公約は嘘ばかりで政策も裏を返せば「偽」が蔓延る。正に自己主義的で世の中において最も必要な道徳心「義」が欠けている。また、人を思う心「仁愛」の欠片もない「罪ある」政治家が知らぬ顔して大手を振っている姿は異様だ。日本人の心である「思いやり」など品格が削がれた社会は末恐ろしく見える。
『名将の品格』火坂雅志
「概要」戦国乱世は、人々が利によって動いた時代である。そんななか義という思想を唱えた上杉謙信、その一番弟子が直江兼続である。謙信から受け継いだ義の心を、しなやかに発展させた兼続は、やがて仁愛の境地に達する。NHK大河ドラマ「天地人」の原作者が上杉家にみる義と愛の精神を語る。
時代の名将とは越後の上杉謙信、名丞相の直江兼続「品格=義」を重んじた武将
    「天地人」=私利私欲ではなく「義」を重んじた(裏切らず、謀略を使わず、非道をせず)
    上杉謙信の「義と経済の両立」で日本一、裕福な国だった越後(米、青苧、金山)
    「身の丈の幸せ」を領民と分かち合い「領土的野心」を主としなかった
    上杉家の家風(正義を重んじる)を受け継ぎ兼続が采配、会津での戦いに挑む
    「直江状」にて反抗、家康12万に対し会津征伐となるが石田三成の挙兵で中断
    関ヶ原以降も上杉家は小国ながら「義」を通し家康に抵抗していた
        家康の言葉「上杉のような家を潰してはならぬ」(義の家として上杉家は存続)
    困難から逃げないことが「上杉家の義」の道であり侍の道と貫く
    米沢藩の兼続は「義と経済の両立」を実現30万石を50万石にまで努力した
    幕府に対しても「抑止力」として武器製造等を米沢城下で果敢に進めた「武技恭順」
    米沢藩はその上杉鷹山などを輩出、藩校には兼続の5万冊に蔵書「興譲館」も設立
    「武士道」の先駆けとなる(新渡戸稲造)
ー織田信長・参謀沢彦宗恩(京都の禅僧)「岐阜」「天下布武」を命名・平出政秀
「七徳の武」暴力を禁ず、兵を収め、大を保つ、功を定め、民を安じ、民衆を和らげ、財を豊かに
    徳川家康・太原雪斎・金地院崇伝  、武田信玄・恵林寺快川紹喜 、織田信長の3度の大泣き:尾張の木村城で多くの部下を死なせた時・平出政秀死去・最愛の側室吉乃死去
「政治家の公約は嘘ばかり、企業の無責任体質、年金も医療も金融も福祉も破綻寸前」
世の中「偽」がはびこる時代に「義」が必要となる