せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

保育園の音環境

2013年08月13日 | a02監理_神奈川県S保育園新築工事

今日は、保育園の吸音材設置テストのことを法人さんを伺って許可頂いた。

これから、吸音パネルの試作と、実験が始まる。

お忙しい中時間を作って下さった保育園の先生方には感謝!

また、園の給食もお昼に頂き、ごちそうさまでした。

午後には、研究者の明治大学のU先生のサテライトオフィスに伺って、研究メンバーと合流し、具体的な作り方と、面積計算、吊るし方などの検討を行う。

一つ、夏の宿題が進んで嬉しい、笑。

保育園の音環境の指針は特に日本の建築の法的な基準は存在しない。

実際には園児の声で、保育士さんは非常に過酷な状況(工場内の騒音に等しい園もあるとか)にある。

ということを、私は母校熊本大学のK先生の講演で数年前に聴いた。

先生は、音環境改善に取り組む第一人者。

私は、その話しを伺ってから、ずっと気になり、設計した保育園の環境を少しでも良く出来ればとの想いから、先生の研究室を訪問。

実際に残響時間を測定し、数値の高い室を改善することに。

新しい取り組みにワクワクです。

K先生お勧めのポリウールという材を使ってメッシュ布でくるみ、そこにこども達に絵を描いてもらったらな、というのが私のアイデァ。

天井吊りなので、ホコリが溜まったら洗濯が出来ると良いな。というメンテの感覚と、どうせなら楽しくしたいというもの。

そして気になる費用ですが、今回は先生方が研究費をゲットされたタイミングだったので、試作品はつくって頂けることに!ラッキーです。

この流れで、良いものが出来、良い環境になり、研究成果もあがれば最高です。

これから、研究室の学生さんには協力な戦力になって頂きます。こちらも心強いです。

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