せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

新しいもので、気分一新。黒から白へ、シルバーを経て、手帳の色をチェンジ!

2019年01月15日 | ワークライフハッピー

↑先週訪れた相模湖の湖面が美しく、春先にも再度訪れたいと思いました。

三連休、皆様 いかがお過ごしだったでしょうか。
成人式を迎えられた方には、おめでとうございます!

祝日だったため、月曜アップ予定のブログを本日更新します。

私の方は、日中は、進行中のプロジェクトの打合わせや
働く女性としてのブレスト会議参加、

夕方から夜は、家族とのお祝いイベント、
そして、合間に美術館巡りと、
ワークライフハッピーに過ごすことができました。

手帳による時間管理ができているおかげですね!

今日は、これまで社会人として私自身が使ってきた手帳の
色にまつわる話を綴ります。

色には、秘密がある」と、言われたら
ちょっと、ドキッとしますね。

これは、私が、若かりし頃、色のことを勉強していて、
出会った本のタイトル「色の秘密」野村順一著(1990年出版)で、
知ったことです。

色には、潜在的なものがある』ということが書いてあり
空間やインテリアの色の選び方の基本を身につけようと購入した
私の色の入門書です。

昨今は、ラッキーカラーなど、
パーソナルなカラーの話題も盛んですね。

今日は、書籍「色の秘密」に書かれていることと
自分の色選びとを照らし合わせて、
人生の中でチョイスしてきた色の意味について考えてみました。

まずはじめに、
建築のものづくりの仕事は、
色とは、切っても切れないご縁です。

空間に配置する色のバランス、チョイスする家具やカーテン、
内装の色。

そして、仕事の立場やセンスを表す
持ち物の色に、着るモノの色。

その昔!?
デザイナーの服は黒一色でした。
私もしかり。
イッセイミヤケやコムデギャルソンの影響が大でした。

男性は、黒のジャケットに、白のスタンドカラーのシャツ
という出立ちは、まるで建築家のユニフォームみたい。

男性社会になじむように、
私も「女子を売りにしているわけではない!」の自負もあり、
黒がベースでした。

好きなグレーや紺をたまに着るくらい。

それが、、、、子どもを産んでから一変しました。

黒ばかり着ている私を、我が子が
幼少の時、母なのに「男の人」だと思っていたからです。

トイレのマークにある、赤くてスカートを履いているのが女
黒くてズボンは男、と思っていたのでした。

これはいか〜ん!

それに、この「色の秘密」にもあるように、
「黒ばかりを着ると老ける」というのも、思い出し。

普段着は、やや派手めのカラーや明るめの色を
着るようになりました。

アグレッシブな革ジャンや革パンツも履いていたので
プライベートと仕事では、全然違う印象でした。

まだ、手帳は「黒」で、仕事とプライベートの2冊使いでした。

ワークライフバランスの実践には、
公私の切り分けが必要と考えていたからです。

その後、バーチカルタイプの手帳と出会い
時間の見える化を知り、
時間管理はとにかく「一元化が両立の肝!」と教わり

その当時のカラーバリエーションで、思い切って、
一番高価なラインの革クロコ型押しの「シルバー」をチョイスしました。

何でも10年使えるものを!の選択なので、ほぼ10年使いました。
色もずいぶん褪せてきました。


↑右が内側、元の色、左が外側今の色

この手帳の販売元では、カラーバリエーションが豊富なので
毎年カバーごと買い直す方も多いのですが、
私はもったいなくて。

それから、仕事もプライベートも分けず、
両方楽しむ、ハードな子育て期が始まり、
まさにシャインカラー、輝いた時代でした。

そして、なんと今年から「白」へ、カラーを移行します。

先月、iphoneカバーを選ぶときは、女性定員さんから、
「白は汚れが目立ちますよ」と
言われ、大丈夫ですか?というような顔をされました。

手帳レフィル購入先にもカバーの白はないので、独自に探しました。

文房具店で、白の手帳カバーを探しているといえば、
「えっ!?白ですか?」と驚かれ。

それでも、めげずに、決めました。「白」でいきます!



*実際手に取ってみると、白というよりは、サンドベージュ(砂色)に近い。
スマホカバーの白と比べるとよく分かります。

Webで革製品を扱うメーカーを辿って
たどり着いたのは、銀座伊東屋でした。

名刺入れもそういえば最初に伊東屋で購入したっけ。

海外のデザイナーが作った「ホワイトラインノート」も、
取り置きでお世話になって来ました。

やっぱり、文具は、こだわると、伊東屋ですね。
話がそれました。

色の話に戻ります。

革カバーは、栞も、ペン差しもついているのがGood!!
メーカーはAQDO、made in japan です。



「白」を選択した理由は
自分のこれからの生き方の決意の中で、人生折り返しだからこそ、
無垢で、ピュアで、何事にも向き合っていきたい
の気持ちを込めています。

私自身のビジネスセンスを磨くための
パーソナルカラーとして補うべき
カラーでもあります。

先の入門書を読み返してみれば、
「黒」は高貴な印象、威厳を示したい人が選ぶ色。
男性支配の国では女性が黒を着て個性を閉じ込める。とあり、

建築の男性ばかりの社会に出て、自分を大きく見せたいという気持ちを
投影しているようで、やはり、自分の「黒の時代」だったのだなと苦笑いです。

そして、「銀色(シルバー)」を好む人物像は、騎士のように人を助ける。
友人にすれば最高に信頼できる人物とあり、

家族やクライアントさんに尽くしてきたかなぁ。。。
どうだろうか、と振り返ってみました。

「白」は常に完全を目指し、
気高い理想を描いて努力するタイプだそうです。

いいではないですか!
これからは、それで行きましょう、笑。

この入門書は、建築とインテリアに活用しようと、空間のことは読んでいたものの
カラーの持つ人への詳しい内容までは、読み込んでおらず、

本を読んでから手帳の色を選んだのではなかったのですが、
こうして手帳の色選びと、照らし合わせてみると
なかなかに面白い共時性が見られました。

日本の和室の良さのや、木の色が日本の色であるといった
建築空間に関わる内容も、再度読み返してみると、
自分が日頃感じていることを上手に言葉にしてありました。

入門書を、読み返すって、大事ですね。
これも「白」と決めた効果!?

初心に返って、これからも学びつつ、
常に新鮮さを失わず、気持ち良く過ごすことを心がけます。

今年の建築のものづくりや、空間環境のことのキーワードに
『「潜在意識」を意識すること』を
一つのテーマにしようと目論んでいます。

木に関わってきて、いろいろ想うところがあります。
平成からの新年号に向けて、
エビデンスだけではなく、感覚や直観についても
ブログでもっと書いても良い時代になったのではと思います。

目論みのテーマはまた、改めて。

それでは、この新春、皆様も新しい何かを身につけられて
明るい気持ちになられることを願っています。

コメント
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