せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

鏡開きに思う、餅を飾る空間のある意味は。

2018年01月11日 | 季節感のある暮らし


鏡開きの今日、事務所の出入り口のしめ縄を外しました。

皆様の仕事場でも、新年の挨拶回りや新年会を終えて
お正月気分にさようならし、お仕事が、本格始動でしょうか。

家庭では、鏡餅の解体作業!?の日でもあります。

最近の鏡餅はプラスチックで出来ていて、
中に小餅が入っているものもあるようです。
綺麗だけど、味気ない感じも。

そこで、私はあえて、大きなものは飾りません。

いただいた丸餅を、神様が入って来られるよう
玄関先、台所や、仕事場や、要所要所に飾るのが好きです。


↑みかんの方が大きくて、笑っちゃいますね。

毎日、目にする場所に置くことによって
感謝の念が自然と湧いたり、
忘れていたことを思い出したり出来るからです。

このことは、日々の暮らしに欠かせません。

ちなみに、固くなったり、乾燥したりしたお餅は
割って、素揚げしてあられに。

美味しいですよ〜。
これは義理母に習いました。

残ったお餅をぜんざいやお汁粉にするものこの頃です。

本日は、季節感のある暮らしがもたらす幸せについて
鏡餅を飾る場所の意味から少し飛躍して、
住まいの中に飾る場所のある暮らしについて、綴ります。

幸福学では、幸福感が長続き続きするをための要素の一つに
「感謝の心が湧く」ことが挙げられるそうです。

参考ページ
https://www.recruit-ms.co.jp/research/2030/opinion/detail29.html

私が追求しているHAPPY LIFEを実現する空間とは?
の中に、『季節感を感じる暮らし』があります。

季節感を感じる=感謝の気持ちにつながっていくと考えていたので、
この4要素にも当てはまるなぁ。。。と思っている次第です。

私の考える、季節感を感じる暮らしは、

庭づくり、通風や日当たりだけのことではありません。

季節感を感じさせる装飾や演出ができる場所を、
住まいの中に散りばめるという手法です。

飾り棚だったり、ニッチ(隙間の棚)だったり、カウンターだったり。


↑干支にちなんだ小物をさりげなく置いて

それらをつくるねらいは、

1. 家の中で、美を感じる場所があること
=心も美しく、生活の心のゆとりを生み出す。

2. 花や緑や季節のグッズを飾ることで、
自然の中で生きている自分を思い出す
=自分とつながる、感謝の念が湧く。

3.飾るためには、片付けないとならない
=家が散らからず、整ってくる。

それらが、無意識につながって、、、
家にいる心地よさを感じたり、嬉しくなったり、
家族がリラックスできたりするのです。

趣味の部屋で自分の好きなものに囲まれる。。。
それも大事です。

家庭になった時は、家族みんなが気持ち良く過ごせるように、、、
仕掛ける。それは主婦の役割なのかもしれません。

もちろん、食器の片付け、洗濯物の片付け、掃除など
毎日の家事は家族の協力があってこそですけどね。

主婦で頑張っておられる奥様やフルタイムでのお母さんなど
週末だけでも、お花や、季節グッズを飾って欲しいですね。
自分ご褒美として。

それには、木の空間が一番合うと思います。
木のカウンターが一枚あると、

そこが、
自然・天・自分・につながって、、幸せにつながる磁場になる。

日々の生活で実感しながら、設計で提案しています。

今年は、もっと、もっと、面白くて、温かくて、それでいて
感謝の念が湧く、、、木の使い方に取り組んでいきます!

コメント
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