せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

くまもと型復興住宅プラン集が完成しました

2016年12月28日 | 熊本便り


↑図面は、グループ代表の橋詰設計室の橋詰さんの手描き

2016年12月26日は、くまもと型復興住宅
地域住宅生産者グループ代表者会議でした。

熊本県産木材_五木の葉がらし材を使う案で
出した私たちの仲間からは、5案が掲載されています。

柿本美樹枝の所属するグループは「木の住まいで暮らしを考える会」
詳しい内容は、当事務所のHPにpdfデータをアップしましたので、
下記からダウンロードしてください。

http://www.mk-ds.jp/news/2016/12/20161226.html

本物の木を使った1100万円(税別)の復興住宅です。
熊本の気候風土にあった、風通しの良い住まいです。

阪神大震災後に、多くの安価な新建材の住まいが建てられました。
そのことにより、シックハウス(化学物質過敏症)という言葉が生まれました。

被災して、さらに新居で健康被害に遭う。二重の苦しみを味わった方も
おられるのです。

熊本の皆さんがそうならないためにも、小さくても本物の木の住まいで、
より豊かな暮らしができる工夫を散りばめています。

どうか、広さや価格だけにとらわれないで空間や環境という視点で住まいを考えて欲しいです。

設計監理料も経費程度の破格の安さ!(笑)で込み込みの値段です。
住み手に寄り添った想いから、復興へ向けての地域への想いから
設計者は、五木源住宅復興支援チームの女性4人の建築士が対応します。

その他の案は、来年には、55案が掲載されたプラン集が、
仮設やみなし住宅に住んでいる方に熊本県を通じて配られます。

ぜひ、自立再建の参考になさってくださいね!



冊子には、被災者向けのローンの組み方、
資金の支援制度などもまとめられています。

発行部数は2万を予定と聞きましたが、
全戸には、行き渡らない可能性もあります。

お困りの方が周りにおられたら、
ぜひHPからお問い合わせ下さい。
詳しい資料をコピーで差し上げたいと思います。

もちろん、被災者向けとはいえ、
新築する方はどなたでも建てられます。

本物の木の住まいに関心がある方は、
ぜひお問い合わせくださいね。
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