工事が着工しました。
先週やり方、墨だしを終えて、今週は地下工事の矢板用の杭を打ちました。
矢板というのは、周りの地面が崩れないように、地下のコンクリート造の型枠の外側に差し入れるものです。
こうして周りの土を抑えたら、いよいよ地下部分の土を鋤き取って行きます。
今回の設計では、地下室が収納と、趣味室(シアタールームも兼ねる)になっています。
敷地の広さが限られており、また高さも高く建てられない地域のため、地下を利用し、広さを確保するという工夫をしています。
建て主の希望で、音楽を楽しめるように(大音量でもいいように)地下に趣味室を設けました。普段の家族の居場所はダイニングなので、第二のリビングとも言えるでしょうか。
地盤調査の結果、水位もさほど高くなく、ガラ(障害物)も出にくいとは考えられるのですが、地面を掘ると何が出てくるか分かりません。(現に今回は、昔の工事の廃材等も解体時に地面から出て来ています)
障害物が出ないように祈りつつ、何か出たら対処を考える心構えもしておくのも監理者の務めです。(埋設文化財地域等は特に要注意。今回は違いますが)