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努力で最も大切なことは質でも量でなく『方向』

2018年05月10日 | お仕事全般
著名人が若者に対して「もっと努力しろ」と苦言を呈する。
よく見る光景ですね。

それに対して言われた若者も
「時代が違う、昔と違って頑張りが報われる時代ではない」

なるほど、
世代間の論争というのは基本的に交わることはありませんが
少なくとも努力という論点に関していえば、時代という面は大きいと思います。

昭和初期とか戦後なんていうのは努力云々というより
必死にならなければ死ぬ時代を経てきたんでしょうから
そもそも努力とか頑張るという言葉の基礎から違います。

一方、現代では少なくとも頑張らなかったから死ぬということはほぼありません。
そうなると基準になっている努力の概念自体が『当然のもの』【特別なもの】と差が出てしまいます。

ですので
必死に頑張るという点でいえば、昔の人の方が必死に頑張ってた人数は多かったと思います。

それでは現代の若者は頑張ってないのかというと
結果が出てない人の割合として多いのは
1:頑張ってると思い込んでいる
2:頑張る方向を間違っている

この2つが多いように感じます。

まず頑張ってると思い込んでいる人は
そもそも頑張りの基準が低すぎるだけです。

もう1つの【方向を間違っている】人について
これもまた時代の流れというか、昔は選択肢が少なかったので頑張る方向を間違うという事がそれほどなかったんだと思います。

学校⇒就職の流れの中で国中が一丸になって一つの目標に向かっているのであれば
同じ方向に頑張れば同じような結果にはなっていたはずです。

しかし価値観が細分化された現代だと
「国力を上げるために頑張ろう」という人は少ないです。
そうなると個人的な成功への道筋というのは国益や世間の流れとリンクしていない場合には
周りに合わせて結果が出るということもありません。

つまり【自分で考えて選択しなければならない】ようになってきているという事です。

そこで新しい価値観での成功を求めているのに
過去のデータからだけで考えていれば、当然微妙にずれることも多いでしょうし、
自分でも分かってるのか分かってないのか、目的と手段が近くない人もよくいます。

仕事だったら細分化され過ぎているのでもう少しはっきり分かるもので例えてみれば
ダイエットしたい⇒結果
ダイエット情報を必死に集めて知識を高める⇒手段
これで痩せるかといえば、痩せませんよね?
ですがこのタイプの人は情報を集めることに労力を費やして運動や食事といった実際の行動には力を使ってないわけです。
1時間運動するのと1時間机に向かう。
どちらも【必死に頑張った】とは言えますが、目的に沿った頑張りはどちらでしょう?

もっと極論を言ってしまえば、東京から大阪に行こうと思って北に向かって進んだとします。
どんなに必死になっても、北極や南極にまで到達するくらい頑張ったとしても、
永遠に大阪には到着しません。

そしてもう一つ
ダイエットの例と重なりますが、
『比較的楽な方を必死にやることで頑張ってると思い込んでいる』というのもあります。
これは本質的には頑張りの基準が低いのと同じです。

貧困問題で奨学金がとか、
仕事が無いとか、正社員になれないとか
いろんな御高説が出てますが、
真剣に、正しい方向に向かって頑張っても結果が出ないなら、
それは残念ながら才能の限界です。

しかし世の中の99%以上の人には
正しい方向に正しい努力をすれば正しい結果が出る才能はあると思うのです。

若い人は
時代のせいにするのではなく本当に真剣に何かをやってみるのも良いと思いますし、
おっさん世代も若者は話聞かないなどと投げやりになるのではなく、弱体化しているのは事実なんですから年長者の経験での正しい道筋を示してあげるのも良いんではないでしょうかと
貧困論を聞くにつけ感じるのです。


運転免許取消処分の回避&軽減専門で25年の内村特殊法務事務所
代表:行政書士:内村世己
URL:http://www.seiki-office.jp/
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