内村特殊法務事務所、ただいま営業中

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モチベーション

2010年09月25日 | 格闘技とかスポーツとか
少し前に所属ジムに練習に行った。
グラップリングではトップクラスの連中とガチ練である。

そこで少し心境の変化があった。
『あった』という表現は正しくなくて、
確認したというほうがしっくりくるかもしれない。

何本目かのスパーリングの相手は
全日本柔術選手権の無差別級優勝経験もあるN野
ルールはもちろんブラジリアン柔術、ちなみに階級は同じだ

(組技系格闘技に明るくない方にはよくわからない表現だが)
基本的な展開は僕が上からプレッシャーをかけつつ攻めて
N野はそれをさばきなが切り返して、何度かポジションが入れ替わって
どっちもタップ(『参った』をさせること)は奪えないまま時間終了、

このN野、僕がアマ修斗の選手のころに入門してきた奴で
同い歳だったこともあって話すようになった間柄だ、
完全素人の入門だったので、いくつか基本的な技術も教えたことがある。

直接手を合わせるのも数年ぶり、
確かに強かったが、
自分の戦い方が今までとは違ってた、

フィジカルに任せて叩き潰す展開をしなかった。
相手の動きに合わせたり、テクニカルな場面も多々あった。

なにより、
N野が強くなったことを素直に喜んでる自分がいた。

柔道の強豪っぽい人もいた、とりあえず極めといた。

その時も一気に取りきれなかったときに
少し展開を変えて極めるとか、
なんだか『頭を使う』ような進め方だった。

自分でも少し違和感がある。

不遜な態度で上から目線で押し切るような
そう場面はほとんどなかった、

そして
差がが縮まったというか
ほとんどなくなった後輩の成長をちょっぴり嬉しく思うような、
格闘家としての内村世己はそういう人間ではない、

差が縮まったことを実感なんてしない、

文字だとうまく表現できないが
『殺してでも勝つ』みたいな感覚ではなくなってきている。

今の感覚では
自分でやりたい試合はできないと思う。

何が変わったといえば、
いろんなものは変わってきている。

だけど
芯が変わったのなら、
僕の見たい自分はそこにはいない。

『終わる』ための『始まり』という発想は僕にはない

どんな形であれ
『今までのピーク』を出せないなら
僕にとってそいつはアスリートを名乗るべきではない。

生涯スポーツとして格闘技に携わることは間違いないが
『自分のやりたい試合』を体現できなければ
応援してくれる方々にも申し訳ない。


・・・人のことを考えてる時点でキャラじゃないんだが(笑)


まぁそんなわけで
引退っぽい書き方だが明言はしない、

僕はいい加減な人間なので
やりたいときにやる、

やりたくなるかどうかは今のところ決まってない。

それだけだ。