内村特殊法務事務所、ただいま営業中

免許取消の回避&軽減、つまり免許停止にしたり処分無しにすることに関しては日本一を標榜しています。

タレント候補の出馬と副業禁止規定と精力分散防止義務

2010年05月16日 | 雑談
途方もなくざっくり言うと
副業禁止規定⇒メインの仕事以外やっちゃダメ
精力分散防止義務⇒その仕事に集中して取り組まないとダメ
というルールです。

さて参院選は半ば有名人の再就職先と化しているわけで、
法律上も衆議院に比べて立場は弱いし、
はっきり言えば存在価値なんて無きに等しいものですので
誰が出馬しようが当選しようが議席稼ぎだったり
問題から国民の目を逸らすパフォーマンス以上の価値はありません。
単なる時間と国費の浪費です。

僕としては価値無しというのが結論ですので、
個人的にそれ以上言及する気はありません。

なので世間一般で言われてる事に
ちょっぴり変だなと感じたことを論じてみようと思います。
タレント候補も華やかですが、柔道の金メダリストも出馬するそうで、
現役を続けながら議員もやるとか、
それに対して「片手間で政治活動をするな」というお怒りが華々しいようです。
そういう人たちの意見は「政治をなめてる」のだとか・・・
果たして真剣に政治に取り組んでる政治家がどれほどいるのでしょう?
議会で寝る政治家はいますが、試合の畳の上で寝る柔道家など聞いたことはありません。
政治無能力という人もいますが実質の運営は官僚が筋書きを立てるんですから
外務省に籍でも置いて各国要人との会談のお飾りにすれば
接待要員として脂ぎったおっさんよりはよほど高感度も上がるでしょう。
交渉事は鈴木宗○とか佐○優みたいなのに任せればいいと思います。

そこでちょっぴり検証してみました。
練習時間を1日6時間と仮定して
睡眠時間を8時間、合計14時間
起きて政治活動可能な時間は10時間です。
食事中でも移動中でもアスリートの集中力をもってすれば可能です。
1日10時間政治に使う政治家がどれほどいるでしょうか?
実際の活動は根回しとか選挙のこととか、あるいはゴマすりとか
かつては権力者に迎合するだけで大臣になったり、
総理大臣の応援ソング作ってたり、
TVで偉そうなこと言う割にはなんら具体的な活動をしない口だけ番長もいましたね、
こういう候補は選挙だとか根回しとかは党の担当がやるでしょうから、
さほど時間は割かれないと思います。

記者とのやりとりで「話す能力に欠ける」という人もいましたが
聞く側が「この人の話を聞きたい」と思わせられるなら、話す技術は不要です。
金メダリストとか有名人っていう肩書は『聞かせる才能』の一部分として
使えるに足るものだと思います。
ついでに『美人』っていうのも聞かせる才能の最たるものです。

というわけで、
仕事量として政治を考えた場合、
普通の政治化レベルの業務であれば兼業でも十分可能だと思います。

「お前に政治の何が分かる!」とのお叱りもあるでしょうけど
確かに僕自身は政治の内側にいたことはありませんが、
『人間がどのくらい働けるか』は知ってるつもりです。

誰が出馬したか
ではなく
誰を当選させたかによって民度が計られるのが民主政治の在り方であると思います。