平成21年11月、大牟田の三井三池炭鉱で使用された電機を公開する、との報を聞き、長駆1000キロ、再び暴走し大牟田へ。九州自動車道南関ICから新幹線新大牟田駅の横を通り、会場へ到着。
先ずは大型凸型電機、17番です(写真)。今でも同形の現役が居そうな感じの電機です。
続いては一回り小さな凸型電機、1番です(写真)。明治44年、ドイツのシーメンス製電機です。
続いて、カブトムシ形の電機、5番です(写真)。構内の作業に用いられたのでしょう。
最後は、凸型の5番です(写真)。先ほどのシーメンス製を模倣して三菱で製造された電機、大正4年製です。
明治末期から大正にかけてと言うと、日本初の電化が碓氷峠で行われた、正に電化草創期です。そんな時期の機関車が残っていることは、技術史上重要であると思われます。模倣とはいえ国産でも電機が製造できた、それは凄いことです。普段は屋根カバーを掛け保存しているとのことですが、今後も大切にして欲しいですね。
それでは、次回をお楽しみに。