Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

■教育/福祉/哲学/恋愛 千葉のラーメン×世界のラーメン VISUAL系×ロック ドイツ/オーストリア/スイス+日記■

■KEEL■白盤『楡と葡萄』■第一期メンバー終了 最高のバンドだ…

2018-08-10 20:35:28 | Visual-Kei/J-ROCK

最近、心から熱くなるバンドが出てこない。

かつて心を熱くしたバンドも多数復活しているけど、かつてのようにはならない。

かといって、音楽熱が冷めているわけでもない。

YouTubeというとんでもないプラットホームができて、日々新たな音楽に出会える。

でも、心が躍らない…。

「ヴィジュアル系シーン」は、一応僕の「専門」なので、嫌いにはならない。

一通り、話題になっているバンドの音は聴く。

けど、「おお!!」ってならない。

ただ、唯一、この数年で「おお!!」って思ったバンドがあった。

それが、KEEL というバンドだった。

この動画で、一気に僕のテンションが爆発した。

このアルバムの二曲目の「発火」という曲に、衝撃を受けた。

こういう緊張感のあるうねった曲、なかなか出せるバンドはいないぞ、と。

音に無駄な要素がなくて、ソリッドで、棘があって、でも、演奏に安定感があって…。

いったい、どんなメンバーなんだ!?と思って調べたら、納得、、、(;´・ω・)

メンバー全員が、かつてV系シーンで活躍したバンドの一員だった…、という。

特に、ドラムは、Laputa~C4のTomoiさん。

Laputa ですよ~♪

ギターは、deadman~the studsのaie氏。大祐の相方だったギタリスト。

ベースは、世界でも輝いたギルガメッシュの愁。

そして、ボーカルは、9GOATS BLACK OUTのあのryo。

(ryoは、現在、静かに人気を集めているDALLEのVo.でもあります)

そりゃ、凄いわけだ、、、(;´・ω・)

でも、かつてのキャリアが凄くても、必ずしもいいバンドになるというわけではない。

ただ、このバンドの場合、とんでもない「化学反応」を見せていたと思う。

特に、ryoとaieのコンビネーションは半端ないものだった。

裏声を駆使して、変化自在のボーカルワークに、

乾いていて、どこまでも抜ける音を奏でるaieのギターワーク。

この組み合わせは、かつてのZI:KILLのTUSKとKENを感じるほど。

そして、完全に安定のリズム隊。

3rd albumも凄かった。

そして、、、

いよいよこれから、、、という時に、まさかの「活動休止」。

第一期メンバーとして終わりを迎えることになった。

どのメンバーが抜けるのだろう??(寂しい、、、)

この一つの「ピリオド」のタイミングで、彼らの待望のファーストフルアルバムがリリースされた。

その一枚が、今回ご紹介する「白盤」。

このアルバムについての説明は、、、


KEELの Best New Album「楡と葡萄」(白盤・黒盤の2枚同時リリース)と下北沢GARDENにて現メンバーによる最終公演ワンマン「5th anniversary 『楡と葡萄』」が決定。
2015年の本格活動開始以降は、各メンバーのプロジェクトと並行しながら活動してきたKEEL。今回、 新曲・新録を含むベスト盤「 楡と葡萄」 の2枚同時リリースと 8月12日に下北沢GARDENで行うワンマン公演にて現メンバーでの 活動に一定の区切りをつける事となった。昨年はサポートメンバーでの活動もあったが、今後は一旦活動を停止しバンドに最適な形での活動を模索するようだ。
そして、今までの活動の集大成として8月8日にリリースされる2種のベスト盤は「楡と葡萄 白盤」「楡と葡萄 黒盤」と名付けられた、新曲・再録を含む各10曲を収録。今作はバンドにとって初のアルバム作品となる事は彼等のキャリアからすると驚きだ。

引用元はこちら


amazonの解説の引用であれだけど、コンパクトにまとまっていたので「引用」させて頂いた。

01-fanfale _ (新録)
02-正しい鳥 _ (新曲)
03-知りすぎた心臓 _ (新録)
04-虚構を思考する _ (新曲)
05-告白 _ (新録)
06-bring me reason _ (新録)
07-水辺の君に _ (ReMIX)
08-発火 _ (歌新録)
09-喘鳴 _ (ReMIX)
10-人型 _ (ReMIX)

新曲は、「正しい鳥」と「虚構を思考する」の二曲。

「正しい鳥」は、「これ、KEELか!?」と思うほど、キャッチ―でポップ。信じられない…

「虚構を思考する」は、ミドルテンポの広がりある壮大な曲。河村さんっぽい感じ!?

そして、新録曲が、5曲。

「fanfale」は、僕もとっても大好きな曲。より勢いが感じられた!

「知りすぎた心臓」は、3rd収録曲。ドラムの音が全然違う!より洗練された感じ!?

「告白」は、「R'lyeh」のラスト曲。音が確実に良くなってる!スピードソング♪

「bring me reason」は、会場限定盤なので、僕も聴くのは初。

「発火」は、ボーカルだけ取り直し。エフェクトがかかってないから、聴きやすい!

(やっぱり、「発火」はとんでもない名曲だと思います!!)

個人的に、「喘鳴」がジーンと来ました。DIR並みに歌が大変そう…(苦笑)


というわけで!!

二枚同時リリースアルバムの一枚目、「白盤」のレポでした。

続けて、「黒盤」についても、語りたいと思います。

黒盤も、白盤とはまた違った意味で、凄かった!!

Comment

DIR EN GREY@新木場スタジオコースト 「真世界」の真実…

2018-07-01 09:58:32 | Visual-Kei/J-ROCK



先ほど、新木場スタジオコーストで行われたDIR EN GREYのライブが終わりました!

久々のライブで、楽しかったです。DIR EN GREYのライブは相変わらずファナティックで、幻想的で、狂気的で、迫力満点でした。

今回、驚いたのは、ステージ上のスクリーンに映し出された映像でした。

今回のライブは、「真世界」というタイトルが付けられていました。流される映像は、さまざまな真実の世界のリアルな映像でした。グロいものから、美しいものまで…

DIR EN GREYのファンはこの映像をどう見たんだろう?

太平洋戦争のあのリアル過ぎる映像をどう見たのだろう?

DIR EN GREYの退廃的で耽美な楽曲と映像が重なることで、リアルな経験以上のリアリティーが感じられるな、と思いました。

懐かしい曲から最新の曲まで、バリエーション豊かなラインナップで、あっという間の二時間でした。

セットリストは…

一曲目は、最新シングルの「人間を被る」。

J-ポップや弱々しいロックに物足りないと感じる人は一度聴いてみてもらいたいです。

全く違った「音楽の顔」が、あります。

やっぱり、京は凄いボーカリストだ。孤高のボーカリスト。曲が終わり、音が消えるその瞬間まで、緊張感をもたせていて、照明が消えた瞬間に、ファンの悲鳴じみた叫び声がこだまする。それと同時に、京も倒れこむ。

DIR EN GREYのライブをアートと呼んでいいか分からないけど、僕は美術館の中にいるような気分だった。少なくとも、この会場には、最もアートのもつ強烈な力が満ちていた。最も強烈な負の力が…

ライブの最後には、メンバーみんながフロアのファンたちにペットボトルの水をぶちまけていた。京は、ペットボトルの水を口にふくみ、ファンに吹きかけていた。こういうのもまた、ダークなバンドには本当によく合いますね。



コーストの会場を出ると、チラシが配られました。

2018.9.26
New Album
The Insulated World

いやー、楽しみですねー。

PS

今回のライブは、「演奏」×「映像」×「照明」を通して、「真実の世界とは何か」を問いかけているように思いました。ファンの人たちがどうこのライブを経験したのかは分かりませんが、DIR EN GREYが「人間の真実」を描こうとしているのが伝わってきました。

一番、僕が気になったのは、あのかつての大戦の映像をファンがどう感じたのか。

DIR EN GREYのメンバーは僕と同じ世代。戦争に対する嫌悪や戦争を美化する思想に対しては、まだ抵抗をもっている世代だと思います。彼らがどう意図して、ああいう映像を流したのかは分かりませんが、少なくとも、DIRのファンたちの中で、「戦争への嫌悪」が共有されればいいなぁ、と思いました。

一方で、ゆずやRADWIMPSが、愛国的な歌を歌い、話題になりました。いわゆるメジャーな世界で活躍するポピュラーミュージックのトップクラスのアーチストが、イノセントに国や国家や領土を想う(僕ら退廃的な人間からすると「キレイゴト」にしか聞こえないような)考えを歌詞にする時代です。

今回のライブを経験して、そういうイノセントなポップミュージックの「対極」を見た気がしました。

京は、ライブの後半で、「生きてんのか?」「生きてんだろ?」と叫んでいました。「生きている」ということ、「生きられている」ということ、それ以上の価値はないんです。戦争は、その生を奪う営みです。国や国家は、他国とのコンフリクトから、その国で生きる人々を戦地へと強制的に送り込み、殺戮を強制します。そういう力があるんです。

世俗的なポピュラーミュージックと全く対極に存在するDIR EN GREYの「真世界」。

色々と考えさせられました。

Comment

■METALIC■NIGHT SIGNAL■J-Nの藤崎賢一×SFのSEISHIROのNew Band!

2018-06-18 18:01:01 | Visual-Kei/J-ROCK

Justy-Nastyが好きな人!!

そして、あの…

STRAUBERRY FIELDSが好きな人!

まぁ、つまりは、僕世代のV系以前のそういう系が好きだった人に朗報!

Justy-Nastyの藤崎賢一さんとストロベリーフィールズのベースのSEISHIROが、

謎の女性ドラマーGYUH(ぎゅう)さんと新しいバンドを結成したみたいです!

その名も、

METALIC

であります!

なに!? METALIC!?!?

METALIC JUNKか!?(;´・ω・) we are the slut banks!

しかし、藤崎さん、なぜこの時期に、ニューバンドを!?

Justy~もあるし、BADWILDEも始めているというのに…

「なぜ?」という文字が頭に浮かびました。

でも、、、

僕的には、ストロベリーフィールズのSEISHIROの音がまた聴ける、と、

超大喜びです。

 

…ですが、この作品を聴いて、びっくりしました…。

藤崎さんの本来の良さがめっちゃ詰まったロックでポップな作品だ!って。

METALICの1stアルバム「NIGHT SIGNAL」、、、

これ、藤崎さんの「歌モノ」が好きな人にはいいかも!?

【全曲ミニ解説】

1.March

初体験となるMETALICの音源。不気味な電子音が徐々に迫ってくるのが、ちょっと不気味。でも、「ああ、Metalicって、こういう感じか~」というのは伝わってきますね。メタリックな音。少し、ドイツのインダストリアルも感じる、というか。

2.BLOODY MOON

そして、エフェクトをガンガンにかけたドラムの音が聴こえ、破壊的なギターリフが出てきます。Aメロは、歪ませたハードなベース音が耳をつんざきます。これは、カッコいいかも!? 渋いというかなんというか、、、そして、徐々にテンションが上がってきて、サビで一気に盛り上がりますね~。Justy-Nastyっぽいキャッチ―なサビを楽しむことができました。ベースの音も色々と変えていて、最後まで飽きさせませんね~。ドラムも、これまでの藤崎さんのバンドとは違って、どこか繊細な気がします。音は豪快ですけど、、、 最後のベースとドラムがピタッと止まるところがかっこいい。

3.NIGHT SIGNAL

アルバムのタイトル曲。メランコリックでどこかコスミックな雰囲気の漂う曲。夜の高速を飛ばしながら、聴きたい曲かも!? ところどころに入るシンセ音がわりと気持ちいいんです。ベースの存在感もしっかりある曲で、このバンドでのSEISHIROの意義がよく表れていると思います。サビの「Ah You~~~~~」ってところが、とにかく気持ちよかったです。ボーカルのリバーブもかなり深く深くかけていますねー。まさに「空間系Rock'n Roll」だ! 節目節目にノイズみたいのが入るんだけど、そのバランスがあまりよくなくて、ちょっとびっくりします。が、これもまた彼らの「ねらい」なのかも!? 

4.終わらない夢を見た

僕的に、本作で一番お気に入りになった曲。ダークでわりとビートが効いていて、メロウでアンニュイな感じで…。Justy-Nastyじゃないし、CRAZEでもないし、でも、藤崎さんらしい楽曲になっていて。「夢のなさ故に夢を見る」というところが好きだなぁ。あと、この曲、「終わらない夢を見た君」の歌だと思うんだけど、、、。曲はキャッチーで聴きやすいけど、歌詞は全然聴きやすくない。藤崎さん…

5.COLD STONE

本作で最もハードでパンチの効いた楽曲!? ボーカルにもディストーションをかけていて、ハードでノリノリな楽曲。このノリは、やっぱり藤崎さんらしいかなぁ。ノリがグラムっぽいというかなんというか。歌詞は、あまりにもストレート過ぎて、カラオケとかじゃ絶対に歌えない…(苦笑)

6.YES

激しくてちょっとHな「COLD STONE」の後に、しっとりとしたポップでメロウな曲へ。もの悲しいギターのストロークで始まる出だしのコード進行は王道のダークネス。シンプルにギターコードをかき鳴らしながら、メランコリックに歌い上げる藤崎さん。そこに、女性らしい繊細なドラムが入り、どっしりとしていてうねうねと動くSEISHIROのベースが入ります。シンプルだけど、単純にいい曲。「空と君との間を解けた気持ちで埋めたい 俺と君との先に 今も嘘はないから」。ピュアな歌詞に、シンプルな楽曲。藤崎さんの甘くて切ない歌が楽しめます。

7.[July] FRICTION

思いっきりリバーブをかけたドラムが不気味に近づいてくるのが印象的。そして、気だるくてうねるようなイントロから、囁くようなダーティーなAメロに入っていきます。ワイルドで元気なギターとは対照的に、気だるい歌が続きます。ドラムの音はずっと深いリバーブがかかったままで…。METALICは、わりと「空間系」というか、響きのある音が多いですね。途中のギターのリフはわりとゴージャスでダイナミックなんですけど…。藤崎さんのギターソロというのも、いいですね~! それに、SEISHIROの唸るベース、カッコいいですねー。

8.Beginning

これ、SEというか、ノイズというか…。クレジットを見ると、SEISHIROさんの作品なんだとか。ノイズのみでした。何気に面白い。そして、ファイナル曲へと向かいます。

9.SLOW BURN

こちらも、メロウでラウドで気だるい感じのロックンロールですねー。うん、ある意味で、とっても藤崎さんっぽいかな。それにしても、藤崎さんのギター、R&Rだなぁ~。かなりディストーションが効いていて、破壊力満点。まぁ、でも、僕のタイプの曲って感じではなくて、、、。

***

今回のこの「NIGHT SIGNAL」は、全体的にインディーズ感満載。

売れるとかヒットするとか、そういうところとは無縁な感じがした。

むしろ、藤崎さんの「魂」そのもの、というか。

命を削って、音楽をやっている感じがしました。

僕が中学の時から、既にTVで活躍していた藤崎さん。

もう30年以上のキャリアをもつ孤高のロックボーカリスト。

陰ながら、これからもずっと応援したいカッコいい人です!!

Comment

◆DIR EN GREY◆VESTIGE OF SCRATCHES◆20周年記念BEST ALBUM◆

2018-01-10 21:13:53 | Visual-Kei/J-ROCK

2018年1月2日に、DIR EN GREYのベストアルバムがリリースされました

結成?デビュー?20周年を記念した渾身のバンドヒストリーアルバム。

その名も、

VESTIGE OF SCRATCHES

=スクラッチ(軋む音)の痕跡(形跡・残存物)

(餌の残り物、とも訳せそう!?)

DIR EN GREYらしいタイトルのベストアルバムですね。

結成?デビュー?

20周年、おめでとうございます!

***

さて。

DIR EN GREYは、メンバーチェンジ一切なしで、20年歩み続けてきました。

この20年、DIR EN GREYは、国内にとどまらず、世界中にその名を轟かせてきました。

本人たちも想像できない「20年」だったんじゃないかな、と思います。

とにかく、凄かった。

ちょっと思い出話。

DIR EN GREYは、他の好きなバンドと違って、

自分と同世代のバンドなので、20年前の受け止め方もちょっと違いました。

結成されたのも、僕が既にバンド活動から学業にシフトした1997年のこと。

世の中は、空前の「ヴィジュアル系ブーム」。

(とはいえ、僕ら世代が憧れたバンドは活動休止や解散し出す頃)

彼らの音に初めて触れたのは、同年7月にリリースされた「MISSA」というミニアルバム。

最初に聞いた時、「げ、何、このヘタクソなバンドは…」って思ったのをはっきり覚えています(すみません)。

演奏もめちゃめちゃなら、歌も酷い…(すみません、、、汗)

CDを買ったはいいけど、最後まで聞けませんでした…(すみません×3)

(で、誰かにあげちゃった…)

まさか、その後、日本で最狂のヘビー級モンスターバンドになるとは、微塵も思いませんでした。

1997年というと、SIAM SHADEやラクリマ・クリスティが脚光を浴びている頃で、V系バンドの演奏スキルも高まっている頃でした。ブームもあって、ヘタクソなバンドもいっぱいCDを出し始める頃でした。中でも、音程が全く定まらない「歌の下手なバンド」もいっぱい出てきていて、リスナーの耳も肥え出す頃でした。

なので、DIR EN GREYは、その当初、何がいいのか全然分からなかったです。ただ、当時は、あの頃のディルのように「精神病理系」「メンヘラ系」「精神異常系」「グロ系」(つまり、今の「主流ヴィジュアル系」)は、あまりいなくて、そこにうまくはまっていったのかな、とは(今になって)思います。当時としては、初期黒夢やDeshabillz(デザビエ)くらいじゃなかったかな。V系シーンは、もともと「病んだ感じ」はあったんですが、1997年頃って、どちらかというとポップでキャッチーで華やかで(かつ技巧派な)バンドがもてはやされた時代でした。

そんな華やかな時代で、ひっそりと毒まみれの屈折した頽廃的で病的なバンドが登場したんですね。それが当時のDIR EN GREYだったのかな、と思います。

その後、一年ほどして、-I’ll-というシングル曲をリリースします。1998年8月12日のことでした。このシングルは今でも僕の家にありました。

MISSAの頃の楽曲と違って、ずいぶんと聴きやすくなりました(苦笑)。当時のクレジットを見ると、編曲にD≒SIREのKIYOSHI氏の名が刻まれているんです。D≒SIREを知っている人はあまりいないと思うけど、当時、ヴィジュアル系シーンではとても注目されていた正統派ダーク系バンドでした。某雑誌でも「ZI:KILLやD'ERLANGERが好きな人ならはまるはず」と書かれていたのを覚えています。そんな正統派ダーク系バンドのギタリストが参加することで、より「キャッチーなダーク系バンド」になった、と思います。この曲で、一気にファン層が広がったんじゃないかな。今回の20周年BEST ALBUMの一曲目は、まさにこのI'llなんですね。彼らにとっても、「最初の第一歩」となる大切な一曲なのでしょう。

ちなみに、僕はこの頃ドイツに留学していて、どうやってこのシングルを入手したのか分かりません…。多分、親か友人かに送ってもらったんだと思うけど・・・。だから、この曲を聴くと、僕はなぜかドイツの景色が浮かぶんです。個人的にも、I'llは大好きな曲。Bメロの「幼い頃を想う 優しさに飢えてた あまりにも遠すぎた 貴方の声」のメロが、歌謡曲の王道コードで、これが「ツボ」でした。サビも、当時としては「王道メロ」って感じで、この時代の「キラーチューン」を意識して作ったのかな、と(今となっては)思います。

個人的に言えば、ぶっちゃけ、DIR EN GREYがその後どういうふうに売れていったのかは全く分からないんです。ドイツに留学してたから。ただ、あっという間に「人気バンド」になっていき、どういうわけか、1999年、YOSHIKIプロデュースで、三枚同時シングルリリース、そして、当時としては初となる武道館でのデビューライブと、立て続けに、ビッグニュースを振りまいていきます。今回のBESTの4枚目のDVDで、当時の武道館ライブの映像とそれに対するメンバーのコメントも出ていて、ここは「見どころ」だと思います。「なるほどなぁ~、当時、メンバーはそんなことを想っていたんだ…」、「そうだよなぁ~…」、とふむふむ言いながら、インタビューを聞きました。

2018年の今、「旬」となっているX JAPANのYOSHIKIプロデュースでリリースされたのが、今回のBEST ALBUMの2曲目以降に収録されている「アクロの丘」「ゆらめき」、それから、DISK3の2曲目に収録されている「残」でした。これ、三枚とも未だに持ってます♪ 僕的には、「アクロの丘」がお気に入りで、今なお定期的に聴いている「名曲」の一つです。「ゆらめき」は、なんか「黒夢のパクリ」って感じがして、好きじゃなかった…(すみません)。「残」は、僕的には理解不能で…(すみません)…。 当時は、YOSHIKIプロデュースってことで、相当話題になった気もしますが、GLAYのRAINほどの話題にはならなかったよなぁ、、、とも(すみません)。

1999年には、彼らの初期のヒット曲「Cage」がリリースされますね。もちろんV-keiフリークの僕も、このシングルを買いましたし、いっぱい聴きました。ただ、これもまた、なんか「黒夢っぽい感じ」(あるいはルアージュっぽい感じ?)がして、そこまでハマらなかったかな…。好きなんだけど、食傷気味、というか。とはいえ、今でも歌詞を見ないで、普通に口ずさめるくらいにいっぱい聴きましたけど…。一番、「カッコいいV系時代」のDIR EN GREYだったかな、と思います。

その後、2000年から2001年にかけて、「予感」、「脈」、「太陽の碧」、「ain't afraid to die」、「FILTH」と、本BESTにも収録されているシングル曲が次々にリリースされていきます。彼らにとっては、「試行錯誤の日々」だったんじゃないかな、と思います。僕はというと、念願の大学院生になり、研究者への道を歩み出した頃でした。(とはいえ、2001年頃、院生をしながら、バンド活動やってました。詳しくはこちらのサイトを!(懐かしい!))

2001年頃が、音楽シーンの大きな転換期だったんだろうな、と今になって思います。確実に「インターネットの時代」に突入していました。上の僕のバンドのレポさえ残っているのだから…。とはいえ、まだSNSなんてなくて、ブログさえもまだ一般に知られてない頃。「ホームページビルダー」が売れてた頃(苦笑)。

この時期に、DIR EN GREYは、自分たちの運命を変えるような最高にカッコいい新たなシングルをリリースします。僕自身、DIR EN GREYの楽曲の中で一番大好きな曲になった一曲。

超名曲、JESSICAであります!! 

この曲の出だしは、なんといっても、「少年はベルリンの壁に唾を吐き付け」、ですからね。当時、ドイツかぶれだった僕には、ど・ストライクな楽曲でした。でも、それよりも、「今」のDIR EN GREYの全てのはじまり、みたいな楽曲で、彼らの歴史上においても、とても重要な一曲だったと思います。だからこそ、本BESTでも、DISK2の一曲目にこの曲をもってきたのでしょう。この曲をDISK1の最後には置けないだろう、と。(単純に時間の問題なのかもしれないけど、、、汗 でも、それだけじゃないな…、と)

2002年7月31日にリリースした「six Ugly」は、DIR EN GREYそのものにだけでなく、その後のヴィジュアル系シーンをがらりと変える「革命的なミニアルバム」となったと僕は考えています。これまでの彼らからは想像できない「ぶっとんだ曲」ばかりのミニアルバム。しかも、過去の曲の「再構築」も行っていて、彼らが「NEXT STAGE」に立ったことを証明するアルバムだったと思います。このアルバムの4曲目に収録されていたのが、本BESTのDISK2の2曲目に収録されている「umbrella」です。大雑把にいって、第二期DIR EN GREYの本格機動ですね。このアルバムの「意義」については、かつてこのブログでも熱く語ったことがあります

このミニアルバムと同日にリリースされたのが、DISK2の4曲目に収録されている「CHILD PREY」という超ハードなナンバー。この曲は、six Uglyとは明らかに違う楽曲で、これまでのDIR EN GREYとこれからのDIR EN GREYを結びつける貴重な一曲になっていると思います。今聴いても、全然おかしくない、というか、変じゃないというか…。

それ以降、DIR EN GREYは、恐ろしいほどの「進化」(深化)を遂げていきます。よりハードに、よりヘビーに、よりコアに、よりディープに、より過激に、より猟奇的に…。それ以降は、おそらくもう語る必要はないかな、と思います。

改めて、彼らの楽曲に耳を傾けると、本当に凄いモンスターバンドだなぁ、と思わされます。唯一無二の最狂バンドだなぁ、と。しかも、ただ海外のラウドシーンのモノマネに走るのではなく、あくまでもDIR EN GREYの音として進化していくんですよね。新しいものを貪欲に取り入れながらも、全体的な世界観は保持されている。スタイルは違えど、BUCK-TICKのような「一貫性」を感じずにはいられません。

DISK3は、初期DIR EN GREYの「名残」すら感じない「マスターピース」の連続。半端ない破壊力と、どこまでも深淵な音世界が次々に展開されています。もう、ただただ「圧巻」です。この彼らの音を聴く度に、「僕は、あの当時、音楽を辞めていてよかった」と思うんです。同じ世代ですけど、なんか、全てが「桁違い」というか、「ステージが違い過ぎる」というか。「こんな化け物みたいなバンドとは一度たりとも張り合いたくもない」、というか…(苦笑)(最大限の褒め言葉として…)。…でも、(DVDを見ると分かると思いますが)彼らも彼らで、ドイツのフェスで僕と同じようなことを感じたりもしてきたんですよね。確かに、世界には、更に化け物みたいなモンスターバンドが無数にいますからね。

そういう意味では、彼らもまた、「途上」にいるのかな、とも思います。もちろん、僕も(彼らと立ち位置は違うけど)まだまだ途上の途上の途中…。彼らの音楽と共に、自分の道をしっかりと歩いていかなくっちゃな、と思います。

【収録曲】

[Disc-1:CD]
01. -I’ll-
02. アクロの丘
03. ゆらめき
04. Cage
05. 予感
06. 脈
07. 理由
08. 太陽の碧
09. ain’t afraid to die
10. FILTH
11. 蟲-mushi-
12. 腐海

[Disc-2:CD]
01. JESSICA
02. umbrella
03. audience KILLER LOOP
04. CHILD PREY
05. DRAIN AWAY
06. dead tree
07. 朔-saku-
08. C
09. 鼓動
10. DOZING GREEN
11. AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS
12. 艶かしき安息、躊躇いに微笑み
13. CLEVER SLEAZOID
14. 我、闇とて・・・
15. VINUSHKA
16. THE IIID EMPIRE

[Disc-3:CD]
01. 霧と繭
02. 残
03. 罪と規制
04. 羅刹国
05. かすみ
06. OBSCURE
07. THE FINAL
08. DIFFERENT SENSE
09. 激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
10. LOTUS
11. 輪郭
12. Revelation of mankind
13. Sustain the untruth
14. Un deux
15. 詩踏み
16. Beautiful Dirt

[Disc-4:Blu-ray or DVD] ※初回生産限定盤のみ
・DOCUMENTARY OF DIR EN GREY 20 YEARS
・INTERVIEW
・腐海 (Shot In One Take)
・THE IIID EMPIRE (Shot In One Take)
・Beautiful Dirt (Shot In One Take)

***

もし、…

もし、自分の人生に「絶望」を感じている人がいたとしたら、

あるいは、生きることに苦しんでいる人がいたとしたら、

そっと、このアルバムを一度、全部聴いてみていほしいです。

DIR EN GREYの音は、「音楽」ではありますが、「音楽以上のもの」でもあります。

どの曲も「痛々しさ」に溢れていますが、そこに、痛みをもつ人にしか分からない「作用」があるように思うんです。

音楽なので、「薬」とはいいませんが、「薬」に近い効果がある、というか。

心に苦しみや痛みを感じている人にしか分からない、「何か」が彼らの作品にはある。

音楽を超えた芸術性をもち、そして、どこまでも深淵で難解で闇に満ちている。

100年後も、きっとこの楽曲たちは、残っている気がするんです。

これまで、彼らほど、難解であり、また芸術性を備えた音楽ってなかったように思うんです。

ロック音楽を芸術的にどこまでも突き詰めていった結果が、この楽曲たちなのでは、と。

もはや、「好き」とか「嫌い」とかのレベルじゃないですからね。

ただただ、圧倒されるだけです。

音の芸術に・・・

Comments (2)

◆ROTTENGRAFFTY◆「70cm四方の窓辺」◆ロットン最高!

2017-10-25 00:19:19 | Visual-Kei/J-ROCK

今、現役のバンドの中で、もしかしたら僕が一番好きなバンドかもしれない…

ヴィジュアル系じゃないけど、本来のV系スピリットを強く感じるバンド、

ROTTENGRAFFTY

です!

このバンド、ホント、好きです、、、(n*´ω`*n)

勢いがあって、パンチがあって、メランコリックで、パワフルで…。

いわゆる「ヴィジュアル系」がある意味で「過去」に縛られている中で、

「未来」に向かって、音楽を創っているのを強く感じます。

もう、ロットンについて語ると、止まらなくなるので、、、

***

今回のシングルは、「70cm四方の窓辺」。

なんと、アニメ「ドラゴンボール超」のエンディングテーマなんだとか、、、

詳しくはこちら

ちょっと閉鎖感のあるひねくれたLOVE SONG!?

読み方によっては、ちょいストーカーチックな感じもなくはない!?

とにかく緩急の幅が凄くて、静けさと激しさが交互に差し迫ってくるダイナミズムが半端ない

若干、絶頂期のLUNA SEAを感じさせる気もしなくもない。

(彼らは、LUNATIC FESTにも出ている!)

ギターのフレーズも、どこかLUNA SEAっぽさが感じられたり、、、

なんにしても、勢いがあって、エモーショナルで、キレキレのシングル曲になっています。

YouTubeでも聴けるので、、、

カッコいいでしょ!?

で、、、

二曲目は、SHRED。

SHREDって、「断片」とか「破片」とかっていう意味のshred!?

こっちも、「V系進化形」を感じるなぁ、、、

カッコいいです。ドラムもベースもギターもボーカルも、、、

疾走感もあるし、キャッチ―さもあるし、ダンサブルでもあるし…。

ロットン、すごいわ~~~って、唸れた曲でした。

サビ後の展開もまたスリリングで、面白いことやっています♪

そして、三曲目は、「POLNO ULTRA EXPRESS」。

これは、ロットン主催の「ポルノ超特急」のテーマ曲なのかな!?

①、②と違って、いわゆる「コンセプト曲」になっているっぽいです。

ロック色は抑え目で、どっちかというとラップ&グラマラス!?

裏のギターは、どこかBUCK-TICKっぽさも少し感じたり!?

この曲もやっぱ、「V系進化形」かな!?、と思いました。

***

いわゆるV系好きの「バンギャ」には受けないかもしれない…。

でも、間違いなく、V系のサウンド的要素は存分に取り入れられている。

僕がもし、今、中学生とかだったら、このバンドのファンになってただろうなぁ、と思います。

それくらい、魅力のあるカッコいいバンドだと思います。

見た目もいいけど、まず「楽曲」がいい!!

そして、熱くてパワフルで勢いがあって破壊力がある。

しかも、ヴィジュアル系的なしがらみもあまりなさそうだし、、、

ロックって、こうだよね!っていう要素がいっぱい詰まってます。

だから、むしろ、ヴィジュアル系好きな人にこそ、このバンドに触れてほしいな、と。

このバンドには、「自由」があって、「未来」が感じられます。

僕も、きっとしがらみだらけの「V系」には戻らないだろうな…。

それより、ロットンみたいに、自由に楽しく爆発したい。

…きっと、ロットン以後になれば、ロットン的なものがまた「しがらみ」になり…

だから、いつでも、自由に気ままにやりたいことをやるのがBESTかな、と。

これからも、ロットンは静かに応援していきたいなぁと思います。

最後に、彼らのルーツ?がちらりと見えるこの曲を♪

「あの曲に似てる~」なんて野暮なことは言わないでくださいね。

いいんですよ。こういうのがあったって、、、

音楽なんて、所詮は「似たり寄ったり」。

彼らの「ルーツ」が分かるなら、それはそれでいいじゃないか、と。

売れてならいいけど、僕の曲なんて、ほぼ誰かの曲のパクリですから、、、(;´・ω・)

新しいメロディーなんて、そうそう生まれませんって、、、。

ドレミファソラシドしかないんだもん、、、(♯、♭を含めても、、、(;´・ω・))

以上!!

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◆KAMIJO◆mademoiselle◆孤高のV系ボーカリストの新ソロ作品!

2017-10-09 15:01:18 | Visual-Kei/J-ROCK

僕と同い年の孤高のボーカリスト、

Kamijoさんが素敵なシングルをリリースしました。

Kamijoさんは、元LAREINE~元NEW SODMY、現Verseillesのボーカル。

正直、僕は彼のことを尊敬しています。

同い年で、頑なに(また柔軟に)90年代V系の音を守り続けている人だから。

凄いと思う。

僕ら世代(75年生まれ)は、80年代のロックシーンに衝撃を受けて、90年代初期のヴィジュアル系黎明期のバンドマンに憧れた世代。

たくさんの「バンドマン」が誕生し、そして、たくさんの「バンド」がメジャーデビューしていきました。

でも、そのほとんどが消えてなくなり、そして、音楽界から去っていきました。

僕ら世代で「成功」したバンドも、例にもれず、一握り。

Kamijoさんは、LAREINEでメジャーデビューしたものの、98年の「ブレイクアウト組」以後のバンドということで、「追い風」から「向かい風」に変わるその節目にいたと思います。

99年以後のV系シーンは、冷たい風が吹き荒れていました。

「ヴィジュアル系」という言葉が「差別」されていくのも、この時期でした。ブームとあって、実力のないバンドがちやほやされて、どんどんイメージも悪くなっていったとも言えるかもしれません。また、ヴィジュアル系ブームにあやかろうと、金目当てでバンドを囲い込もうとした「大人たち」もいっぱいいたと思います。

そんな中で、愚直に、ヴィジュアル系ムーブメントを支えてきたのが、彼だと思うんです。

また、外部の人間に任せないで、自分たちでレーベルを立ち上げて、頑張ってきたのも、Kamijoさんでした。もともとダイナマイト・トミーさんやYOSHIKIさんのように、自分たちで何でもやる文化はあったはずなんですが、僕ら世代となると、大手レコード会社がバンドマンを手厚くフォローするようになっていました。僕らも、どこかの有名レーベルと契約して、メジャー企業からデビュー、というのをみんな期待していたと思います。

それが通用しなくなった時代に、Kamijoさんは孤軍奮闘していたんです。だから、僕は彼を尊敬するわけです。

今回の作品には、そんなKamijoさんが頑なに守ってきたヴィジュアル系の伝統を全面に押し出したゴージャスな4曲(+3曲カラオケ)が収録されています。シングルですが、4曲入り(1曲はインスト)で、ミニアルバム的な豪華さもあります。


全曲解説

1.mademoiselle

いきなりパリに連れていかれるような美しいバイオリンの音色にうっとりさせられる看板曲。ソロ作品ならではの音作りになっていて、豪華な仕上がりになっていました。メランコリックでエレガントなAメロ~Bメロが続いて、日本人の心にぐっとくる情緒的なサビへと展開します。サビ後のバイオリンソロもとても美しい。欧州に行ったことがある人なら、欧州の路地裏なんかを思い浮かべてしまいそう。デビュー前後のラルクや全盛期のマリスミゼルを彷彿とさせる曲で、90年代ヴィジュアル系の「古き良き世界観」がとってもくっきりと描かれていますね。バイオリンとピアノの音が中心となっていて(ギターは多分入ってない!?)、Kamijoさんの歌が存分に際立たされています。こりゃ、いいわ!!

2.証言

続く二曲目の「証言」は、うってかわって、ロックサウンド。ギターのピッキングハーモニクスが心地よいです。疾走感溢れるビートの効いた曲で、これまた90年代のV系サウンドの「懐かしさ」を感じさせてくれます。歌詞的には、多分聴いただけじゃ分からない…。不老不死の「サン・ジェルマン伯爵」のことを歌った曲なんだとか…。なので、共感はほぼ出来ない内容!?…、と思いきや、「人の愛 何が実態なのか? 瞳の中 映らないけれど 溢れてる その涙が真実」というところは、ぐっと来ます。有るものが有って、ないものがないわけではなく…。一種の哲学的命題を歌った曲でもあるかな。個人的には、Bメロの裏の男性コーラスがぐっときました。これ、合唱団付きで聴いてみたいなぁ、と思ったり。ギターはMekuというギタリスト。いいギターだなぁとうっとりさせられました。

3.憂いの花が綴る愛

そして、通常盤にしか入っていないLAREINEの1998年の名曲「憂いの花が綴る愛」のセルフカバー。この曲、何気に好きだったんだよなぁ…。それが2017年、実に20年ほどの歳月を経て、ここに甦りました。だから、もちろん当時の曲とは全然違います。違うんだけど、でも、根本は一緒っていうか…。「変わったけど、変わってないよ」ってファンの人にささやきかけているような、そんな一曲になっていました。この曲は欧州で聴いても、日本で聴いても、ばっちりはまるかな。欧州も「汽車(電車)」は主要な移動手段。日本よりも、大事にされている感じがするほど。これから始まる冬に、うってつけの楽曲に仕上がっています♪ 素敵だ。

4.Heroes -Third Layer-

こちらは、「これからのKamijo」を占う意味深なインスト曲。1分23秒のみ。次のステージの序章というか、映画のエンディング後の急展開というか…。この妖しい終わり方、僕は好きです。Kamijo Worldはまだ終わらない。今後の展開が楽しみになってきました。

5.mademoiselle [Instrumental]
6.証言 [Instrumental]
7.憂いの花が綴る愛 [Instrumental]


是非とも、若いV系ファンの人に聴いてもらいたいですね。

今のヴィジュアル系バンドにはない「何か」があると思います。

もちろんヴィジュアル系というのは、一つの運動体であって、どんどん姿かたちを変えていきます。

ただ、たまに、時を止めて、すこし時を遡って、かつてのサウンドを味わってみるのもいいのでは?、と。

いや、そもそも、この作品は先日出たばかりの「新作」。

ちょっとだけでも、いつもと違うヴィジュアル系の世界を味わってもらえたら、と…。

最後に、LAREINEの僕の大好きな曲を、、、

きゃっこいい!!

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■MERRY■エムオロギー■2年9か月ぶりのFull Albumはパワー全開で圧巻!

2017-10-09 00:13:24 | Visual-Kei/J-ROCK

ヴィジュアル系はどこに向かっているのか。

このブログでは、ずっと「ヴィジュアル系論」も書いてきました。

でも、最近のヴィジュアル系バンドについていけなくなったのもあり、

また、色々聴きはするんですけど、なんかピンとこないというか…。

ヴィジュアル系バンド以外だと、わりと「おお!」というバンドはいるんですけど…。

(SiMとかロットンとかは「おお!」って思う…)

「ネオヴィジュアル系ブーム」が到来してからすら、早10年。

ガゼット、ムック、ナイトメア、シド…。

いわゆる「カタカナ系バンド」が大人気を博しました。

その中心にいたのが、まさに「メリー(現MERRY)」だったと思います。

(ネオヴィジュアル系ブーム以降は、かなり混迷しているというか、新たなムーブメントを呼び起こせていない、というか…)

結成16年

ネオヴィジュアル系ブームの立役者となり、色々なアイデアを打ちし出して、

多くのファンを魅了し続けてきました。

実に2年9か月ぶりとなる新作、

エムオロギー

M-ologie?

Merry+Ideologie?

メリーのIdee(理想)をlogosする!?

毎度、言葉選びのセンスには脱帽させられます。

前作の「NOnsenSe MARkeT」も裏に「No Smart」という言葉が隠されていて…

こういう「遊び心」に、メリーの魅力の本質があったりしています。

***

さて。

今回のエムオロギーは、一言で言って、「短い!」(苦笑)

おそらくはD'ERLANGERに触発されたのでしょう。

一切無駄のない、削ぎ落した感じのアルバムになっています。

だから、一気に最終曲までいってしまいます。

(そして、もう一度聴きたくなる…)

これだけシンプルで潔い30分弱のアルバムって初めてじゃないかな!?

とにかく、今回のアルバムは、「なんでもあり」。

JACK IN THE BOX

みたいなアルバムでした。


【全曲解説】

1. 「M」World Order

いきなり壊れたコンピュータみたいなノイズで幕を開け、ストリングス全開のSEになっています。テツ作曲らしいです。かなり「ノイズ」を意識した壮大なSEかな? これからいったい何が起こるのか? 緊張感のあるSEになっています。この辺もまた、デランジェっぽさを感じるなぁ、、、と。MERRYは、ある種正統派D'ERLANGERの後継者的なところもありますし、そのメンバーの「敬意」みたいなものも感じました。来るぞ来るぞ、、、と。。。

2. MASS CONTROL

そして、注目の2曲目。最初、オペラっぽいコーラスが度肝を抜きます。そして、徐々にテンションを上げていき、イントロ2?で、MERRY節炸裂、ときます。Aメロ?は、突き抜けるようなガラの歌メロがとても心地よいです。そして、シャウト全開のBメロ。解放感のあるメロディーとV系らしいシャウトが見事に折り重なっています。タイトルが示すように、「大衆管理」がテーマ? MERRYらしい反骨精神?溢れるロマンティックな二曲目に仕上がっていました。ネロの曲っていうのが意外だったかな!?

3. 犬型真性MASOCHIST

これまた、V系の王道を感じるイントロのリフにうっとりさせられます。曲的には、「これぞ、ヴィジュアル系!」っていうサウンドになっています。歌詞もまた、ヴィジュアル系じゃないと書けないテーマ?かな。マゾヒストっていうと、かつての「黒夢」を思い出しますね。理性だとか知性だとか、そういうものじゃなくて、官能こそが真実でしょ!?というMERRYらしい主張が聴けて、僕は嬉しくなりました。嘘に塗り固められた建て前じゃなくて、むき出しのホンネこそが、本当の幸せだよね、っていうメッセージには、僕も共感します。人間なんて、キレイなもんじゃない。ドロドロしていて、気持ち悪いもんなんだ。その気持ち悪さの「尊さ」みたいなものを歌っているように感じました。カッコいい曲です。

4. gaudy

gaudy=けばけばしい、派手で俗っぽい、飾り過ぎた、か。この曲も、勢いとパワーと熱がありますねー。この熱っぽさが、MERRYの最大の武器なんだろうなー、と。いきなり「眼鏡をかけた豚」だもんなー…。豚からみた人間の世界?ってわけではないかもしれませんが、豚が比喩的にテーマになっているところが面白いかも!? ドイツには「豚」を歌った歌がいっぱいあるし、ロックにこういう歌詞は結構ありなんじゃないかなー!?、と。サビの「時代はスピード 変わりゆく」というところがとっても気持ちよくて、いいメロディーだなぁと感心しました。ハイスピードで、心地よいMERRYワールドって感じでした。「首吊り」っていう歌詞があって、ちょっと「懐かしさ」も覚えました。変わらない部分もちらりと見えて、「いいぞ~♪」って、、、。

5. 平日の女 -A面-

先行シングルとして発表された曲①ですね。この曲は、いわゆる「二番目の女」の歌、ですね。「煙草を吸って 私の匂いを消す貴方」というところが妙にリアルで、切なくなります。こういうメロウで切なくてセクシャルで昭和歌謡テイストの楽曲をやらせたら、MERRYに勝てるバンドはいないんじゃないかな!? 「豚」の次に「二番目の女」を歌えるのは、MERRYだけだろうなぁ…。「禁断の恋」。ここにもまたD'ERLANGERの魂を感じるなぁ。でも、そのアプローチは別物。MERRYのこの歌謡曲っぽさは、ホント独特だから。ガラの歌は、ホント、こういう曲にぴったり合いますねー。。。(;;) 

6. Black flag symptom

「え? なに?」…というのが最初の印象。なんだ、このキャッチ―な曲は!?!?(;;)。マニア的に言えば、「元祖フリーウィル系」の楽曲ですね。メジャーコードのこういう曲って、MERRY的には、かなり「斬新」かもしれない…。歌詞的には、ちょいTHE SLUT BANKSっぽさもあったりして、面白い歌詞だなぁ、と思いました。テーマ的には、かなり危険な感じもしますが、今回のアルバムのコンセプトが「禁断」だということを考えると、納得、、、。

7. 傘と雨

こちらも先行シングル曲。でも、リテイクしているのかな。かなり、シングル曲と違う印象を受けました。ボーカルもエフェクトを深くかけていて、より昭和歌謡テイストが増していました。MERRY節が炸裂の泣けるメランコリックな曲で、じーんと来ます。歌詞はかなり意味深。出てくるのは、「俺」と「君」なんだけど、この二人の考え方が違っていて、変なんです。心を殺して「何も望まない」という「俺」に対し、「未来はきっと明るいのだろう」と呟く「君」。絶望的な歌かと思いきや、最後の最後に「未来はきっと明るいのだろう」と歌うガラ。希望の歌なのか、絶望の歌なのか。今の「衆議院選」の後の世界を映しているみたいで、引き込まれてしまいました。…ギターソロがよりよくなっていて、うっとりさせられました。

8. F.J.P

「トットタト・ントタッ」というドラム(苦笑)から始まり、唸るようなベースソロが炸裂し、MERRY王道のギターリフへと続くパンチの効いた曲。この曲もガンガンのイケイケの楽曲になっていて、スピーディーで、パワフルです。この曲も、めっちゃ「風刺色たっぷり」の曲になっています。衆議院選挙前ということで、なんかぴったり合います。「捕らわれの鳥たちは何時迄も 朝焼けの夜 誰かの高笑いを聞くだけ」(サビ)なんか、選挙後の朝焼けの夜の当選者の高笑いにしか読めない(苦笑)。「無様な死であっても それはそれで美化されて さあさあ~ 明日はどっちだ!お祭り騒ぎ日本!!」。MERRYのパンクな一面が存分に発揮された一曲になっています。何時聴く?今でしょ!

9. Happy life -reprise-

先行シングル3曲の中では、一番「聴こえ方」が違う曲でした。シングルで聴いた時よりも、はるかにパンチの効いた攻撃的なビートの楽曲になっている!! ポジティブ?パンクバンドMERRYの最高潮がここにあるかも? 日本に警告を鳴らす8の後に、「世界がどうなったって 別にそれでいい 目の前の人達を幸せにしたいだけ」だもん。僕も同じ考え。8のF.J.Pの気持ちもある。だけど、結局は「勝つ者が笑い、負ける者が泣く」。でも、そんなことはどうでもいい。僕らにできるのは、目の前の人達を幸せにしようと願うことだけ(できるかどうかは別にして)。8~9の流れは、もう「反則」です!!(;;) カッコいい。

シングルバージョンは↓

10. SIGHT GLASS

本アルバムもクライマックスへ。久々に「初期メリー」を感じさせるエログロな曲がまさかここで登場、という…。この曲が「あの曲」か…。もう歌詞を読んだら、苦笑するしかない、という。言葉遊びも上手いなぁ…。この曲は、もう、語れないなぁ、、、(苦笑) とにかく歌詞に注目です!! メリー時代のエログロ、健在です!!!

11. エムオロギー

今回のアルバムの中で、最も彼らにとって大事な曲がこれでしょう。間違いない。D'ERLANGERでいうところの「CRAZY4YOU」的なものかな、と。あるいは、BUCK-TICKのアルバム的展開? BUCK-TICKって、昔から一番最後に一番の曲をもってくる傾向がずっとありまして。そういうストラテジーを感じました。「アルバムラストの曲!」っていうよりも、「一番のシングル曲系」。この曲に、これまでの、今の、そしてこれからのMERRYがぎゅっと詰まっていると確信しました。これはもう、聴いてくれ!!!って感じ。最高の一曲です!

この曲はYouTubeでもばっちり聴けます!MERRYワールドを存分に堪能してください!

***

エムオロギー。

これまでにも、MERRYにはたくさん「いいアルバム」がありますが、今回は、これまでと少し違う気がしました。

①コンパクトで勢い重視!(作り込んでない)

②シングル曲の入れ方が少し変わった。

③初期のメリー時代の「初期衝動」みたいなものを積極的に取り込んだ。

④アルバムの一体感が半端ない(歌詞も含めて)

是非是非、一度、このアルバムを手に取って、聴いてみてもらいたいです♪

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◆C4◆SAGA◆結成10周年のメモリアルなベストアルバム!

2017-08-14 21:46:13 | Visual-Kei/J-ROCK

C4というバンドを知っている人はどれくらいいるんだろう!?

このバンドは、色んな意味で、とってもユニークで、独特なバンドです。

ボーカルは、ヴィジュアル系黎明期に活躍したKill-SlaydのボーカルTOKI。

僕は、このKill-Slaydのリアルファン♪ 当時のライブも見てるし、CDも全部持ってます。

代表曲「Philosophia」は、大好きで、死ぬほど聴きました。

あと、「Krank」という超熱い曲もありましたね。

この二曲は、ホント、パンチがあって、ずっと印象に残っています。

それ以外にもカッコいい曲がいっぱいあって、、、

TOKIさんは、当時、人気絶頂の吉川さんの声にどんどん似てきて、そこも印象的でした。

ヴィジュアル系の歴史で考えると、GLAYや堕天使と同じ世代。

僕がライブ活動をし始めた頃に、ライブハウス界で人気絶頂のバンドでした。

D'ERLANGERが伝説を作り、解散し、その後にポストD'ERLANGERの一躍を担ったバンドの一つ。

***

そのTOKIさんと共に歩むことになったのが、JunjiさんとTomoiさん。

このお二人は、ヴィジュアル系全盛期に活躍したLaputaのメンバー。

Laputaは、知っている人も多いのでは!?!?

ちなみに、Laputaのギタリストは、Kouichiさんで、SILVER ROSEの元メンバー。

SILVER ROSEはいわゆる「名古屋系」を代表するバンドで、記憶する限り、黒夢よりも先に都内で人気を集めたバンドだったと思います。僕は完璧にSILVER ROSEのファンで、千葉~東京~神奈川のライブはかなり追っかけてました。ZI:KILLの後に最も好きになったバンドで、一生忘れられないバンドの一つです。

Laputaはこんな感じのバンドでした。

ボーカルAKIさんのハスキーで独特な歌い方をする声がとっても個性的でした。

お茶の間にも登場してましたし、ヴィジュアル系界のトップランナーだったと思います。

今も、僕は事あるごとにLaputaの曲を口ずさんでしまいます。

何かの最後の夜に…

当時のヴィジュアル系の要素がいっぱいつまったPVですね。

化粧の仕方も、とっても「名古屋らしい」というかなんというか…

***

そんな大御所揃いのバンドに、突然やってきたのが現ギタリストの大村孝佳さん。

彼が入ることで、C4のバンドのテンションが一気に変わりました。

前任のSHUNSUKEさんも素敵なコンポーザーで素敵だったのですが、大村さんは、なんか世界が違うというか…

それは、「世代の違い」でもあるんですけど…(大村さんは1983年生まれ)

それに圧倒的なテクニックで、ギタリスト界の若きホープでもありました。

そんなわけで、、、

C4が、「かつての人気バンドの集合体」から、「未知で未知数の未完成バンド」になったんです。

おそらく、メンバー自身も、どこに向かうのか、分からなくなったのではないでしょうか!?(苦笑)

とにかく、彼の加入が、C4をいい意味で「未知数」に変えたんですよね。

しかも、大村さんはその後、超人気グループ「BABYMETAL」のメンバーとなるんですねー。

先輩たちの知名度を一気に超えるほどの超有名グループの一員になっちゃう、という…。

かつてのヴィジュアル系ファンから、現在の若いオーディエンスまで、

世代を超えて、注目されるバンドになっていったんです。

もちろん、TOKIさんという徹底的な基盤があってのことですが…。

***

…と、語るときりがないので、やめます。

こんなユニークな歩みを続けてきて、今年で結成10周年。

それを記念して(?)、リリースされたのが、こちらのベストアルバム。

ベストアルバム、というか、、、

なんていうんだろう、、、

新曲も三曲入り、それ以外の曲もアレンジや修正を加えていて、、、

ベストアルバムというよりは、最強アルバム、か。。。

過去に発表された曲も、全部生まれ変わっているんです。

この曲も収録されていますが、かなり変わっています。

現在のC4ができる最高のパフォーマンスを詰め込んだベストセレクションアルバム

ですね。

まず、一発目から、不意を付かれます。

CDをかけると、いきなり、、、、

SLUDGEという新曲で、「なんじゃ、こりゃ…」となります。

なんというか、いきなり黒夢の「中絶」か!?、という高速チューン。

あるいは、初期Laputaの超高速チューン…。

でも、決して古臭くない、という。

そして、二曲目のTIMEAXISで、失神状態になります(苦笑)。

大村氏の情緒あふれるエモーショナルなアコギサウンドにキュンキュン…。

総勢18曲の新旧の楽曲が連発します。

全曲、こんな感じになっています。


01/ SLUDGE(新曲)
02/ TIMEAXIS(重リアレンジ&新録音)
03/ barrel shifter(新曲)
04/ EARTH TAKER(新録音&リミックス)
05/ Incubate(軽アレンジ&新録音)
06/ RETAINER(リマスター)
07/ Einsatz(重リアレンジ&新録音)
08/ Veltro(新録音&リミックス)
09/ PASSIVE(リマスター)
10/ SPECTER(軽アレンジ&新録音)
11/ unexploited"BUSTER"(リミックス&リマスター)
12/ NINE BREAKER(中アレンジ&新録音)
13/ Garrett(軽アレンジ&リマスター)
14/ PROUDLY(新曲)
15/ FALLEN(リマスター)
16/ PLAZMA DRIVE(リミックス&リマスター)
17/ Vasculate Belt(リマスター)
18/ E.G.I.S~unexploited"BUSTER"Ⅱ~ (リミックス&リマスター)

詳しくはTOKIさんのブログを参照してください!!


凄いんです。。。

なんだろ、、、

1曲目~18曲目まで、まったくテンションが落ちないんです。

とはいえ、単なるシングルコレクション的でもない。。。

色んなタイプの曲があるので、ワンパターンじゃないんです。

そこは、さすがキャリア組(!?)かな、と。

TOKIさんも「これは歌わない」と言ってたけど、新曲の「PROUDLY」も凄いです。

C4の数ある楽曲の中でも、最も「かわいい曲」というかなんというか、、、

明るい曲というのとちょっと違う、、、

キュートな曲!?!?

ここに来て、新たなC4の可能性を見せてくるか!?!?、と。

ここまできたら、もっともっと羽目をはずして、キュートな曲をやっていただけたら、、、と。

買って損はないと思います。

是非是非、一度今の勢いあるC4の世界を堪能してみてください!!

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[V-CLASSIC] Tinker Bell / An Evanescent Peaceful Sleep 90年代テイスト満載!

2017-04-25 08:48:08 | Visual-Kei/J-ROCK

歴史に、「もし」はない。

それでも、「もし」を考えてしまうのが、ロゴスをもった人間だ。

Visual系の世界においても、「もしかしたら…」というバンドは少なくない。

もしGLAYの前に、MASCHERAがデビューしていたら?

もしDIE IN CRIESが大ブレイクしていたら…

もしかしたら、あのバンドも売れていたのでは?

もしかしたら、あのバンドはダメだったかも!?

今回ご紹介するTinker Bellは、「もしかしたら」のバンドの一つだった。

バンド名にまず、華があった。

Tinker Bell

ですよ。

カッコよくないですか?!

妖精ですよね。

バンドって、ある種、バンド名で決まっちゃうようなもので…

売れてるバンドの名前はそれも個性的でカッコいい。

最初、LUNACYって聴いた時、なんだなんだ!?って思いましたし、

黒夢やLA'rc en cielも、バンド名に華がありました。

Tinker Bellも、当時、とても印象的なバンド名で、輝いていました。 

メンバーはこんな感じでした。

ボーカルの名前は、MADOKA。

男性ですよ(苦笑)

MADOKAを名前にするかー!?って驚いた記憶もあります。

***

An Evanescent Peaceful Sleepは、3曲+1曲入りのミニアルバムでした。

1998年の作品で、当時のヴィジュアル系の世界観や雰囲気がぎゅっと詰まっています。

Tinker Bellは、MADOKAの甘いVOICEとわりとテクニカルなツインギターが特徴的。

この作品に限っては、初期ラクリマ・クリスティ、デビュー時のラルクに似た感じかな。若干、SHAZNAみたいな感じも… 

今のヴィジュアル系とは全くもって全然違うのが、なんか不思議…。

①のHIDE and SEEKは、「かくれんぼ」がテーマとなった妖艶でメロウな曲。妖しさと暗さがどーんと押し寄せてくる感じで、空前のヴィジュアル系ブームの最中のバンドだったことが窺い知れます。ギターのリフは、若干初期MASCHERAみたいな感じで、面白いです。ラクリマ×マスケラ×LUNACYって感じ!?

②のこもれびは、ラクリマというよりは、当時のラルクに似た感じの曲です。イントロのギターだけだと、ラルクの曲か!?って思うほど。ただ、こういう曲は、ボーカルの歌唱力や表現力がめちゃめちゃ問われるので、若干、表現しきれてない気もしなくもない。当時のラルクも得意としていたボサノバ調の楽曲で、リムショットが印象的。

③のWinding Staircaseは、イントロからして、なんとも妖しげ。今井さんが弾きそうなノイジーなギターに、SUGIZOが弾きそうな退廃的なリフが乗っかります。このイントロ、覚えてるなぁ。曲自体は、デカダン系というか、ポジパン系で、暗いです(苦笑)。でも、この曲も若干ボサノバのリズムを取り入れていますね。サビは、まさに90年代王道のヴィジュアル系ソングに大変化します。ギターの音が今と全然違うんだなぁ。クリアな音も歪んだ音も、今と全然違う。弾き方も違いますね。ゴリゴリのリフは一切ありません。

一応、クレジット上は、この三曲のみの収録なのですが、、、

当時のヴィジュアル系バンドって、「シークレットトラック」をCDにしけこませて、ファンを驚かせ、楽しんでいました。色んなやり方がありましたよね。CDをコンポに入れると、3曲なはずなのに、99曲になっていたり。あるいは、10曲入りのアルバムの10曲目の曲が終わっても、終わらない。で、10分くらい過ぎたら、突然曲が始まる、みたいな。

今のヴィジュアル系バンドのCDには、そういうのってないんじゃないかな!? 「おお!」がない。

この3曲入りのアルバムは、3曲目が終わった後、すぐに4曲目が再生されます。

それが、タイトルでもある④An Evanescent Peaceful Sleepでした。この曲、大好きだったなぁ。打ち込みのダークな曲に、切ないアコギが不気味に鳴り響く。美しさと儚さと退廃感が半端ない「どんより系」の曲になっていました。今のヴィジュアル系バンドに比べると、音圧こそ弱いものの、はるかに雰囲気やイメージを大事にしていた気がします。

速い曲や重い曲に関しては、今の方がずっとスピーディーでヘビーになっています。けど、雰囲気や退廃感や妖しさや妖艶さ、つまり、「イメージ感」でいうと、90年代の方がはるかに優れていたように思います。当時のラルクも、そういう「雰囲気」を全面に押し出すバンドだったし、初期のラクリマもそうでした。

***

この作品は、なかなか入手困難だと思いますが、是非一度聴いてもらいたいなぁ。

特に今、ヴィジュアル系バンドをやっている人には、聴いてもらいたい。

多分、色んな「ヒント」が隠れているんじゃないかな!?

「手詰まり感」を感じたら、「過去にさかのぼる」。

今に囚われていないで、歴史的地平に手を伸ばしてみる。

そうすることで、「地平の融合」が起こり、新たなやり方が見つかるかも!?

そうやって、人類は発展してきたんですよね。解釈学的には(苦笑)。

この作品は、過去と現在の間の「溝」がはっきりと見えて、勉強になりそうです。

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◆ゴールデンボンバー◆#CDが売れないこんな世の中じゃ◆聴くべきは2~4曲目!

2017-04-09 20:21:32 | Visual-Kei/J-ROCK

2週間前だろうか。

ミュージックステーションに、ゴールデンボンバーが出てきました。

で、いきなり、上のバーコードが出されて、、、

「無料ダウンロードしてください!」との呼びかけ。

????

あの衝撃は忘れられなかった(苦笑)

この時に歌ったのが、このニューシングル(!?ミニアルバム??)、

#CDが売れないこんな世の中じゃ

でした。

なんと、CDのジャケットにまで、このバーコードが載っているんです。

これじゃ、ますますCD買わなくなるじゃん、、、って。

もちろん、僕も無料ダウンロードできる曲だけなら、買いませんでした。

が、二曲目をたまたまYouTubeで聴いて、たまげたんです。

なんだなんだ!?

この80年代テイストの名曲は、、、

しかも、サビがめっちゃ突き抜けてるぞ。。。

PVも「夜のヒットスタジオ」テイストで、、、

「アモーレ~♪」ってところで、僕の胸は打ち砕かれてしまいました(苦笑)

しかも、うちの学生情報によると、3、4曲目もとてもいい曲なんだとか、、、

というわけで、タイトルに反して、買ってしまいました。

(ちなみに、何気にゴールデンボンバーの音源はほぼもってたりもします♪)

このシングル、面白くて、ジャケットの裏表紙が表になっているんです。

本当の表のジャケットはこんなカッコいいジャケットなんです。

本当は、こっちの方をジャケットにしたかったんだろうな(苦笑)

でも、「あえて」「戦略的」に、バーコードを表にしたんだろうな。

さらに、ナナメから言えば、、、

最初に「#CDが売れないこんな世の中じゃ」をミュージックステーションで見せて、その後、YouTubeの「オススメ」で、「アモーレ」を見せて、そして、買わせる、という「戦略」だったんだと思います。

それくらい、どちらの曲もインパクトがあった。「#CDが売れないこんな世の中じゃ」は、イケイケのロックナンバー。ヴィジュアル系的でもあり、パンク的でもあり、メタルチックでもあり、今風のスピードチューンでもあって、、、しかも、歌詞の中で、「景気が良いのはAKBだけ」って言いきっちゃってる。みんなが、ここで共感しちゃう(苦笑)。

「おお、わりといい曲じゃん」ってなる。そこで、アルゴリズムを使って、ゴールデンボンバーに興味のありそうな人の「画面上」に、「アモーレ」を掲示させるわけです。

この「アモーレ」は、「#CDが売れないこんな世の中じゃ」とは全く異なる歌謡ポップス。「#CDが売れないこんな世の中じゃ」よりもはるかにシングル曲っぽいんです。しかも、絶対的にいい曲。個人的には、「女々しくて」よりもいい曲。(そもそも、ゴールデンボンバーの曲はどれもヒット曲テイストなんですけどね…)

この二曲を一気に手に入れるには、CDを買うしかない。…

さらに、3曲目も4曲目もいい曲なんだから、、、

3曲目の「あったかいよ、ユウジ」は、いわゆるイマドキのダンスナンバーになっています。うちの学生とかが学園祭で踊ってそうな楽曲になっていました。三代目J Soul Brothersみたいな感じ!? あるいは韓国ポップ(K-Pop)みたいな感じ!? ヨーロッパだとひと昔前のダンスポップ、かな!? これはこれでいいわー。歌詞は、まぁ、想像通りというかなんというか(苦笑)。ユウジがケンジにしか聴こえないというか、、、

で、最後の4曲目の「さよならも言わずに」は、王道の90年代ヴィジュアルサウンドでした。ラファイルとかD-SHADEとか…。これが、かつてのヴィジュアル系ブームの真っ只中の曲だよなって。GLAYにも聞こえるかな。TERUが歌っても十分に通用するな、と。マスケラが歌ってもおかしくない。今の若いヴィジュアル系ファンには縁遠いことかもしれないけど、90年代後半のヴィジュアル系ブームの時って、ホントこういう曲をみんなやってた…。この曲をきっかけに、当時のバンドのサウンドを追っかけるのも面白いかもしれないなぁ。本当にいい曲。個人的には、riceのYUKIにこの曲を歌ってもらいたい(どっちも好きな人なら分かってもらえるはず!)。

***

とにかく、1曲目~4曲目まで、全部が聴きどころになっているんです。超ハードな曲、超歌謡曲な曲、超ダンスナンバーに、そして、超ヴィジュアル系ポップスな曲。

久々に、「あー、CDっていいなぁ」って(不覚にも)思ってしまいました。

改めて、ゴールデンボンバーって凄いって思いました。

「女々しくて」が大ブームで、何年も「女々しくて」だけで紅白に出て。本来なら、腐っても、空中分解してもおかしくないのに、メンバーは、ブレイク前と変わらず、いや、ブレイク前よりもはるかに前向きに、突き進んでいるんだから。そして、何より、この音楽エンターテイメントの世界を真っ直ぐに進んでいる、というか。。。「女々しくて」以降、それほどヒット曲に恵まれているわけじゃないけど、でも、いい曲は出し続けていて、、、

そして、これですからね。

このシングルをきっかけに、またゴールデンボンバー旋風を巻き起こしてほしいです。切に。

今、ヴィジュアル系シーンは、どこか閉鎖的で、保守的で、風通しもとても悪い気がします。でも、ヴィジュアル系って、そもそもが自由で、楽しくて、エンタメ性が強くて、はちゃめちゃで、爆獣暴動で、サディスティカルで、サイケデリックバイオレンスで、デカダントで、アナーキー(in the UK)で、カオス(オブ)モードだったはずです。

ゴールデンボンバーは、演奏こそしていませんが(苦笑)、ヴィジュアル系の精神を一番受け継いでいるバンドだと本気で思っています。それこそ、テクニックばかりに目を向けて、オーディエンスに目を向けないのは、ヴィジュアル系としてはOUTなんです。ファンを驚かせるために、毎回、衣装や化粧や髪型を変えるわけで、、、

そういうわけで、ヴィジュアル系バンド「ゴールデンボンバー」、これからもガンガンに攻めて、メジャーシーンで暴れまくってほしいですね。今の四人、めちゃめちゃカッコいいですよ。

もっと、はちゃめちゃに♪

最後にこの曲を☆

やっぱ、この曲、好きなんだな♪

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■Gilles de Rais■UNFORTUNE■ まさかこのブログでジルドレイについて語るなんて…

2017-04-09 15:45:11 | Visual-Kei/J-ROCK

遂に、Gilles de Raisの新作(?)が届きましたー!

って、、、

ジルドレイ、ですよ、、、(;´・ω・)

僕ら世代のV系ファンなら誰でも知ってるヴィジュアル系黎明期の人気バンド。

1989年に結成して、1993年にメジャーデビューして、1995年に解散。

まさに、「ヴィジュアル系」という言葉が誕生した頃のカリスマバンド。

そんなジルドレイが、復活したとか、活動再開?したとか。。。

もう、「信じられない…」の一言だけです。

まさか、ジルドレイが再び動き出すとは、1%も思ってなかったから。

ジルドレイのツイッターはこちら

ジルドレイを知らない人は、是非この曲を!

カッコいいでしょ!?

歌詞もすごいカッコいいんだから。

エクスタシーレコード系のバンドで、LUNA SEAと同時代のバンド。

ZI:KILLとLUNA SEAが好きだった人は、このバンドもみんな好きだった♡

ジルドレイといえば、「殺意」。

かつて、2008年に僕もこのブログの中で、アルバム「殺意」のレポを書きました

とにかく、ダーク系~ポジパン系~ヴィジュアル系の代表格として君臨していました。

ホントに好きだったなぁ。

でも、解散する頃は、かなりバンドとしても方向性を見失っている気がして、、、

応援していただけに、バンドの「迷い」「混迷」は感じていました。

バンドとしては最後の作品となったこの曲なんかは、まさに…

いい曲だったんだけど、「どこに向かっているんだろう?」って思った記憶があります。

ジルドレイは、最後の最後まで大好きなバンドでした。

あれから、20年以上が過ぎて、、、

突如、発表されたジルドレイプロジェクト。

ライブと、かつての音源をリミックスし直したアルバムのリリースが知らされました。

ライブにも行こうかと思ったけど、即座にSOLD OUT。

ライブ会場限定?で発売されたアルバム「UNFORTUNE」。

聴けないかと思ったら、amazonでも販売開始。

無事に入手することができました(;;)

でも、なんで、今、ジルドレイプロジェクトなんだ!?、と思ったら、、、

ボーカルJOEさんが、生命にかかわる大事故に遭われたんだとか

それもあり、JACKさんが尽力して動き出したのが、このプロジェクトらしいです。

(JOEさんがご無事でよかった…。彼の声は、祐同様、他の人にはないものがあります)

***

で、アルバム「UNFORTUNE」。

タイトルからして平穏じゃない…。

「幸せではない」「glückじゃない」…。

どういう意味で付けたんだろう!?!?

そんなことを想いながら、本作を聴き込んでいます。

基本的に、このアルバムは、過去の作品を新たにリミックス(リマスタリング)して、まとめたものですね。

編集作業を担ったのは、BEASTのNAGANOさん。

どこかで、相当、大変だった、と読みました。

だいたい①のUNFORTUNEは、89年のファーストデモ(テープ)ですもん。

89年のデモっていうと、どれだけ音が今と違うか、、、僕も今なお、80年代のデモテープ、色々ともってますが、音が今と違いすぎます。「サー」っていう音も結構聴こえるし、今みたいに音が機械的じゃない、というか。全然違うんですよね。。。それにしても、①のUNFORTUNE、カッコいいですけど…。多分、初めて聴きました。1990年に名作「DAMMED PICTURES」を出しているけど、その前の作品なんですよね!? 信じられない。こういう曲から、あのDAMMED PICTURESにいくなんて、、、(;´・ω・)

②は、同じく89年デモの「D.N.A」。歌詞カードがないので、何を歌っているか分からないのですが…。こちらは、ややDAMMED PICTURESに通じる感じがします。今のバンドにはない「どよ~んとした感じ」が出ていますね。

③の「CYBER PUNK」は、DAMMED PICTURES以後の作品になるのかな? 1992年の『殺意』に収録されることになる曲ですね。ただ、『殺意』バージョンとは全然違う曲構成になっていて、とっても面白いです。アレンジで残っているところもあって、「そうか、これがああなったのかー」って、、、。勉強になります。

④は、「NEO PSYCHO」(新しいプシケー)。90年の「une de mes foriesより」って書いてあるんですけど…。これ、何なんだろう? DAMMED~以降に出したデモテープなのかな!? この曲、なかなか不気味な曲ですよ。かなり不気味、、、怖い(苦笑)

⑤の「GLOOMY WEATHER」も、④同様、une de mes foriesってなっています。この曲も、DAMMED~に似てて、かなりダークで、デカダントです。でも、今のラウドロックに比べると、疲れないで聴けるかな!? 若者たちからすると、「なんだ、この音は?!」ってなりそうですけど、、、(;´・ω・) 途中のベースソロがかなり心地よいです☆

⑥の「13階段」からしばらく「ライブ音源」が続きます。この曲は、なんといってもイントロのギターのうるうるとくるアルペジオが聴きどころかな?! この曲も、まだDAMMED~っぽさを感じさせてくれます。それにしても、ドラムの安定感半端ないっす…。…ところが、途中で、突然パンキッシュになって、ぶっ飛ぶんです。…ん、でも、これ、「K3 NOISE」の原曲なんじゃないの?? 微妙なところだ…(;´・ω・) 違う気もする、、、

⑦は、19991年のセブンスアベニューのライブより、「if」。これもまた、なんとも…。カッコいい♪ これは、本当に聴いたことがない。こんな曲があったんだ…。何気に「電子ドラム」を使ってて、面白いです。

⑧は、1991年の「Dejave」。興味深いのは、LUNA SEAの「Dejave」とどっちが先か論争(苦笑)。どちらも1991年の作品なんですよね。どっちかがパクッてる(苦笑)。あるいは、もしかしたら、JACKとSUGIZOで、「一緒に、同じタイトルの曲作るか!?」っていって、作ったのかも!? としたら、面白いですよね。こっちのDejaveもカッコいいですよ。ギターソロも凄いです。

⑨の「PICTURE OF FUTURE」は、1stのDAMMED~の一曲目の曲ですよね。ライブバージョンでも、CDと全然変わらない、という。凄いなぁ。演奏力という点では、他のバンドよりも頭一つ飛び出していたもんね。あの頃から。今思うと、この曲とかって、今のモーリーさんとかが作りそうな感じがするなぁ。。。

⑩の「199X」は、超高速16ビートのドラムから始まる曲。ジルドレイの魅力は、ベース&ドラムの変態的なセンスかもしれないなぁ、と思わせてくれる曲です。そこに、JACKの個性的なギターが乗るわけですからね。そりゃ、変態サウンドにもなっちゃいますよね。この曲も、DAMMED~に収録されていた曲「199X Decadance」のアレンジバージョン、になるのかな? カッコいいです♪

⑪は、「SANDY」。これは、絶対に聴いたことがある。どこでどうだったかは分からないけど、聴いてる。でも、音源は見つからない(汗)。。。 この曲を聴いて、17歳くらいの頃を思い出した、、、。それから、僕のかつての音源と音がとても似ているということに気づいた。つまり、ジルドレイの影響はかなり強く受けてたんだって、、、。この曲のギターソロは、まさに自分の理想形のギターソロですわ。

⑫は、「SO BALLET」。90年~91年頃のジルドレイは、もう「神がかって」ますね。カッコよすぎます(音は今と違い過ぎるけど…)。この曲を聴いて、あらためてベースのDEEの凄さが分かった気がした。ベースが歌ってる…(;´・ω・)

⑬~⑮は、超名作『殺意』のデモバージョン。もう、涙しか出てこなかった。「ああ、このデモから、あの大作が生まれたんだ」、と思うと、もうホント、泣くことしかできない。ジルドレイの本領が存分に発揮されています。

***

Gilles de Rais

日本のヴィジュアル系黎明期に大活躍をしながらも、その後のヴィジュアル系ブームの恩恵は一切受けなかったバンド。そのことは、前に論文でも書いたっけ。。。

ジルドレイとDIE IN CRIESは、ダーク系からヴィジュアル系に移行するその「狭間」にいたスーパーバンドだと今でも思っています。ヴィジュアル系の歴史を考えても、絶対に無視することのできないバンド、というか。

そんなジルドレイが、こうやって20年の時を超えて、再び動き始めた、というのは、ヴィジュアル系シーンにとっても大ニュースになると思います。今の若いヴィジュアル系っ子たちにも、是非聴いてもらいたい伝説のバンドです。(とはいえ、このアルバムは、そういう人向けのアルバムではないかな!?)

JOEさんとJACKさんが再び、タッグを組んで、新たな音を作ってくれる日を心から待ちたいと思います。希望的には、かつてのジルドレイのメンバー全員で、音を出してもらいたいところですけど、、、(;;)

ジルドレイは、歌もいいし、演奏も抜群だし、世界観もあるし、個性もあるし、いいとこづくめな気がします。

時代を超えて、ジルドレイの音がこの国にはびこりますように…。

最後に、この曲を。。。

この曲も、死ぬほど聴いています(今も…)

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■THE ORAL CIGARETTES■DIP-BAP■印象的な「おおおおおお…」が素敵!

2017-03-03 10:18:52 | Visual-Kei/J-ROCK

2016年、かなり僕がお気に入りで聞いたのが、

THE ORAL CIGARETTESというバンドの「DIP-BAP」という曲でした。

このバンドがどういう背景をもっているのか、

どういう人たちなのか、

売れているのか、人気があるのか、ないのか、

全然分かりませんが、単純に「カッコいいなぁ」、と。

若者には人気がありそうです…。

何がカッコいいって、イントロの「オオオオオオオ~♪」なんです。

YouTubeにもありますね。

イメージ的には、SiMとかロットンとかと同じ傾向かな、と。

あと、このバンドのメンバー、学歴高いんですねー(苦笑)

ウィキペディアのページ

京大に神戸大に関西学院か…

でも、ボーカルのルーツはラルクにグレイ。

だから、V系好きの人でも、入れる感じなのがいい☆

V系シーンが停滞している中、もともとあったV系の精神みたいなのは、、、

実は、V系以外のところで広がっているのかもしれないなぁ。

SiMもロットンもカッコいいバンドだし。

その時代その時代に、「カッコいい」と思う音を出すことがまず一番。

僕も、V系にこだわらず、カッコいいと思うバンドの音をもっと聞いていきたいなぁ、と。

ちなみに、このバンド、はまっちゃって、、、

現時点で入手できる音源は全部買っちゃった♪

このバンド、カッコいいわー。

一番最初に聞いたこの曲、インパクトあったなぁ。

V系好きな人でも、この曲、いいって思うんじゃないかなぁ、、、

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■S.Q.F■Winter Express■冬にぴったりのキャッチ―な曲をmichiさんの歌で♪

2017-03-02 23:56:38 | Visual-Kei/J-ROCK

michiさんの歌と出会って、もう何年が経つんだろう!?

マスケラがまだインディーズでも知られてなかった頃だから…

1993年頃かな!?

それ以来、ずっとmichiさんの歌を聴き続けています。

いつでも、michiさんの歌は、僕を励ましてくれて、鼓舞してくれます。

なかなかライブにはいけないけど、心の中でずっと応援しています。

そんなmichiさんのプロジェクト、S.Q.Fのニューシングル、

Winter Express

この冬、いっぱい聴いています。

今の時代、こんなにキャッチ―な曲ってあっただろうか、、、

っていうくらいに、キャッチ―でメロディアスでポップではじけてます☆

「終着駅のない未来 何百何億光年の彼方へ

愛を叫ぶ汽笛 轟かせて 明日への道標にしよう」

いいないいな~。

michiさんが言うから、説得力のある「終着駅」。

冬のエクスプレスに乗って、どこか遠くに行きたいなぁって思って、、、

で、山形に行っちゃったくらいに、心に響きました。

サウンド的には…

もうね、マスケラのドラマーのTOMOさんが叩いているんですから!!

TOMOさんのドラム、大好きだったので、嬉しいの一言。

また、マスケラが復活して、活動してくれる日を静かに待っています。

でも、このS.Q.Fも、マスケラとはまた違った魅力に溢れていて。

どっちもやっちゃって欲しいなぁ、と(ファンのわがまま)。

二曲目の「クリスマス・キャロル」は、ちと季節的に過ぎちゃったけど…。

S.Q.Fの新しい世界を見せてくれるゴージャスな一曲です。

なんか、ゴスペルみたいな感じのクリスマスソングになってて、面白いですね。

個人的には、こっちをシングル一曲目にした方が(逆に)インパクトがあったような…。

いずれにしても、michiさんの歌が世の中でもっと鳴り響いてほしいので、、、

michiさんの歌、もっともっと、認知されてほしいです。切に。

で、、、

三曲目は、「IGNITE」。

こちらは、めっちゃヨーロッパ風の近未来的な楽曲になっています。

あるいは、最近の「K-Pop」かな!?

ダンサブルで、少しメランコリックで、大好きになりました!!

こちらもまたシングルカットできそうないい曲だなぁ。

三曲全部違った感じ、というのも素敵でした!!

michiさんがこうやって、ずっとずっと歌ってくれているのが嬉しいです。

最後に、、、

僕の大好きな一曲を♪

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■シュヴァルツカイン■Complex■2017年飛躍が期待されるV系のホープ!

2017-03-02 18:53:27 | Visual-Kei/J-ROCK

今年は、もっとCDレポするぞ!、と。

というわけで、、、

突然ですが、、、

シュヴァルツカイン

というバンドを知っていますか!?

ドイツ語のバンド名ですよー!!!

Schwarz Kein(Kain?)。

黒のカイン、あるいは、意訳的には、「黒い何ものでもない存在」?

シュヴァルツカイン、いい名前ですねー。

既に、ファーストシングルをレポしています。

***

遂に、シュヴァルツカイン、待望のファーストフルアルバムがリリースされました!!

ドイツ語のバンド名ということで、僕は応援しますよー。

フランス語のバンド名のバンドはいっぱいいるけど、ドイツ語は少ない。

BUCK-TICKの今井さんが「SCHWEIN」というユニットを組んでたけど…。

でも、、、

ただ、ドイツ語ってだけじゃ、応援しません。

音的にも魅力がなければ、、、

シュヴァルツカインは、音楽的にも、なかなか素晴らしいんです。

ある種、王道のヴィジュアル系サウンドを継承している、というか。

ヴィジュアル系サウンド、そして、その精神世界を。

それは、このアルバムの一曲目からバシバシと感じられます。

一曲目のタイトルは、「XXX」ですからね。このXXXはヴィジュアル系コードですもん。しかも、ただのSE的導入じゃなくて、その後の展開があるんです。歌も最後にちょい出てきます。

二曲目は、ファーストシングルになった「Moment Glow」。この曲をたまたまHPで聴いて、「わお♪」ってなりました。ガゼット、ディスパースレイ・リンチの流れを感じさせる王道のキラーチューン。これはいいぞ!って思った記憶が残っています。このバンドのスタートに相応しい勢いのある曲になっています。

三曲目は、「Limit」もぶっ飛んでます。LUNA SEAとかぶせてきましたか(苦笑)。サウンド的にも、疾走感があって、パンチがあって、ドカーンと迫ってくる感じのキラーチューンになっています。曲もカッコいいですが、ボーカルの歪美の声がいいんです。この曲の彼の歌声にはキュンキュンきます。低音が綺麗な男性ボーカルに弱い僕なので、、、汗 歌詞は、女性目線でそこもいいなぁ。「私ひとり、こんなにバカみたい」っていうところがsehr schönです☆

四曲目は、ゴリゴリなギターリフが印象的なヘビーチューンの「Envy」。DIR EN GREYばりのハイトーン・シャウトがイントロに出てきます。しかし、二~四と飛ばしてくるなぁ。歌詞はよく分からない…。まぁ、「意味はもたない」って最後に歌っているので、それでいいかな、と。「いつか尽きる愛情の影」の後、「それでも見えぬ明日の夢」の「それでも」がどういう接続詞になっているのか、気になったなぁ。(いつか愛情は尽きると理解しても、それでも明日の夢が見えない、それくらいに苦しい、と!?)

五曲目は、「GrimReaper」。あれ、Grim Reaperってバンドいなかったっけ!? このGrim Reaperって、ドイツ語的には、Gevatter Tod、Sensenmann(大鎌で切りつける人)という意味か。怖いなぁ…。最初のカウントからして怖いもん(チャイナシンバルかな?)。ホラー映画のクライマックスに使えそうな怖い曲。歌詞的には、インディーズ時代のファナティックを少し彷彿とさせるような…。

六曲目は、「Unconscious Guilty」。「無意識の罪(的な…)」か。Guiltyって形容詞じゃなかったかなぁ、と思ったんだけど、調べたら名詞形もあって、「罪の意識」だって。となると、「無意識的な罪の意識」というのが正式な意味、か。なんか、深いじゃないか。曲的には、もうライブで、首が痛くなりそうなヘドバン曲かな。ギターのクリーントーンの音がいいのと、裏のコーラス(女性?)の旋律がとても美しいハードな曲。これ、好きだなぁ。グロいほどにラウドでハードなのに、どこか「美しさ」を感じる。しかし、いったいいつ、メロウな曲が出てくるんだ!? 

七曲目は、「In Myself」。ほっ。ここで、やっとキャッチ―な曲がやってきた。…とはいえ、テンポは速め。速いけど、シュヴァルツカインの中では、メロウな感じ!? これ、シングルカットできるんじゃないかな!? しかも、MYSELFですからね。MYSELFは、黎明期のヴィジュアル系的バンドの必殺ワード。サウンド的には、ツインギターが冴えわたっている曲かなぁ、と。いい曲ですよー。

八曲目は、超ハードでカッコいい「Distress」。これもシングルカットできそうだなぁ。王道ヴィジュアル系のキラーチューンを突っ走っている感じ。疾走感が半端ないです。もう少し、音的に、クリアな妖しいリフがあるとよかったかな!?)

九曲目は、「At Infinity」。これまた、ゴリゴリに押し迫って来るパワフルな一曲。サビは七曲目~八曲目と同様、キャッチ―な感じ。

十曲目は、出だしのシンセ音が印象的な「Hypnotic drug of sexuality」。最後の最後で、こんな「実験曲」を持ってきたか…(;´・ω・)。このアルバムの中で、一番驚いた曲だったなぁ。で、気に入った。1~9までは、これまでのヴィジュアル系の王道チューンだとすると、この十曲目は、これからのシュヴァルツカインをちらりと見せてくれるような…。ダンサブルでノリノリですよ。

***

というわけで、シュヴァルツカインの全曲レポでした!

楽しかった。

今年は、また、こういう全曲解説もいっぱいやりたいなぁ。

シュヴァルツカイン、是非聴いてみてください!!!!

これで満足しないで、

是非是非、CD、買いましょう!!!

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■ぞんび■ぼくらはみんな死んでいる■スラバンに続くゾンビV系バンド!?

2017-02-28 11:53:11 | Visual-Kei/J-ROCK

THE SLUT BANKSファンとしては無視できないV系バンドが登場しています。

その名も、

ぞんび

新たなこの若々しいぞんびを、古きスラバンのゾンビたちはどう思うのか!?

いつか、ぞんびとゾンビは闘う(対バン)する日は来るのか!?

それはいいとして、、、

このところ、ピーンとくるV系バンドがあまりなくて、、、

もっと言えば、「歌心」のあるバンドがないなぁ、と思って…

けど、この「ぞんび」の楽曲を聴いた時に、「お!」って思ったんです。

歌心があるなぁ、と。

それに、今のV系らしい「病み病み感」もいっぱいあって。

だって、2曲目の「死ねばいいのに。」で、ずっと「死んじまえ」って叫んでるんですよ。

自殺をほう助しかねない「危険な歌」。

かつてのジルドレイは、「殺せ!」って叫んでたので、まぁ、どっちもどっちか。

サウンド的には、かなりシンセを多用したバンドで、歌もとってもキャッチーです。

多分、、、

このバンドの主要メンバーは、ジャンヌダルクが好きなんだろうなぁ、と。

ジャンヌダルクっぽさ(あるいはABCっぽさ)がところどころに感じられます。

3曲目の「腐り姫」なんかは、どの世代のV系好きの人でも入れる感じがします。

4曲目の「闇夜のセレナーデ」は、少しメリーっぽいサウンドで、さらにAfter Imageっぽさも。

5曲目の「四丁目アパート殺害事件」は、もう、怖い怖い(苦笑)。シャッフルビートもいいし、途中でジャジーになるところも聴きどころ。この曲も、ジャンヌっぽさが垣間見えます(はっきり見えます)。

6曲目の「マダム・フローレンスの人体調理講座」も、タイトルがぶっ飛んでる(汗)。楽曲的には、かなりオリジナリティーがある気がしました。なんか「ぞんびっぽさ」があるとしたら、この曲かな、と。歌詞は怖いけど、曲はキャッチ―です。僕的には、これを「看板曲」にしたいところ。ただ、タイトルがあまりにもマニアックだから、、、

7曲目の「…真夜中の第二音楽室」は、出だし、ラファエルでした(苦笑)。ラファエルの世界にぞんびがやってきた!って感じ。全体的に、ラファエルと似てる感じがするっちゃする。ラファエルが白なら、このぞんびは黒だけど。

と、それ以降も、面白い曲がバンバン飛び出します。

9曲目の「夕闇行進曲」は、このバンドの人気曲っぽいです。

怖い、、、(;´・ω・)

このアルバムは、「アルバム」として作られたものではなく、これまで発表してきた曲をまとめたもの。

だから、全体的なコンセプトがあるわけではないんですね。

「ぞんびって、こんなバンドですよー」という「名刺代わり」の一枚になるのかな。

だから、お値段も安くて、13曲入りで1500円(+税)なんです

スラバン以後、初?となる「ゾンビコンセプトバンド」。

これは、応援したくなりますねー。

イマドキのV系の中では、かなり歌がしっかりしているから、聴きやすい。

ここが、このバンドの一番のセールスポイントじゃないかな!?

最後に、ちょっとLuLuっぽいヤバい曲を。。。

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