調子が今ひとつなので以前から懸案であった
バイワイヤリングを試してみることにした。
現在のわたしのスピ-カ-はご覧のように
B&WのSS25であるがご存知の方も多いと思いますが
このSS25はネットワ-クが本体とは別になっており
そこから本体とアンプへ専用のケ-ブルで接続されている
のですが、そのケ-ブルもシルバ-の単線で少し硬く
末端をいじくりまわすとすぐに折れてしまいます。
すでにそれ自体がバイワイヤリング対応になっていたのですが
アンプ側のケ-ブルが非常に短くそのうえに透明のビニ-ルカバ-
を切らないとアンプの端子2組に接続ができなかったので
そのままになっておりました。
シングルのワイヤリングでも充分に鳴っておりましたので
あえてバランスを変えるようなことをしないほうが
平和でありますからそのようにしてきましたが、
こうも鳴らなくなるとこの際チャンスだと言い聞かせて
バイワイヤリングにしてみました。
結果はというと当然良い方向に言って当たり前であるはずが
全然ダメではありませんか!
各ユニットがバラバラに鳴っており定位もなにも
あったものではありません。こりや失敗だと思いましたが
全体的に力強くなっているではありませんか。
“もしかしたらいけるかも?”と思ったとおり
時間が経過するうちにだんだんと定位が定まってきて
力強さはそのままに音の存在感が増してきました。
以前から左右、高低の表現はよく表現できていましたが
空間が2~3割も広がったようです。
もう少し安定すればしっくりと音楽の表現も出来るようになり
説得力の幅も広がってくると思います。
あとは前後の表現ができればよいのですが
これは以前もあまりうまく表現できなかった課題であり
こんごの大きな宿題が残ったかたちになりました。
原因は概ね解っているのですが、リビングにおおげさな
ル-ムチュ-ンのやらQRDなどを持ち込む
つもりはいまのところありません。
それに部屋の真ん中に試聴だけのいすを置くのも
納得できずにいるためにやむなく短方向の間取りに
セッティングしています。
当然にスピ-カ-の背面には窓ガラスがあり
ブラインドがかかった状態で間隔も50センチ
ぐらいしかとれず、仕方が無いのでかなり内振りの
セッティングでごまかしております。
そのうえにいすとスピ-カ-の間は以前絨毯を
敷き詰めていたのですが今は藤の敷物に変わっております。
これも暑苦しい絨毯に置き換える気もさらさらなく
これでは奥行きの表現どころの話でもありません。
所詮この程度のことですから偉そうなことは言えません。
どうにかして少しでも前後の表現が出来るように
あれこれトライしてみようと思います。
どなたか名案があれば教えていただきたいのですが
なるべく費用のかからない方向でお願いいたします。