プリアンプを修理に出している間こんなアンプで
聴いていました。
天候の性もあるのか音的に何かしっくりこなかったので
あまりいい感じではありませんでした。
20年近くになりますか心斎橋の日本楽器に
おられた織田さんが神戸に移られて地下のオ-ディオ
売り場にいらした頃に、JBL4343が非常にガッツの
ある音で鳴っておりまして、聞くところによりますと
織田氏製作のこのプリアンプだからこのように鳴ると
おっしゃるではありませんか。
その頃私はといいますと大学の時までオ-ディオを
趣味としてアルバイト代をすべてつっ込み
(といってもたかがしれている)
頑張っておりましたが、結婚を期にそのような散財は
許される訳でもなく、ひたすら家族サ-ビスに努めて
おりましたので、オ-ディオに関しましては
浦島太郎状態で、言われるがままに織田氏の言葉を信じておりました。
冷静に考えると他にもいろいろ選択肢はあったと思いますが
そこがオ-ディオの怖いところで盲目になってしまうのですね。
素人のつくりの割りにかなりの値段でありました。
肝心の音はといいますと兎に角(元気な田舎者)というところでしょうか
音場を表現するのは苦手なタイプではありますが、瞬発力があり
あまり考えて音を出すタイプではありません。
50年代のJAZZをあまり考えないで聴くにはよいと思います。
しかしながら今の我が家の装置にはもうひとつのようで
中途半端な解像度で(とくに低域に於ける解像度があまい)
音場も立体的とはほど遠く、高さもでない状態です。
やはり少し前のアメリカンタイプのスピ-カ-が
合うのではないでしょうか。
そのうち機会が許せば、いま田舎に置きっぱなしにしている
ALTEC 606 SISTEM (604 TYPE-C)を鳴らす時に
プリとして使えるかな?
それにしても毎日使うには顔がいまいちなんですよね!