ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

elmar65邸に伺いました。その3

2012-08-28 22:02:07 | オ-ディオ
さて、いよいよプリアンプにFMを使うとどうなるか?の検証がスタートしました。
送り出しのSCD DR-1の後をiLinkを使って9100で受けているので、フロント2チャンネルのみをFM266とつなげる事になります。(間違っていたらゴメンナサイ。後で擬似のマルチをしたのでこんがらかっているかもしれません。)

しかしながら出てきた音は圧倒的でした。音の濃さ音楽の浸透力はパワーアンプのみFMを使用した場合とは雲泥の差です。やはり、プリアンプのシステムに於ける支配力は圧倒的であることは明白でした。これゆえにプリアンプの選定が一番難しいと言われる由縁ですね。

パワーアンプだけFMを使用してもFMの良さの3分の一位しか味わっていないのではないでしょうか。これが、プリもFMを使わないと本当のFMの音じゃないと言われる由縁でしょうね。

しかしながら、話はこれだけではありませんでした。SCD-DR1の上に載っているのは布を被せてあったので解りませんでしたが、実はもう1台プリアンプがあったのです。



これはelmar65さんが本日検証したい1番の課題であったのです。SCD-DR1の後にFM255を使ってその信号をFM266に送り込むというのです。(これも当然擬似のマルチと言う事になっていたと思います)原邸は4台のプリを使用していたので、2台ぐらいでは驚かなくなりましたが、その2台がFM266と255だとするととても貴重な体験をさせて頂いているということでしょう。

elmar65さん曰く「もう、自分の中では決めているんですがね!あまり変わらない事を祈ってます。」と言うような意味のことを仰ったと記憶しております。頑固なelmar65さんの事ですから、もう既にどう変わるかはご存知だと思いますので、改めてここで皆の意見を聞いて確認するだけの作業のように感じられました。

もうここまで経験すると、出てくる音も容易に想像がつくと思います。皆さんが思ったとおりの音が再現されました。もう笑うしかないような音が部屋中を埋め尽くしております。

これをマルチで聴くにはもう何台の255が必要なんでしょうか?凡人には解りません。124を処分してももう1台255を導入されるのでしょうか・・・。

此処まで来ると神経も麻痺しておりますので、思考回路がすんなりと動いてくれませんが私には全く関係の無い世界だと言う事だけは理解できました。今後どのように進化してゆくのか解りませんが、是非ともまた聴かせて頂ければという強い思いが込み上げてきました。

番外編として、今回上様のハワイアンコアを2台持ち込んでの試聴会でしたので、HB-1の音の進化が如実に解る結果となりました。
上様のハワイアンコアは日頃ぎりぎりのパワーをぶち込まれて鍛え上げられていますので、elmar65さんのハワイアンコアとはまるで別のスピーカーが鳴っているように聴こえます。とても同じスピーカーには聴こえません。同一条件で鳴らしこみの違うハワイアンコアの聴き比べという非常に贅沢で貴重な体験をさせて頂いた上様とelmar65さんに改めて感謝・感謝です。

いくら、ウエブ上や雑誌の中でHB-1の試聴記事を読んでも、これ程に音が進化する事を目の当たりにすると機器の評価などほんの参考程度で機器の持つ本質を見極める確かな目が必要であると言う事を認識させられました。

そういう意味でも、尾崎さんの見識の確かさを改めて認識させられた結果となりました。それと、HB-1とウエスタンが極似しているという事です。やはり、「原さんの音の原点はウエスタンではないか?」と言う思いが皆の共通の意見として挙がりました。
これほど、パラレルで鳴らしても違和感が無いということは間違いないでしょうね!

それと、今回不思議でならなかったことはelmar65さんが使用しているラックです。コーナンで買ってきたと言う木製のラックで脚にはキャスターが付いています。機器を移動しなければいけないのでキャスターは必需品だそうです。それに、機器と木製のラックの間にインシュレーターの類のものはいっさいありません。トラポのSCD-DR1の上のFM255もゴム脚で地下置きです。当然にぐらつきます。
それにFMの脚はどれもゴム脚です。

そんな状況でも出てくる音は圧倒的です。確かに空間表現や解像度を至上の喜びと思っておられるオーディオマニアの方から見ればとんでもないような設置状態ですが、あんなに音楽性溢れた音を聴かされたら「それがいったいどうしたの?」と言う気持ちになります。

人それぞれに求めている事が違うし所詮趣味の世界でありますので、私などがどうのこうの言う事ではありませんが、ケーブルやインシュなどのアクセサリー至上主義のマニアが数百万もつぎ込んでいることと比べると、何とelmer65さんの状況がよほど健全であると言えるでしょう。

オーディオは何をやっても音が変わります。音楽のしっかりした指針を持って音の変化を見極める目が必要です。それが無ければ唯のお遊びに成ってしまいます。音楽を聴くという意味のある行為であって欲しいものです。

まだまだ書き漏らした事が多くあると思いますが、冒頭でも申し上げたとおりMt.T2さんのブログで補って頂けたらと思います。

これから、年末にかけてお仕事もお忙しくなってくるというelmar65さんですが、その妥協の無いオーディオに対する真摯な姿勢が人に感動を与えるのではないかと思います。

ご本人は「こんな尋常でない機器を使っている事を恥ずかしい!」と仰いますが、それぞれが妥協しないelmar65さんによって集められた可愛い子供達のように愛情を注がれる様を拝見するにあたり、ますます、羨ましい環境に於かれていると思います。

当然、わたしなどに真似のできる事ではありませんが、その真摯な姿勢だけは手本にさせて頂きたいと思っています。

本当に貴重な体験をさせて頂いて感謝の気持ちでいっぱいです。

また、暫くかかるでしょうが落ち着きましたらお声かけくださいね。


elmar65邸に伺いました。その2!

2012-08-27 14:05:58 | オ-ディオ
いきなりCDの話になってしまいましたが、肝心なアナログのお話を忘れておりました。


部屋に入るといきなりEMT927の勇姿が目に飛び込んできます。中津川の原邸で927のガラスターンテーブルの話がありましたので、927をお使いであるということは分かっておりましたが、何と927が収まっている専用のキャビネットには930も有るではありませんか?この時点でもう笑が止まりません。

普通の人は930で十分満足できるのですが、elmar65さんはそれがダメなんですよね。

上様曰く「良いと思ったものは、前後関係なくいってしまうんですよ」と、どなたの事を言ってらっしゃるのか・・・。

カートリッジはこれもPCー1とEMTです。これ以上ない程の贅沢を味っておられます。オールマイティーなのはPC-1ですが、EMTには独特な艶やかさがありますものね。フォノイコもウエスタンとEMTです。PC-1だけでも反則技だと思うのですが、elmar65さん宅ではすべてがそうなので妥協という言葉は存在しないのではないでしょうか。

カートリッジの違いもさることながら、アンプの違いも気になるところであります。elmar65さんは2A3(RCA)をメインに鳴らされておりました。ウエスタンの124に切り替えて頂きましたが、これはこれでスッキリとした抜けの良いサウンドでこちらも捨て難い魅力でいっぱいです。確かに正反対の魅力的なアンプ達ですから、どちらも手元においておきたい気持ちはわかる気がします。しっかりメンテナンスもできる環境で、現役で音楽を奏でられる事はアンプ達にとっても非常に幸せなことだと思います。しかしながら人間は残酷な生き物でありますから、普段はほとんど2A3(RCA)を聞かれているようです。たまの浮気程度にしか124が聞かれていなければ・・・。

さて午前の部が終わって、elmar65さんが用意して頂いたピザをつまみながらの午後の部に突入しました。午後の部は本日のメインとも言えるHB-1ハワイアンコアのマルチです。Mt.T2さんが用意してくれたソフトがらまづはピンクフロイドの三角帽子です。お約束のように音が回っていきます。しかしながら何か凄みがありません。私持参の綾戸智恵 Timeから A Time For Loveです。これは録音自体が不自然でどんしゃりのバランスでよくありませんでした。続いてクラシックを掛けていきましたがオケはそこそこ鳴りましたが編成の小さなものは何か浸透力がありません。

HB-1のマルチは原邸で聴いておりますので、その凄さを身をもって体験してる各々ですから、ハワイアンコアになると「もっと凄いだろう」と期待も半端じゃありませんでした。

しかしながらその感動の半分も出ていない感じです。皆どうなっているのか解らないままに途中で中断してしまいました。elmer65邸と原邸の違いと言えば、静のスピーカーケーブルと静の絨毯ぐらいです。送り出しはソニーのSACDプレーヤーのSCD-DR1を9100がilink
で受ける構成です。ソニー同士のi linkは決して悪くないと原さんからアドバイスを受けていましたし、現に原邸も同じ構成です。



確かにどちらも凄く効果があるアイテム違いありません。特にスピーカーケーブルに至ってはオルフェのサンバさんを虜にして「もう離れられない!」と言わしめるほどです。ソニーのAVアンプ9100であれほどの音が鳴ったという事実は嘘であったのか?そんなことはありません。原さんはHB-1の1から10までご存知でありますから、私達の解らないところでかなり追い込んでいたのではないでしょうか。そう思うより他に説明がつきません。

一同、行くに行けない欲求不満状態でこの思いを何処にぶつけようと思っておりましたが、一番ショックだったのはelmer65さんご本人ではなかったことでしょうか!。そこでelmer65さんから一言「アンプを変えてみましょうか!」。ソニーの9100からパワーアンプだけをFMに交換してみる事に・・・。

フロント2チャンネルとセンターを411が2台で。リアをF10Bで鳴らすという構成です。音が出た瞬間からMt.T2さんと顔を見合わせておりました。Mt.T2さんが「ほ~らね!」と言う顔でこちらを見ています。わたしも納得の表情で答えました。

まるで音楽の浸透力が違います。これまたあまりの違いに愕然としました。我が家では逆立ちしても導入できませんので・・・。

暫くはCDをかけ続けました。恐るべしFM。解ってはいたがどうしようもない現状に脱帽。

これまた、続きは明日と言う事で・・・。

明日はこの構成にプリアンプまでもFMにすればどうなるか?

お楽しみに・・・。

elmar65邸に伺いました。!その1

2012-08-26 23:17:14 | オ-ディオ
今日、elmar65さんの新しいオーディオルームに伺いました。

elmar65さんとは上様とMt.T2さんと4人で中津川の原邸にお伺いした時にご一緒させて頂きました。上様とは以前からかなり親密にお付き合いされていらっしゃるようで、会話を聞いていると阿吽の呼吸で掛け合っていらっしゃるのがはっきり判ります。中津川の時にオーディオルームを新しくされた事を伺っておりましたので、一度聞かせてくださいと無理なお願いをしておりました。

それが8月の初めに「とりあえず聞ける状態にはなりましたが、万全には程遠い状態で良ければキソ・アコースティックのHB-1ハワイアン・コアのマルチとウエスタンの聴き比べでもしませんか?」と言う様なお誘いを頂きました。当然ながら二つ返事で参加させて頂く事となったのですが、決まってからの長かったことといたら気が遠くなるほどでした。それほどに楽しみにしておりました。

HB-1のマルチは原邸で経験させていただいてそのすばらしさを身をもって体験しておりましたが、HB-1でもハワイアン・コアのマルチとなるとそう簡単には聞ける環境にはありません。実はこのマルチのリア2本は上様が自宅から持ち込まれたものです。現状にソースに対してリアの割合から考えて、本当にハワイアン・コアまで必要なのかという疑問がelmar65さんにあったようでその為の実験でもありました。

言い忘れましたが今回のオフ会は中津川組4人ともうひとりオルフェのサンバさんが出席されました。先日上様に奇襲されて見も心もぼろぼろ状態にされた後、静のケーブルで地獄から抜けさせてもらえたようで、ほとんど静ケーブルに気持ちはもっていかれているようです。その時にきょうのオフ会に誘われたようです。訳のわからないオフ会と思われたかの知れませんがこんな機会は二度と無いかも知れませんのでオルフェのサンバにとっても良い経験になたに違いありません。

前置きが長くなりましたが本題に入りたいと思います。しかしながらあまりにも内容が濃かったのでどこまで拙い文章で表現できるか非常に不安ですが、いつものように詳しいことはMt.T2さんのブログにお任せするとして小生は大まかな表現に徹することにします。また、Mt.T2さんに叱られそうですが・・・。



まず最初にシステムの構成ですが、ウエスタンのことは詳しくありませんのでほとんど判りませんのでお許しください。ドライバーが555だということぐらいしかわかりませんでした。それにご本人の評価で「30点も出来ていない」と仰る理由をあとで聴かされるのですがとにかく出てきた音の浸透力は半端ではありません。


わたしが判り易い様に[HALIIE LOREN heart first]を聴かせて頂きましたがその音の浸透力と濃さ、力強さはとても到達できるようなレベルの音でないことは、一聴して理解できました。最初から聴かせて頂く事に徹しようと思って伺いましたのですが、あまりの拙宅との違いでしばし呆然となりました。「どうしてこれで30点の採点なのか?」というわたしの疑問をelmer65さんが察したのか理由を話して頂きました。

この音はウエスタンとHB-1との合成というかパラレル駆動の音だということです。ウエスタンだけでは現状これほど浸透力のある音にはなっていないとのことです。確かにHB-1をはずした状態でもう一度聴かせて頂きましたが、少しさっぱりと薄味になったようです。Mt.T2さんはこちらの方が好きだ(ウエスタンだけ)と仰っておりましたが、私は最初にこんな濃い音を聴かされましたのでもうどうしようもありません。その後どんな状態になったかは容易に察し頂けると思っております。

その後はelmar65さんが機器に懸ける思いを十分に聞かせて頂きました。それにこのような形で人に聞かせることも無かったようですし、オーディオ自体自分の為に追い込んでゆくものですから他人に聞かせるものではありませんからね。そのelmar65さんの思いは拙文にするには余りにも重いのでこの場では割愛させて頂きます。ひとつだけ重要なことを書かせて頂くとHB-1とウエスタンは絶妙に融合しあい決してお互いの邪魔をしないと言うことです。ウエスタンの状態を苦労して調整して、手間隙懸けて莫大な時間と費用をかけるのあればHB-1は非常に簡単にウエスタンのエッセンスを再現できるということです。





このウエスタンを鳴らすアンプを観ただけでもどれだけの物量を投入しないといけないのか理解できると思います。通常のドライブアンプだけではなく、ドライバ-が励磁式ですからこれを鳴らす電源が必要になります。この電減が変わることで出てくる音に違いがでるので、これだけを聞いていてもどれほど気の遠くなる調整箇所があることが判ります。

・・・・と、ここまで書いてまだまだ半分も書けてない事に気付きました。

次回はこのつづきを何回かに分けて綴っていこうと思いますので気長にお付き合いください。

Rayさん宅に和心を聴きに・・・。

2012-08-19 23:18:28 | オ-ディオ
昨日、お昼過ぎからRay邸に和心を聴かせて頂きに伺いました。

Rayさんの日記はこちら

いつもながらRay邸の前に車を止めてインターフォンを鳴らすのですが、駐車場の車が多いので誰か先に来ているような感じがしておりました。

案の定、オルフェのサンバさんが先に来られておりまして、3人での試聴とあいなりました。実物を見るのは初めてでしたが写真で見るよりもコンパクトでこれならば違和感なしで導入出来そうな佇まいでした。(勿論、導入できる余裕は今のところありませんが)

持ってみると確かにしっかり感はありますが、ひとりで持って移動できそうなかんじです。オルフェのサンバさんも「これならば、スクリーンを設置する際にも移動できますね。それに格好が良いので惹かれますね!」と一言。同感です。

最初に和心を外した状態での試聴でしたが、以前のセンターパネルがあったときと比べると奥行きも定位も少し曖昧で、音が壁に張り付いてこちらに寄り添ってこない感じです。

ちなみにDISCはジェニファー・ウォーンズのハンターの2曲目です。


次に和心を設置した状態で聴かせて頂きました。曲の冒頭から全然音の出方が違います。センターがしっかりとれて密度も濃く音楽が聴こえてきます。

ジェニファー・ウォーンズの声もさっきは座った時と立ったときに口が移動していたのですが、立っても座っても口の位置が変わりません。当然、男性ボーカルとの前後の関係も解りますし、もう和心を外して聞くなど考えられません。

其れよりも時筆できるのが音の聞こえ方が均一になり、部屋の何処に居ても大きく聴こえ方が変わるということがほとんどありません。以前でも守備範囲の広いRay邸でしたが、益々その思いが強くなりました。

引き続き、アナログの試聴に入りました。まず、1曲目はよくRay邸でも聴かせて頂いた陽光です。

アナログのもつ圧倒的な音楽の浸透力に体中が包み込まれます。

スーパーギタートリオのライブ


デイブ・ブルーベックのテイクファイブ

等々
次から次へとオンパレードです。

ここで、少し気にかかる思いが・・・。

以前のRay邸では、特に「陽光」など怖いくらいの勢いでこちらに迫ってくるものがありました。それにこの先どのように展開されるのか解らないぐらいの緊張感が感じられたのですが、幾分そういったものが薄まったように感じられます。

これについてはいつも聴いているわけではありませんので、あくまでも私の記憶の範疇にあるものですので、絶対ということはありません。そういう風に感じられたぐらいに思っておいてください。

ひととおり聴かせて頂いた後、不覚にもあまりの気持ちよさに暫くの間眠ってしまったのでしょう。和心の位置を前後にかえての試聴でしたが、さっぱり記憶にありません。Rayさんオルフェのサンバさんの暖かいご好意で起こさなかったのでしょうね。本当に失礼致しました。

最後にリベラメンテについてRayさんの感想を伺う事ができました。Ray邸ではアナログとSACDとにリベラメンテを仕様されているようです。CDだけはやはり力強さが薄れるようで私用されていないとのことです。特にアナログの素晴らしさに感心されていらっしゃいました。

総体的に益々音楽の守備範囲が広がったRay邸と言う印象が強くなった1日でした。

番外編として、オルフェのサンバ邸音質向上委員会(勝手に命名させて頂きました)の面々としては、やはり早急にウエルフロートを試されるのが、先決ではないかという結論に達したしだいです。ご本人はあまり乗り気ではありませんが、Rayさんと小生に押し切られる格好で渋々「試そうかなぁ?」と仰っておりました。

ご本人はFINITE ELEMENTEのチタンインシュがえらいお気に入りで、95%はそちらの方へ気持ちは傾いていたのですが、「何か基準を作らないと堂々巡りになりますよ」と言う私の言葉を聞き入れてくれたのか解りませんが。しかしこそっと「わたし、こんなのが大好きなんですよ!」と耳打ちされました。
きっと、近いうちに導入されるかもしれません。

楽しい時間もあっという間に過ぎてしまい、いつものように帰途につきました。(といっても10分ぐらいですが・・・)

突然のアポイントにもいつものように快諾して頂いたRayさん、どうもありがとうございました。

そして、飛び入り参加のオルフェのサンバさんの楽しい人柄に癒された1日でした。

次回は是非オルフェのサンバ邸ウエルフロート試聴会といきたいものです。

オルフェのサンバさん宜しくお願い致します。

にっきゃんさんの感想から・・・。

2012-08-04 00:02:15 | オ-ディオ
にっきゃんさんの拙ブログに対しての感想を読んで思った事ですが、まず、誰しも自分の音が普通だと思っている事。当然、誰に聞かせるわけでもなく、自分自身で今迄調整してきたわけですから、自分の音が一番自然でしっくりくるのは当然だと思います。

ただ、音楽再生に対するアプローチの仕方が、それぞれに違いがあると言う事ではないでしょうか?大佐殿などアプローチの仕方も明確ですから、非常に理解しやすい事柄が多いように思います。

「ライブ会場そのものを表現したい!」とても明確なヴィジョンだと思います。当然に実体感のある音が再現されないと駄目ですが、それ以上に音楽つまりは「演奏者のハートが伝わってこないような機器は全く評価に値しない機器である」との事です。

いくら、オーディオ的に正確な再生をしていても、音が無機的であったり感性に訴えてこないものはこれも評価できないもののようです。何度か聴かせて頂いて大佐の明確な表現の方向性を見させていただきました。

でも、音を文章にするには大きな無理があり、いくら素晴らしい表現ができている文章があったとしても、実際に聴いてみないと解らない事が多々あります。こればかりはどうしようもありません。

大佐殿は大佐殿のアプローチの仕方であって、誰しもにあてはまるものでもないと思います。あれだけライブが好きでライブの再現を全ての基準にしている大佐殿の音と、これもライブの運営側に居るほうがしっくり来るほど音楽に浸りきっていたにっきゃんさんの音が正反対と言ってもよいほどに違いがあります。

大佐殿も書いておられますが、どちらが良いか悪いか、上か下かという安易な表現など当てはまらないでしょうし、それぞれに音楽に対する思いが違いますので色々な表現があって良いのではと思います。

にっきゃんさんは普通の音と言っているものが、私にとってはにっきゃんさんが完璧に管理された音に聴こえたと言う事も同じでは無いでしょうか。

「自分の音は普通ですよ。」と言いきれるのは、ある意味謙遜も含めての事かも知れませんが、それだけ自信をもてる音が再現されていることの裏返しだと思います。まだ、自分の中で消化仕切れてないのですが、素晴らしかった事に変わりはありません。