ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

新製品!

2013-02-16 00:21:37 | オ-ディオ
今日、仕事の帰りに尾崎さんのところに寄りました。ちょうどハイファイ・ルネッサンスの社長さんがROKSANの新しいステレオパワーアンプのデモ?の来られておりました。

ROKSANフリークの私としては今回の故障(別に機器が悪かったわけではありませんが)ひととおり愚痴を言ってしまいました。

ROK-S1とM1.5を使用している身ではいくら過去の製品でも、「今回の新製品が確実に進化して音が良くなっている」と聞かされても直ぐには認めるわけにはいきません。と言うよりも認めたくないと言うのが本音です。

実際に部品も当然ながら劣化していますができればメンテナスを繰り返して使って行きたいものです。商売的には面白くないかもしれませんが、思い入れも強いものですから・・・。

今回、色々な機器を繋いで改めて気付いたことは、ROKSANのアンプのドライブ能力の高さと色付けの無さが印象的でした。この色付けの無さがROKSANの魅力だと聞かされて正直嬉しかったです。

目指している方向が間違っていなかったと改めて確信した次第です。電源が入らなかったROK-S1も不思議と電源が入り再び復活とあいなりました。

少しづつ運勢も好転しているのでしょうか?そうあって欲しいですね。

NAIT/3

2013-02-11 22:01:49 | オ-ディオ


ROKSAN ROK-M1.5が片方逝ってしまって仕方なく田舎からNAIT/3を引っ張り出してきました。
そのうえリビングを娘に占領されており、システムも不調でしたのでしばらくオーディオどころではなかったのですが、
やっとリビングも開放されて久しぶりにオーディオ再開と言う事になりました。



本来ならきちんと修理が完了した段階での再開といきたいところですが、何分個人的に懐具合がさみしいもので・・・。
とは言え本当にダメならば音楽など聴く気にもならないのですが以外にと言うとNAIT/3に失礼ですがなかなかいけるんです。

前段は以前のシステムそのままでパワーアンプとしてNAIT/3を使用する構成にしました。QUAD同様に入力がほとんどDINコードですが1組だけRCAの入力があり、そこを利用してプリの出力を通すことにしました。

当然ながらドライブ力はROK-M1.5に比べることが憚れるぐらいですから、低域の制動も弱く音量をあげるとかなりブーミーになります。音自体も少し薄く力強さももの足りません。しかしながら小音量で聴く限り音楽の本質は充分に伝わってきます。

現代ハイエンド機器のなかには音楽を聴いていて楽しくなるような機器ばかりではありません。解像度もあり倍音も綺麗に伸びてSNも良く何の不満も無いように思えますが、音楽を聴いていて楽しくない機器もあるようです。
そしてそれを良しとするハイエンドユーザーが少なからずいるのも事実だと思います。機器が高額になるに比例して音楽の持つ楽しさが薄れていくように感じられるのは私だけでしょうか?

当然、ハイエンド機器のなかにはそのような物だけではありません。ドライブ能力と音楽性が高度に融合している物もあります。しかし昨今のオーディオショウでもそのような機器に巡り合える事が少ないように感じられます。

それと、ネイムと比較されるリンは日本ではその高額なプライスのもかかわらず商業的に成功していると思いますが、ネイムの方は何度も代理店が変わって成功とは程遠い状態です。

リン製品はそれなりに魅力的だとは思いますが、ネイムが其れほどまでに大きく劣っているようには思えません。むしろ力強さはネイムの方があるように思えます。

以前にも書きましたが機器の能力が必ずしも商業的に成功するとは限りません。特にこの国では物の本質を自分で判断するよりも、評論家の意見を信用する傾向にあるように思えます。自己責任よりも他人の所為にするほうが楽なのかも知れませんね。

ネイム同様スペクトラルも不遇なブランドのように思えてなりません。
また愚痴になってしまいましたが、スペクトラルには個人的な思い入れが非常に強く、
まさに独断と偏見であるを理解していただければ・・・。

ハイエンドアナログ!

2013-02-05 21:07:46 | オ-ディオ
上様の「アナログを聴いている方の99.9%は本当の音を聴いていない」と言う事が改めて実感しました。
いつも尾崎さんのところで普通に聴いていますが、ROKSAN TMS3+THALES+PC-1+BURMESTER100で総額いくらになるのだろう?

その上に機器の調整が入る。お金があれば機器は買えるが調整となればその人の音楽的センスが試される。以前と違って左右の音溝のレベルを計れる装置とレコードが市販されているので随分楽になったとのことだが、本格的に調整するとなると尾崎さんレベルの方をもってしても2日はかかる。(上様談 他の仕事をしながらであるが)

単純にインサイドフォース・キャンセラーの調整だけでもレコードの内周と外周とを最低でも10回づつぐらい聴いて確認する。
ただ、マニュアルに記載されている数値は目安ぐらいで、本当は実際の音を聴きながら判断するしか方法はないとのことです。

それに加えて水平、垂直、前後関係、レコードとのトレース角度等音を聴きながらの気の遠くなるような調整を経ての音であることを考えると、決して上様の表現が大げさではないことが確信に変わってきました。

いくら、ブログ上で熱く書き立ててもオーディオは実際の音を聴かなくては理解できないでしょうね。
特にアナログに熱心な方ほど自分の確固たる意見をお持ちで冷静に判断出来ない(認めたくない)のでしょう。

上様が「30年間偉そうにアナログを語ってきたことが恥ずかしい」と書かれていましたが、こんな方のほうが珍しいのではないでしょうか。

付き合いが長くなって、理解が深まるにつれこの方の真面目で正直なところが解ってきます。

趣味の世界でこそ本音で話し合いたいものです。趣味だから他人の領域に踏み込まないなどそんな人間とは真剣に付き合えないですけどね。

表面だけのお付き合いなど面白くも何ともありませんね。またこんなことを書くから最近MIXIでのコメントがめっきり少なくなってきました。

やっぱりコメントしづらいのでしょうね。

節分が過ぎて・・・。

2013-02-04 22:01:56 | よもやま話
節分が過ぎて新しい年が始まった訳ですが、運勢が好転する気配など微塵もない感じです。

ところで、2日の土曜日はお勉強を早めに切り上げさせてもらって、オーディオ南海西田辺店のイベントに参加してきました。
3時半頃着きましたが、大盛況で店内は参加者であふれている状態でした。暫く外で知り合いとお話しておりましたがそのうちにひと段落が過ぎたようで、店内に入り少し聴かせて頂きました。

スピーカーはHB-1のマホガニーシングルとHB-1のダブルスタックの2セットが用意されており、繋がれていたのはスタックの方でした。スピーカーはそのままでCDから試聴が始まりました。お客さんのリクエストのCDを何曲か聴いておりましたが、どうしたものかこんなに悪い状態の音は今まで聴いた事がありません。

あまりに抜けが悪く糞詰まり状態で聴いていられません。あまりに音が悪いので思わず上様に「何でこんな抜けの悪い音なんですか?CDの録音が悪いんですか?」と聞きましたが、横からオルフェのサンバさんが何やら上様に耳打ちされました。オルフェのサンバさんに伺っても何も話してくれませんので、上様に突っ込みましたが「送り出しに使っているのが○○社のCDプレーヤーだからだ」

これに関してはノーコメントです。しかし、オルフェのサンバ邸の物も同じ○○社のモノなので信じられませんね。オルフェのサンバ邸ではこんな抜けの悪い音はしていないからです。ホントにオーディオは不思議ですね。でも、ダメなものはダメですね。

残念なのは1部での「QUADのCDPとプリメインがかなり健闘して良かったよ!」と上様から聞いていたので、2部ではそれが聴けなかったのが唯一心残りです。

暫く前の席で聴いておりましたがあまりにも良くなかったのでうしろで皆と雑談しておりました。急に抜けの良い素晴らしい音が聴こえてきたので、不思議に思い前をみると何とソースがCDからレコードに変わっておりました。

私はレコード崇拝者ではありませんが、明らかに先程の音とは遥かにレベルの高い音がしております。プレーヤーはいつものROKSAN
TMS-3+THALESではなくトランスローターでした。そうしているうちに原さんが静のターンテーブルシートSTS-300をトランスローターに設置しました。

レコードはライブ物でしたが一瞬にして音数が増えて観客が3倍ぐらいに増えた感じです。つぎにこの状態にオーディオボーNCB4246を下に敷きました。グーンと重心が下がり低域の力強さが別物です。俄然実在感が倍増になり安心して聴いていられる音に変化しました。

ここで、お客さんから「TMS3とTAHLESの音を聴いてみたい!」とリクエストがあり、尾崎さんが接続を切り替えての試聴が始まりました。何だか尾崎さんが嬉しそうに見えてしまいます。

TMS3とTHALESに静STS-300を設置した音は全く別世界の次元の音です。こんどは会場が3倍くらいの空間でその場の空気感までもが感じ取れます。それと同時にスピーカーの存在が完全に消え去っています。音がスピーカーの枠を超えて遥か彼方まで広がっていきます。もう、店内が音で埋め尽くされた感じです。

しかし今日はこれだけではありませんでした。この状態でこちらにもオーディオ制震ボードNCB4246を設置しました。前回の試聴会もターンテーブルシートまでで、NCB4246を設置した状態の音は聴いたことが在りませんでした。現在聴ける最高のシステムのひとつに違いありません。

そこで出てきた音はもう笑うしかありません。システムの評価をすることが無意味に思える音です。小生などがとやかく言える音ではなく、何度も言い尽くされていますがその場がライブ会場にワープした感覚です。実在感のある音、会場の空気感演奏者の気配や気持ちまでもが目の前に見えるかのように再現される感じは今まで聴いたことがありません。

急に聴こえてきた「プチッ」と言う音に思わず我に帰りましたが、其れまではライブ会場に身をゆだねて陶酔しきった状態でした。完璧に調整されたアナログシステムからはトレースノイズなど皆無です。

何度も言うようですが私はレコード崇拝者ではありません。しかしながらこの音を聴いてしまうとこれに変わるものが他にはありません。この音がもっと簡単に誰でもが得られるようになるならば・・・。

世のレコード崇拝者のどれ程がこのような音を聴いたことがあるのでしょうか?雑誌に載っているレコードマニアの方のお話で「トレースノイズがなんとも癒される」、「レコードをかける儀式がたまらなく音楽を聴く気にさせる」など音に関係ない要素やレコードの醸し出す雰囲気がたまらなく好きであるように感じられます。

もちろんその意見を否定するつもりなど毛頭ありませんし、音楽を聴く雰囲気が大切であることも解っているつもりです。しかし、現在の最高とされるシステムを完璧に近い状態で聴いたレコードの音も知らずに、過去のシステムに固執してモーターのゴロやトレースのイズに埋もれている音を聴かずしてレコードが最高で、ましてやオリジナルでなければレコードでないように主張される方が多いのには閉口してしまいます。

レコード再生にはまだまだ?の部分が多いように思います。以前もこのブログで書かせて頂きましたがRIAAカーブのこともそのひとつです。ここでまたそのことを掘り起こすことはしませんが、兎に角過去のノスタルジーに縛られて冷静に客観的に見られなくなっている方がほとんどではないでしょうか。

数日前に上様がMIXI上で書かれておりましたが、99.9%は大げさですが言わんとすることは私も同感です。私などアナログをかじった程度ですが、上様のレコードにかけていた情熱の話を伺っておりますとその信憑性が実感を伴って感じ取れます。

JAZZでも50年代から60年代が本当のJAZZでそれからはJAZZでは無いかのように仰られるマニアが多数いらっしゃいますが、それも同様で現在の素晴らしい録音で演奏されたCDを聴かずして過去の呪縛に捕らわれているようでは進歩が無いように思えます。

少し過激になりましたが、現在の最高に近いアナログシステムを聴いての感想です。

PS、STS-300とNCB4642の他に各機器の下にも新しく発売されるオーディオボードとスピーカーのインシュレーターがせっちられておりました。当然、フォノケーブルとフォノイコとプリ間のケーブルにはCNC20-200が設置されていました。CNC20-200は設置するごとにノイズフロアーが下がり実在感が増していきます。麻薬のようなものですが、副作用は殆どありませんからやっかいです。