ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

にっきゃんさん宅に伺って・・・。

2012-07-31 23:27:59 | オ-ディオ
にっきゃんさん宅に伺って考えさせられる事があまりにも多かったので、直ぐには自分の考えが纏まらず消化不良の状態が続いております。
そのうえににっきゃんさんのブログでのDEQXの調整を最小限度にして、部屋の定在波の補正のみにセッティングをしたとの事。

これを見て余計に解らなくなりました。たったそれだけの補正であれほどに管理された音に成るんですね。少なくとも私の耳にはそう聞こえておりました。こうしたデジタル機器での補正をやられている方が少なからずいらっしゃいますし、部屋の補正なしではまともにオーディオなど出来るわけがないとも仰っております。

当然、そのことも解りますし間違っていないと思います。しかしながら如何してあのように管理された音に聴こえるのでしょうか?
わたしの耳だけがその様に聞こえるのならば単に私の経験不足か(偏った好みがその様に聞こえさせる)ので私だけの問題なので考え直せば良いだけのことなのですが、どうもそれだけでは無い様な気がします。

こんな事を書くと誤解されてはいけないので一言付け加えさせて頂くと、管理された音が駄目だとは全く思っておりませんし、管理された音の素晴らしさも少なからず理解しているつもりですが、唯、頭で考える事無くストレートに出てきて欲しい音が、少し頭で考えてから答えを出して音にしているように聴こえてしまいます。

以前、プリアンプを決める時に同様な事を経験しました。現在使用しているプリアンプはROKSAN ROK-L2.5に電源部がROK-DSUです。ROKUSANのプリにはROK-L1.5と言う1ランク上に機器がありました。電源部もかなり容量の大きなROK-DS1があり、その4台の機器の組み合わせで機器比べをさせて頂きました。

1週間が過ぎても自分なりに結論が出ない状態で、オーディオ南海の尾崎さんからさすがに返却の催促がきました。価格的には当然ながらL1.5にDS-1と言う組み合わせが最高機種ですから、資金的に余裕があればこの組み合わせでよいのでしょう。でもどうしても音がストレートに出てこなかったのです。プリ部もL-2.5の方がストレートで力があり、多少細かいところに荒い表現が見えますが力強さに軍配が上がりました。それよりも顕著だったのが電源部のDS-1とDSUの違いでした。明らかに余裕のあるDS-1が圧倒的に良いはずなのですが、容量の少ないDSUから出てくる音がストレートでスピードがあり何より力強かったのです。(これには後談があり、DSUは個体差があり、私のものは非常に良いもののようです。)

繊細で尚且つ力とスピードを併せ持つようなプリアンプがあれば良いのですがそうそう上手くは事が運ばないのは世の常なんですね。
やっぱり、オーディオは奥が深くて難しいしキリがありませんね!

にっきゃんさん宅に行ってきました。

2012-07-30 15:57:05 | オ-ディオ
昨日、始めてにっきゃんさん宅に伺いました。

にっきゃんさんは雑誌にも何度か登場しておりますので御存知の方も多いと思います。ブログはこちらです。

システムを拝見するのは始めてですが、実はかなり前から知り合いでした。にっきゃんさんのお父様というのが私の遊びの師匠でありまして、お父様とは30年以上のお付き合いになります。

お父様はオーディオはほんの一部でその他に幅広い趣味をもたれていらっしゃる人で、アウトドア全般(スキー、キャンプ、マウンテンバイク、四輪駆動車、カヌーそれにアマチュア無線等々)に渡って教えて頂いた事は挙げればキリがないくらいです。

当然、アウトドアがこんなにブームになる前の事ですから、マウンテンバイクを四駆車に載っけてスーパー林道を駆け巡っていた事もありました。その頃にキャンプのイロハを教えて頂いたのもにっきゃんさんのお父様でした。

当然、幼い頃から一通りの遊びをお父様から教えて頂いておりますので、オーディオのみならず趣味は人一倍多いと思います。

その頃からの知り合いですが、ここ数年は私も仕事の関係からお伺いすることも無くなってしまいまして、年賀状だけのご連絡と言う状態でした。

にっきゃんさんがオーディオを始められた事も知っておりましたが、根っからの不精者ですのでブログの方もロム専門で有りました。

そんな関係を結びつけて頂いたのが、椀方さん宅に来られていた出水電器の島元社長さんです。聞くと事によるとにっきゃんさんと島元社長さんはもう10年以上のお付き合いになるとのことで、オーディオに関しては私などとは比べものにならない位密接な関係のようです。

にっきゃんさん宅の電源工事も全て島元社長さんの手によるものです。遥々徳島まで飛んで来てくれる島元社長さんに全幅の信頼を置いているのも納得します。

さて、前置が長くなりましたが、そろそろ本題に入りたいと思います。まず、部屋に入って目に付くのがアルテック620Aと大きなトランスです。其れと分電盤から専用に引き込まれたケーブルに圧倒されます。当然、分電盤間での対策も万全で電源の重要さを熱く語って頂きました。




さて、音だしした瞬間から衝撃が走りました。目の目に映っている光景と間逆の音が再現されたからです。暫くの間はこの現実が理解できませんでした。
それを、察したのか「全然アルテックとマッキンの音じゃないでしょう!」とにっきゃんさん。

全くその通りです。アルテックの音など微塵も感じられません。それにこの歪の無さは尋常ではありません。島元社長曰く「まだ少し歪がありますね。」だそうですが、私にはまったくと言って良いほどに感じられないのです。これはどう表現したらよいのか小生の拙文では1割も伝わらないと思います。

当然ながらこんな高能率スピーカーにマッキンの#2300ですから、残量ノイズはあるのですが電源の取り回しと特注トランスの為か普通に想像できる範囲のノイズと思っていたら全く聴こえないぐらいのレベルだと思います。にっきゃんさん曰く「ジャズからクラシックまで何でも鳴りますよ!」と表現をされましたが、その言葉のうらづけには目の前に聴こえてくる音に絶対の自信があるのでしょうね!

確かに現代ジャズから小澤のクラシックまで非常に高いレベルで再現されています。ましてやボーカルともなると眠っていたアルテックが急に目覚めたかのように歌いだします。それにしてもトニーベネットDuetsⅡのレディー・ガガとの歌声は最高でしたね。あまりにトニーベネットの声が若いので「イコライジングしているの?」と聞いたくらいでした。

にっきゃんさん曰く「オーディオマニアには大人しすぎて請けが良くないんですよね!」、「音楽やってる奴らは次から次へと聴かせてと言ってくるんですけどね。」確かにこれ見よがしな所もないし、素人受けする音でもないのでしょうがないかもしれません。



次に少しだけレコードを聴かせて頂きました。EMTの950ですが実物を見るのは初めてです。圧倒的にアナログを聴く事のほうが多いようですが幾つかのCDとレコードを聞き比べましたが納得の結果だと思います。本来ならもっとじっくりと聞かせていただきたかったのですが、時間の関係上持参のCDを何枚か聴かせて頂きました。

にっきゃんさん宅の音の傾向やシステムに対する考え方などが拙宅の表現とは全く違う傾向であることがハッキリと確認出来ました。システム機器の使用の仕方やセレクトなどから大体は想像していましたが、あまりに想像していた音とは別の音が聴こえてしまったので、暫くは呆然として我を忘れてしまっておりましたが、田中伊佐資さんの表現をお借りするとにっきゃんさん宅は犬型、それに対して拙宅は猫型であると独断と偏見で表現してみました。

にっきゃんさん宅は完璧なまでに機器の能力をコントロールして、(DEQXで抑え過ぎているところもあるとにっきゃんさん弁)機器の個性を殺すか殺さないかの限界まで押さえつけて表現しているのに対して、拙宅は走りたいだけ走らせて暴走寸前で手綱を締める(時に手綱が聞かないところも多いですが)ような表現の仕方のように思います。あの歪のないハイエンドの音に憧れる反面、歪だらけの野蛮な表現も捨てられない度量の狭さもこれ拙宅の音だというう事です。

じゃぁ、にっきゃんさん宅の音が嫌いかと聴かれると、これが嫌いではないんですね!ただ、アプローチの仕方が違うだけと思います。何が正解で何が間違っていると言う事の無い趣味の世界ですから、そこに音楽が表現されていれば人は充分に感動させられます。
ただ、音の違いを至上の喜びと思っている方々からすると、拙宅のシステムなどまず使用機器から判断されて駄目だしされますしね。それに歪の多さなど耐え切れないんじゃないでしょうか?丁度、生身の人間よりアンドロイドが良いというのとにた表現でしょうね。(少し言い過ぎました!)

話がそれてしまって申し訳ありません。にっきゃんさんは音楽をやっている友達も非常に多く、プロのミュージシャンの知り合いも多いようです。そしてお父様からの影響も大きくお父様から引き継がれた人脈も数え切れないぐらいにあると思います。若くしてこのように恵まれたオーディオや音楽の体験が今日のにっきゃんさんのベースになっているのは確かだと思います。

やはり、オンリーワンの見事な表現者だと思います。

相も変わらず好き勝手な事を書いておりますので読まれていて不快感を覚える方(そんな方は端から来ないでしょうが)申し訳ありません。好き勝手に書いてくださいとお許しを頂きましたので・・・。

また時間がありましたら、じっくりと聴かせて下さいね。

それと、つるつるピカピカには成りたくありませんが(もう頭がつるつるになりそうですが・・・)電源工事だけはやらなくちゃと思っております。
何とか資金を捻出して(娘達が独立するまでは駄目でしょうけど!)島元社長にお願いしたいものです。
その時は力になってくださいね。

2000円の本のおまけ程度の我が耳!

2012-07-24 21:46:10 | オ-ディオ

いやぁ~!駄洒落ではありませんよ。今更ながらこんな去年の本のことをブログでアップするなんて・・・。申し訳ありません。普段ブログで偉そうな事を好き勝手に書いておりますが、しょせん私の耳は2000円の本のおまけ程度でした。

今迄イヤフォンなどほとんど使った事が無くて、「どうせたいした音は鳴らない」と高をくくっておりました。それを後押ししたのが昨年のオーディオセッションでイヤフォンの試聴会(聞き比べ)を開催しており、有名なメーカーのものや高額なものも聴き比べをしましたが、どれもドンシャリで音楽的なバランスが私の感性と合いませんでした。

ところが、今年の春にiPod touchを手に入れて、暫く間はSO○Yの7Kほどのものを使って聴いておりました。これでも付属のものや3Kのものと比べて音がやわらかく音楽性もありましたのである程度聴けると思って使っておりました。それが以前本の付録でイヤフォンが付いていた事を思い出して聴いてみたところ、SO○Yに比べて音の厚みや高域の抜けや開放感が段違いでした。

殆んどボーカル中心に聴きますので最近のお気に入りのヘイリーローレンなど


「これで十分じゃないか!」と正直思いました。他のボーカルもなんら違和感なく聴けましたのでイヤフォンをバカにしておりましたことが恥ずかしいくらいでした。

しかし、iPod touchをカミさんに渡して以前購入してあった初代のiPadを使う事になり、早速聴いてみる事にしましたがこれがどうも違うんですね?基本的にiTunesを使用しておりますので同じとばかり思っておりましたが、iPadのほうは何か歪っぽくて音抜けも悪く周波数レンジが狭まった感じがします。それに伴って洗練されていない感じもあり驚きました。ソースによっては力強く聴こえるものもあり良い意味でアナログ的な音もでる雰囲気です。しかしながら最初にiPod touchを聴いてしまうと明らかにグレードダウンが解ってしまいます。

しかし、これはあくまでもイヤフォンでの試聴であり、本格的に聴き比べをしたわけではありませんのでほんの参考程度にして置いてください。今度Rayさん宅で聴かせて頂こうと思いますのでその時にまたアップしたいと思います。

それよりもこの付録のイヤフォンが素晴らしいのでネットでこの付録のイヤフォンの事を色々調べておりましたが、相対的に感想は良くありませんでした。ダイナミックレンジが狭い、解像度が全くありません、ゆるくスピードのない低域と伸びきらないだら下がりの高域は聞くに堪えない等々散々な批評がアップされております。

確かにスピードはありませんし解像度ももう一つだと思います。特にオーディオチェックに使っている

rosset meyer geiger what happenedなどを聴くとその通りだと思いますが、こんなCDはイヤフォンンでは聴きませんよ。 

それよりもぐっと心に迫ってくるボーカルを聴いているとそんなものはたいした問題では無い様に思えてきます。何より音楽性が素晴らしいと思います。何方かのブログの感想に「このような変わったバランスのイヤフォンがかえって面白いのではないか?」と言うようなことを書いておられました。確かに何がフラットバランスかと言うとそれぞれに感覚に違いがあるかもしれませんが、私にとっては決して変なバランスには聴こえませんし、それより何よりこんな音楽性のあるイヤフォンを聴いた事がありませんでした。

オーディオは決して高価なものだけが良い音がするとは限りませんし、安価なものでも音楽性が感じられるものであればそれで十分だと思います。2000円のおまけの耳で十分です。最近のオーディオ業界が低迷するのも解る気がします。普通のひとが購入できる機器が殆んど無くて雑誌をみてもとても手が出る価格ではありません。そのうえに音が変わる事を至上の喜びと感じられるオーディオマニアの多いこと、こんな事が続くようだと衰退のスピードに加速が付く一方でしょうね。何かおかしい今日この頃です。

椀方邸、daisuke邸でのプチ・オフ会!

2012-07-17 23:01:15 | オ-ディオ
日曜日のリベラメンテ試聴プチ・オフ会に引き続き、月曜日は久々に椀方さんからお誘いがありdaisuke邸へのはしごオフ会と言うかたちになりました。

参加者は椀方さんdaisukeさんLanciastさんと私の4人でまずは椀方邸に伺いました。相変わらずの趣味の良いリビングルームで雰囲気は最高です。拙宅とはえらい違いで「いつかはこんな感じに出来ればなぁ!」と思っております。

数日前にGRFさんがお見えになったようで、椀方邸は平行設置に変えたところのようです。まだ、色々詰めていかないといけないとのことですが、早速聴かせて頂きました。

ヤマハのミュージックバンクに収められた中からオーケストラの演奏を聴かせて頂きました。小生、いつものように指揮者が誰それコンサートホールが何処そこと皆さんの会話には着いてゆけず暫く沈黙が続いた次第です。

椀方さんは単身赴任から解放されたせいか、依然とは正反対のハッキリクッキリの音に変わっておりました。DACのICを取り替える為の試聴会を開かれたときに、私とMt.T2さんが推薦したハッキリクッキリ系の音とは何かしっくりこないようで、「寂しさや影が無くなっている!」と仰っていた椀方さんとは別人のようです。

心も身体も開放されて音までも開放的になったとのことのようです。私としてはこちらのほうが良かったですが・・・。暫くオケ中心に聴かせて頂きましたが次にかかったボーカルでは少し違和感がありました。ボーカルと伴奏との一体感が希薄のように感じられ拙宅とは随分違う鳴らされ方をされているように感じられました。

数え切れないほどにライブのコンサートに出かけていらっしゃる椀方さんですから、コンサートホールで聴く音の再現ということで機器の調整をされていますのでその影響があるのかも知れません。それとGRFさんの平行設置の調整中ということも大きいのかもしれませんね。

Lanciastさんが左右のバランスが少し崩れているようですと指摘して、幾分調整をされたようですがまだ私はしっくり来ませんでした。オーディオの難しさを改めて思い知らされた感じです。ところで、ハッキリクッキリ系に変わった一番の要因は機器の下に使っていた真鍮の円錐を止めてジェルを敷いたとのことです。面白いですね、ジェルの種類違いや使用方法の違いでゆるくなると思っていた音がハッキリしてくるなんて摩訶不思議なオーディオとはこのことです。

椀方邸はこの辺で次のdaisuke邸に移動ということになりましたが、Lanciastさんが来られているのでてっきり椀方邸でウエルフロートの設置を試されるものと勝手に思っておりました。椀方邸でどのように変化するのか確認できなかったのが少し残念ではありますがつぎのdaisuke邸での何らかの設置があるのか楽しみにしての移動となりました。

しかし、結果的にdaisuke邸でも何も無かったのです。期待を持っていた私は拍子抜けしました。それでは自分で試せばよいではないかと言う声が聞こえてきますが、ホントその通りなんです。拙宅で試す勇気が幾分足りないのとバランスが崩れた時に(実際にはバランスは崩れ無いとのことです。)処置の方法が思いつかないですし、あまりに良すぎて返せなくなる事(これが本心)設置に踏み切れない要因です。

話がそれましたが、いざdaisuke邸への移動です。何回も伺っている割には覚えていないんですね、曲がるところを通り過ぎてしまいまして、daisukeさんが通りまで出てきてくれました。何という情けなさでしょうね。

4月のあたまにお伺いして以来のdaisuke邸ですが、相変わらずのハイエンド機器に囲まれたdaisuke邸ではありましたが、ここでもセッティングを平行設置に変えられたところということで、皆さん平行設置が大流行のようですね。私は完璧な設置をしたことがないので完璧なセッティングで聴かれている方々に於いては腹立たしい言い回しに聴こえるかもしれませんが、自分の好みの方向ではないので拙宅では採用しないと思います。

ところで、daisuke邸ですがやはり以前と基本的には音の傾向は変わっていないようで、私の感覚では少し違和感を感じてしまいます。ここがオーディオの非常に難しいところでdaisukeさんの思いも同様だと思います。

Lanciastさんという経験豊富なプロの方とお知り合いでかなりの交流をされていらっしゃるので、今後のdaisuke邸がたのしみではありますが・・・。


リベラメンテ試聴&プチオフ会!

2012-07-15 20:38:55 | オ-ディオ

Mt.T2さんからのお誘いに乗りまして、インフラノイズの新しいケーブル(リベラメンテ)の自宅試聴とプチ・オフ会に参加しました。
参加者は初めてお目にかかります、オルフェのサンバさんとRayさんとMt.T2さんと私の4人でオルフェのサンバさん宅から始まりました。オルフェのサンバさんと私は初対面でしたので、興味津々でオルフェのサンバ邸でどのように鳴らされているか楽しみでもありました。

お伺いしたオルフェのサンバ邸は羨ましいかぎりのハイエンド機に囲まれた専用ルームで拙宅のリビングオーディオとは比較になりません。音はというとご本人は納得されておりませんでしたが、十分にハイエンドの音がしておりました。

現在、オーディオに没頭されているというなんとも羨ましい環境で、今後の機器の追い込みが非常に楽しみでもありました。アナログ系が本調子ではないようで、ご本人もあまり聞きたくない様子でしたが、無理やりに利かせていただきました。

フォノイコのセッティングに今一考の余地があるようで、次回十分にセッティングを詰められた音が楽しみです。あまり時間も無かったせいで、オルフェのサンバ邸でのリベラメンテの試聴は次回ということになり、拙宅に移動しました。

拙宅も最近はあまり熱心にオーディオと取り組んでいないので、自宅試聴という大それた事もできなかったのですが、Mt.T2さんのご好意により試聴する事ができました。

拙宅での色々なCDでの試聴は十分な結果が得られなかったので、誤解を招く可能性がありますので委細は掲載しないようにしました。

と言うのも拙宅からRayさん宅で試聴場所を移しても同様の結果でしたが、最後時間切れで終了直前にRayさんがアップコンバートした状態で聴いた音が素晴らしかったのです。

Mt,T2さんが試聴前から仰っておりましたが、「クロックケーブルと同時に使用しないと本来の音が出ない。」と言う事でした。
拙宅は当然ながらクロックはありませんので、DACからプリ間に使用しましたが、聞きやすくなり反面立ち上がりのスピードが鈍り、エッジが丸くなり少し緊張感に欠ける音でしたので、ソースを選ぶと言う結論に達しました。

Rayさん宅でも同様で凄く良いものがある反面、あまり良くないものも出てきましたので「拙宅と同様ですね!」と終わりかけた時に先程のように素晴らしい音が鳴り響きました。

でもまだ実証するには少し時間が必要だと思いますので、結果としてはRayさんとMt.T2さんにお任せするとしてひとまず終了と言う事にします。

話は別として久々のRayさん宅の変貌には驚きました。何時も伺う時には音が変わっており何度と無く驚かされましたが、今回の変貌には正直空いた口が塞がりませんでした。

今までも十分すぎる音楽性の溢れた再生音でしたが、今回はそれにオーディオの快感が十二分に追加されてこれ以上何も要らないのではないかと思わせるほどの完成度でした。

ある意味非常に上様宅と共通した部分があり、ただ使用機器は正反対ですが出てくる音の共通点の多いことに驚きを隠せませんでした。Mt.T2さんは違う感覚を持っているようですが、明日上様宅に行かれた感想が楽しみではあります。

最近、拙宅はオーディオの浦島太郎状態でありますが、久々に実りの多い1日を過ごせました。参加の皆様どうもありがとうございました。


気がかりな事!

2012-07-02 22:50:21 | オ-ディオ

ご存知、フィリッパ・ジョルダーノです。

先日、上様宅で聴かせて頂いたアルバムです。拙宅でも以前は幾度と無く聴いていたアルバムですので、細部に至って記憶しているつもりでした。

上様宅の音は豊かな低域に支えられた、破綻のしない艶やかなボーカルが引き立てられた素晴らしいものでした。拙宅でも以前B&WのSS25を使っていた頃は上様宅に遜色の無い歌声を聴かせていたものでした。

このSS25充実した中域は非常に密度が濃く、特にボーカルは他の追従を許さないほどでした。あまりの素晴らしさで数年は試聴環境の事を抜きにしても、女性ボーカルばかりを聴いておりました。

今のTAOC FC-5000にしても、今までこんなに歌わないボーカルは始めてでした。原因が何処にあるのかさっぱり解りません。最近は響きを極力抑えて素の音作りに励んできたのですが、そのことが一つの要因であるのは確かだと思います。

小手先のチューニングであることは解っているのですが、DACからのケーブルを三菱電線のCX-1に交換しました。昨年、壁コンをクライオテクノロジーのものから、CESのCONⅡに交換した時から解像度は上がったのですが艶・色気というものが無くなり、極め付きは静のCDスタビライザーの導入で決定的となりました。

さて、インコネをCX-1にしてCDスタビを使用しないとどうなったかと言いますと、大分艶やかで色気も出てきましたが所詮小手先の改善策でした。

しかし、現状これ以上はどうしようもありません。1つでもシステムを変えるとバランスが崩れて大変な事に成り総替えにもなりかねません。

やはり、オールマイティーは無いのでしょうか?それともHB-1?・・・。あぁ、くわばらくわばら。