今回、新しくでたSUOLNOTE-FUNDAMENTALブランドのACケーブルです。
以前からSOULNOTEの機器のケーブルを交換することには否定的でした。
初めてdc1.0を購入した際にも色々と電源ケーブルを交換しましたが、確かに良くなるところもありますが
その反面副作用もあり、必ず良くなるとは限らないからです。
このことはsoulnoteの製品だけに限らず、全てのオーディオ機器に当てはまると思います。
確かに音は変わります。そのことがはたしてシステム全体をみた時に良かったのか悪かったのかは
なかなか短時間では判断がつきにくいと思います。
明がに周波数帯域の被りがとれて、解像度が上がり混濁した状態からすっきりと見通しが良くなれば
これは交換した方が良いだろう事は容易に判断がつきます。
しかしながらそんな単純な結果が出ることは余程それまでの状態が最悪で音楽になってない時に限られます。
そんなに簡単に物事が進めば結うことがありませんがそうは問屋が卸しませんね。
前置きが長くなってしまいました。いつものことで申し訳ありません。
吉田苑さんはずっと一貫してケーブルの交換には否定的でありましたし、あの、自社製品の自信の大きさには驚く
DENさんでも否定しておりました。
しかし今回のACC180に関しましては吉田苑さんも絶対のお勧めでしたので購入をきめました。
当初、吉田苑さんにお願いするつもりでしたが、「送料もかかることですしメリットが少ないですよ」
と仰っていただきましたのでその言葉に甘えてしまって地元で購入した次第です。
到着して直ぐにct1.0のACケーブルと交換しましたが、見た目が全く同じでどちらがどちらか見分けがつきません。
夜遅くでしたので最小ボリュームでの試聴でしだが、音が出た瞬間に広帯域で解像度が以前と比べて大きく上がっていることが
瞬時で判断できました。空間表現も秀逸で上下・左右に音が浸透していく様が手に取るように解ります。
しかしながら、いくつかのCDを聴いているといつものエネルギーバランスではなくかなり高いところにボリュームがあります。
これでは、ちゃらちゃらした音だけが目立ってしまう、音楽の解らない方が出している音のようで落ち着かない上に
気持ちが伝わってきません。
どうも、今回はエージングが必要な感じですね。高域の煩わし感は時間と共に消えていきました。
やっと落ち着きましたのでブログに投稿することにしました。
大きく変わったのは、上下に伸びた聴感上の周波数レンジです。それに伴って空間表現も素晴らしく広がっています。
解像度が上がった所為かもしれませんが、見通しの良い空間表現は気持ちが良いですね。
特に録音の良い「Bob Ravenscroft Trioの Intersections 」など只でさえ凄みのある録音なのに
「まだ、こんな音があったの?」と耳を疑う表現で迫ってきます。
先日のインフラノイズのCDR「有山麻衣子 幻のコンサート」でも、ピアノの音がより本物に近い音になり、有山さんの
口元がより小さくなってピアノとの位置関係も明確で薄気味悪いほどのリアリティーです。
当然いつものフェイキーやロドガブもご機嫌です。
特にロドガブが素晴らしく、鰐目やジャパンライブに限らずライブの空間表現が明らかにランクアップしています。
その為に実在感は半端ではありません。
こう書いて行くとパーフェクトかと思えるのですが、ここがオーディオの難しいところで、
解像度があがり、聴感上の周波数特性が広がって、見通しの良い空間表現が再現されるようになると
これが不思議と音楽の温度感が低くなるんですよね。
人の声に暖かさが無くなっては居ないのですが少し醒めた表現に聴こえてしまいます。
「そんなに熱くなりすぎるな、もう少し冷静になれば!」と言われているようです。
しかしこの状態というのは、トラポのct1.0とDACのdc1.01のどちらかだけでこんなに変化してしまいます。
変化の幅はDACのほうが大きくてトラポの表現が少し違う感じです。もっと、ギューっと絞った感がトラポにはあります。
今の段階では両方に導入することは、あまりにも変化が大きすぎて
バランスを取り戻してレベル全体をアップする自信がありませんので
もう暫くこの状態で聴き込んでみようと思っています。
当初は直ぐに2本目を追加発注しようと思っておりましたが、
これ以上スレンダー美人になられると近寄りがたくなってしまいますので・・・。
もう少しボリュームが欲しくなりますものね。
やっぱり、オーディオは難しいです。またまた痛感いたしました。
たかが 1諭吉の価格でこれですからね。オーディオはお金では決してありません。
100諭吉を投資しても、変な音になっている方々の多いこと。
しかもそのことに気付いていないのですから本当にご愁傷様です。」
それと、その高額投資をダメと言えない人のこれまた多いこと多いこと!
愚痴はこれくらいにして・・・。
感性の無い人はやたらとお金をかけて
自信のなさをお金で埋めて誤魔化し、しばらくすると不安感が蘇り気がつけばより高額な製品へ買い替える悪循環・・・
自分好みの人工的サウンドシステムで鳴らないアルバムを録音が悪いとこ決めつけるお宅へ行ったことがありますが、全身美容整形を繰り返し過ぎてまるでバケモノのようでした。
ロクサンさんが慎重に考えてるところは素晴らしいと思います。