ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

吉田苑でTIDALを聴く!

2014-01-29 21:32:26 | オ-ディオ
これも昨年の話で申し訳ありません。九州の担当から外れて、もう出張は無いだろうと思っておりましたが、12月に1泊2日のいつものスケジュールで福岡、長崎に行ってきました。いつもながらの強行軍で9時過ぎには博多駅に着いておりまして駅前でレンタカーを借りて一路長崎へ・・・。そこで2件廻って5時前には島原についてお仕事。そこから行橋までノンストップでホテルに着いたのは11時を過ぎておりました。

その為に翌日はゆとりのスケジュールで昼過ぎに行橋を出て、いつもの平尾台を抜けるルートで小倉南のインターから博多へ・・・。
当然ながら「牧のうどん」を食べて久々に吉田苑に行ってきました。

久々なので何か聴きたい気分でしたのでリクエストをしまして、憧れのスペクトラルを聴かせて頂く事になりました。スペクトラルがどうして?と言うことを話すと其れで終わってしまいますので此処では割愛させて頂きます。








トラポは当然ながらソウルノートのCT1.0,DACは同じくsd2.0 スペクトラルのプリ・パワー スピーカーはディナのConfidence C1Signatuerと言う布陣で聴かせて頂きました。

とてもスムースで空間の広がりも十分で現代的なハイエンドの音がしておりますが何かもの足りません。いつもの吉田苑さんにきれがありません。お聞きするとスペクトラルといえども現代のハイスピードアンプに比べると遅く感じられると言うことのようです。

過去に於いてハイスピード・アンプの代名詞であったスペクトラルのことを思うと信じられません。そこでアンプをFANDAMENTALの超弩級プリLA10にNmodeのプリメインX-PM10を繋いで聴かせて頂きました。





スペクトラルに比べても明らかにハイスピードで切れがあります。これでも充分すぎる感じなのですが、以前のディナSP-SS25のイメージが強すぎるのかこのC1Signatuerはどうしても低域がゆるく感じられます。最近のディナの傾向だそうですが私にはピンと来ませんでした。


こんなものかと思いながら最後に気になっていたTIDALのことを伺うと「聴かれた事はありますか?聴かれたことがなければ聴いてみますか?」と言ってセッティングを始めてくれましたが、聴きたい半面に申し訳ないと言う気持ちもあり複雑でしたが、嫌な顔ひとつしないでわざわざセッティングをやり直してくださいました。

トラポとDACは同じソウルノートCT1.0とsd2.0 アンプはさすがにNmode X-PM10ではドライブしきれないとのことで再びスペクトラルのプリとパワーに戻しました。

あまり大きな期待もしないで聴くことになりましたが、1発目の音が出た瞬間にぶっ飛んでしまいました。此処近年これ程までのスピーカーを聴いた事がありません。いつも聴いている音とは正反対の音でしたので、心の準備が出来ないままに不意打ちにカウンターパンチをくらってノックアウト状態になってしまいました。

確かいつものフェイキーから始まったと思いますが興奮状態で何が何だかハッキリ覚えていない状態です。兎に角、何のストレスもなくスピーカーから出た音が瞬間的に空間に吸い込まれるように広がっていきます。このサイズのスピーカーが完全に空間と同化してスピーカーの存在が完全に消えています。

ブックシェルフ型なら解からなくもありませんが、決して小さくないこのサイズのスピーカーが目前から消え去り、音楽だけが部屋中を埋め尽くすように鳴っています。思わず立ち上がって部屋の隅々に移動して聴いておりましたが、どこの位置で聴いても同じようにスピーカーの存在が完全に消えており、そこにあるのは只スピーカーから放たれた音が音楽を奏でておりました。

あまりの興奮で「凄い!、凄い!」を連発していたように思います。久々に「欲しい!」と真剣に思いました。しかしながら一番安価な機種でも手が出ません。しかし、[出来るものならば所有したい!]衝動に駆られました。



ただ最後にロドガブのジャパン・ライブ「激情セッション」はあまりに普段聴いている音とはかけ離れて、スピーカーの後方いっぱいに見事に音場が広がりステージが見渡せるようです。しかしながら、ライブ会場に居て熱気に包まれる感じは全くしないで飽くまで冷静沈着にステージを後方から観察しているような錯覚を覚えます。この音場の鳴り方が正確にライブ会場を再現しているのかも知れませんが隙か嫌いかで言うと好きではありません。もう少し音楽がこちらに寄り添ってきて欲しいです。

そんな思いをしながら久々に興奮した時間が過ごせました。何時行っても丁寧な応対をして頂いて吉田苑さんのは本当に恐縮してします。尾崎さんの所とは全く違った雰囲気で出てくる音も正反対かも知れませんがオーディオに対する真摯な姿勢は共通しています。博多在住の方が羨ましく思えてきます。

大佐邸訪問とHB-X1

2014-01-28 21:36:13 | オ-ディオ
「年末年始にかけてHB-X1を借りることが出来たので聴きに来ませんか?」と言うお誘いが大佐からあり、久々に大佐邸に伺ってきました。これも、1月4日のお話で申し訳ありません。

丁度、タイミングよくヤマテツさんのブログにもその日のことが詳しくアップされておりますので、昨日に引き続き他人の力を拝借いたしました。

午後1時過ぎにお伺いする予定だったのですが色々と手間取りまして、1時間ほど遅れてしまいました。既にヤマテツさんとRayさんはHB-X1の実力を充分に堪能された感じで、特等席を譲っていただきました。

昨年のオーディオフェアーで聴いて、「これは只者ではない!」と直感で思っておりましたので、大佐宅でFMのプリパワーで聴けるのを楽しみにしておりました。

その期待が大きすぎたのか、大佐宅で聴くHB-X1は思っていた以上ではなく想定内と言ったところではないでしょうか。決してダメと言うことではなく、高いレベルでこれぐらいは鳴って当たり前だと言う事です。

現時点では大佐のハワイアンコアとは音の浸透力に大きなひらきがあると思ったのが素直な気持ちです。ただこれはヤマテツさんもブログで書かれておりましたが、大佐のハワイアンコアを聴いたことがない人にはいくら説明しても理解してもらえないと言うことです。

HB-1のデモの音しか聴いたことがない方はいくら説明しても理解できないように、全く別物(こう言ってしまうと身も蓋もありませんが)です。デモにしても例えば尾崎さんの所のように、音楽の何かやオーディオの何かを理解されているショップが鳴らす音と、失礼ながらそこのところをあまり理解されていないショップが鳴らされている音とは大きな隔たりがあります。

オーディオは面白いもので、口でいくら凄いことを言っていても、出している音がダメだと全く信用がなくなります。しかし、結構こういうマニアの方が意外と多いのです。

こう言う時は無口になってしまいますもの。私はタバコを吸いませんのでタバコを吸いに外にも出れませんし苦痛の何ものでもありません。

話が逸れてしまって申し訳ありません。しかし、このHB-X1の実力を一番理解されているのは大佐自身だと思います。HB-1ハワイアンコアをあの域まで高めた御仁ですから、HB-X1のこれからの進化が既に大佐の頭の中にはしっかりとイメージされているのだと思います。その証拠に「経済的に許せばHB-X1とハワイアンコアを両方持って聴く音楽に合わせて交互に切り替えて聴きたい!」そうです。

私と言えば「ハワイアンコアには全然及びませんね!」などとデリカシーにかけるコメントを言ってしまって、大佐のレベルまで到達していないにもかかわらず偉そうな事を言ってしまいました。

今になって思えば何と恥ずかしい事か、穴があったら入りたい気分です。今後のHB-X1の進化を見守りながら次回聴く機会があることを楽しみにしております。

こんな、素晴らしい体験をさせて頂いて有難うございます。遅ればせながら一言お礼を・・・。


半年振りの更新!先ずはゆうけい邸!

2014-01-27 22:02:36 | よもやま話
昨年の話で申し訳ありません。12月1日に念願のゆうけい邸に伺うことが出来ました。

ゆうけい邸は北六甲の閑静な住宅街にあり、想像していた通りのお洒落で素敵なお宅で、

ゆうけいさんも同様に穏やかで優しい人柄が滲み出て、小生とは間逆の人格の風情を醸し出されておりました。

OFF会の詳しい様子はゆうけいさんのブログ ゆうけいの月夜のラプソディ に記されておりますのでそちらのほうを参考にしていただければ幸いです。

先ずは、素敵なリビング・オーディオを構築されている様子はこんな感じです。







天井の高さが我が家とは比べ物にならないぐらいです。

その他細かいインテリアも趣味の良いものばかりで憧れてしまいます。

機器はこんな具合です。



そして、ROKSAN ザクシーズです。素晴らしい!



音はと言えば人柄がそのまま反映されている様で、スムーズで何処にも引っ掛かりのない優しくて気持ちの良い音です。

スピーカーがディナウディオのサファイアでツイーターがエソターであることで非常に我が家と似た音がしております。

ディナと言えばエソターと言われるぐらいにディナの製品群でも群を抜いて秀逸なユニットです。

このユニットの支配力は相当なもので、システムの音を大きく左右すると言っても過言ではありません。

以前、amberさんが我が家にいらした時も同じようなことを言っておられました。

ひと通りCDを聴かせて頂きましたが、非常に旨く低域をコントロールされており、

「絶妙に出していない低域」と申し上げました。

ゆうけいさんにお聞きしてわかったことは「80~100Hzが出過ぎると耳が痛くなるためにコントロールして落としている」

と言うことでした。納得!

少し物足りないように感じられたディスクもあったCDに比べて、アナログの浸透力は相当なものです。

「断然アナログが良いですね!」と申し上げましたが、ゆうけいさんは何だか複雑な心境だったようです。

決してCDがダメではなく「私の好みはアナログの持つ音の芯が好きだ」ということです。

今回は、時間がなく短い間のOFF会となってしまいましたが、また機会がありましたら、ラグビーの話や絵画や映画のお話も

聴けたらと思っております。