16日でめでたく(でもないか!)50歳になってしまった。
自分が50になって思い出したのだが、親父の親父つまり
私からすれば祖父にあたるのだが50歳で亡くなっている。
胃がんであったのだがよく親父が“50まで生きればまずは
良かった”と言っていたのを思い出した。
親父にはこのことが非常に気がかりであったに違いない。
50と言えばあまりにも若すぎるではないか。
その親父ももう80になる。
相変わらずわがままな親父だが以前と比べると
かなりまるくなったようだ!
私も親父の血を引いているのでかなりわがままなのだが
親父のわがままぶりにはかなわない!
話は変わるが、どうしてオ-ディオ評論家という人は
こうも早死にするのでしょう?
そんなにストレスがあるのでしょうか?
思ったことを書けずに誉めるばかりの評論に
耐え切れなかったのでしょうか?
それで思い出しましたが、以前岡山の大元駅近くに
シュワルツというオ-ディオショップがあったのを
ご存知の方もあると思います。
黒川さん?(間違っていたらごめんなさい!)に
聴かせて頂いたバイオリンのレコ-ドの音が今でも
忘れることが出来ません。
スペクトラルとマ-チンロ-ガンでスペクトラルのCDプレ-ヤ-が
調子が悪いとやらでレコ-ドでのプレイバックでした。
CDの調子が悪いというより、圧倒的にレコ-ドの音がよかったからだと思います。
その頃私は以前にも書いたように浦島太郎状態でしたので
音はスピ-カ-から飛び出してくるものと思っておりました。
スピ-カ-の奥に限りない音場が広がっていて
その真ん中にバイオリンがすぐ傍で弾いているかのように
実在感をもって存在し、まるでステ-ジ全体が目で見えるようでした。
JAZZしか知らずクラシックなど毛嫌いしていた私にとって
ハンマ-で頭を殴打されたが如く衝撃をうけました。
私も岡山地区から担当もはずれ、それ以来伺えなかったのですが
お亡くなりになったと聞き残念でなりません。
またこのようなすばらしい音体験ができたら幸せです。