今日、Mt.T2さん宅で、GPS-777を聴かせて頂きました。これは、先日のオフ会からの持ち越しの課題の検証と言う事もあり、小生のような外部クロック・ジェネレーターを使用していない者にとっては「ちと荷が重いのではないか」と一抹の不安を抱えながらの訪問でした。幸いにも何も聴こえなくなったさんもご一緒だということで、クラシックに明るい方がいて心強かったです。
私のほうが少し早く到着したので、此処のところのマイ・フェイバリットであるORGANISTから聴かせて頂きました。丁度Mt.T2さんも通常盤を持たれておりましたので、持参のCD-R盤との聴き比べも出来て好都合です。
前回訪問した時と部屋の配置が違っています。左サイドにあったCDラックが廊下に移動されて、そこには写真のようなコンパネが配置されておりました。ルームチューンに丸棒も必要最少になり一見してよい音がしそうな部屋になった感じです。その予想はぴったりと的中しておりました。
まずは通常盤から聴き始めました。2曲目の冒頭のベースが力強く芯のある音を聴かせています。スネアドラムのロールからオルガンが絡んでいく様も実在感と躍動感が交差しながら進んでゆきます。とても良い感じでこれ以上望む必要が無いほどの再生です。次に4曲目のSoftly as in a Morning Sunです。ヴィブラフォンのアタックも同様に力強くグルーヴィーに進行していきます。
「これ以上要らないんじゃないの?」と素直な感想をMt.T2さんに伝えて、再生の説明を受けました。GPS-777からサンバレーのDACに入れてUX-1をコントロールした音でした。あまりに良いので調子に乗って今度はCD-RのDISCをトレイに・・・。期待を膨らませながらの試聴でしたが、あまりに期待が大きすぎたためか通常盤の力強さがなくなっており、拍子抜けで何がどうなっているやら検討がつきません。
そこで、Mt.T2さんが前回の持ち越しの検証をすべく接続を変更しました。前回はGPS-777が2台あり、それぞれをDACとトラポに接続して同期しておりこのシステムがいちばん良かったとのことで、今回は2台無いために邪道ではありますが1台の出力をコネクターで分配してそれぞれに振り分けました。
すると、不思議な事にまた一段とCD-R盤の冒頭のベースが痩せてきて音楽になっていません。それで4曲目のヴィブラフォンはどうかと確かめましたが、確かにアタックの立ち上がりのスピードは上がっており一段と解像度の高い音になっています。しかしながらこれではバランスが悪く音楽になっていません。
狐につままれた感じで何が何だか解らないままに通常盤でも同じように聞き比べをしましたが、CD-R盤ほどではないにしろ基本同じような結果になりました。特に低域の変化が大きく、音のピントが合って滲みが無くなりその為に音痩せするのか解りませんが・・・。
ただ解像度があがって音痩せするのとは少し違うような気がします。
私の試聴も終わり引き続き何も聴こえなくなったさん持参のCDでの検証が始まりました。クラシックの場合はJAZZほど大きくは違いませんが同様な結果に終わりました。これ以上の詳しい結果はまたMt.T2さんがご自身の日記にてアップしてくれると思います。システムについては間違いもあると思いますのであしからず。また、音についてはあくまで私見ということにしておいて下さい。
つぎに、もう一つのお楽しみであるMt.T2さん宅のバージョンアップされた3D映像を見せて戴くことにしました。「昨年末に3Dをバージョンアップしましたので、いつでもお越しください」との連絡がありましたが、まさか購入したばかりのSONYのプロジェクターを変えるなどと思いもよりませんでした。そこには新しく導入されたLVP-HC7800Dの雄姿がありました。
わたしも昨年末にAV○Cのイベントでこのプロジェクターの優秀さを実感しておりましたので、Mt.T2さんならば必然の導入に違いありません。しかしながらオプトマとSONYの2台を処分しての導入であり、Mt.T2さんの決断には頭が下がります。最初にトロン次にラプンツェルを見させていただきましたが、小生のような初心者にはジャダーの多い少ないもMt.T2さんほど明確に説明できませんが、イベントでの2台同時比較では明らかに7800Dの優位性が遺憾なく発揮されておりました。
我が家のTVでの3D再生など当然比べ物になりませんが、やはりプロジェクターでの画は素晴らしいですね。改めて認識させられました。当分導入出来るような環境になりそうもありませんが、引き続き今後の大きな課題として近づけていければと思いMt.T2邸を後にしました。
有意義な1日を過ごせて戴いたmT.t2さんに感謝!