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ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

オ-ディオのこと・・・その2

2005-07-06 08:58:56 | オ-ディオ
この国の不思議なこと

ヴィンテ-ジがあまりにも過大評価され神話かされて

ひとりあるきをしている状態ではないか?

特にネット上で売買されているヴィンテ-ジものの

価格といえば常軌を逸しているとしか思えないような

異常な高値で推移しているではないか。

確かにそれらの機器のうちのいくつかは、現在出そうにも

出せないような魅力的な音を有しているものも事実です。

しかしながら、製造されてから20年も30年も経っている

アンプが初期特性を維持しているとは到底思えませんし

ましてやメンテナンスもろくにしていないようなものを

オリジナルだと崇拝すること自体ナンセンスとしか思えません。

雑誌の記事やネット上でのやりとりで神話化された名機という

二文字にあこがれて、途方もない金額を投資されている方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

ただ眺めているだけで幸せになったり、所有する満足を得られる

のであれば結構ですが、それ以上過大な期待はしないほうがよい

かと思っております。

最後に私の体験をひとつ

その店はレコ-ド店でありヴィンテ-ジも取り扱って

いるのですが、以前は“イギリスタンノイ以外はタンノイではない”

とはっきり明言していたのですがある時期からアメリカタンノイを

絶賛するようになりました。

また、マランツ#5など高域ようのアンプでウ-ハ-は駆動できず

使い物にならないようなことを言われたのですが

最近雑誌の広告では#5を使ってのデモをやっているようです。

どちらも状態のよい中古品の供給がしづらくなってきているのが

原因らしく、そのように言うことがごろごろと変わります。

私も当時#5を所有しておりまして、わたしのものは3極管接続

の仕様であった為に少なからず不安を抱いたのも事実です。

のちに#2を知人から譲り受けてそのすばらしさに感動した

のと同時に#5のすばらしさもあらためて認識できました。

あなたにしっかりメンテナンスをできる環境が整っていれば

(知力、時間、財力その他色々)ヴィンテ-ジもひとつの

楽しみになってくれるでしょう。