goo blog サービス終了のお知らせ 

里やまのくらしを記録する会

埼玉県比企郡嵐山町のくらしアーカイブ

嵐山町の俳人達(明治・大正期)7 杉山 根岸渡

2009-12-21 12:44:00 | 俳諧・俳句

杉山
 俳号 杉の宴 二川 一枝 学庵 梅月 卜足

 杉の宴
   野菊折る怨も手向のひとつかな

 二川
   出来晴や塗替させし簓獅子
   寒食や畄子ても無て物静か

 一枝
   汐くさき風呂敷洗ふ弥生哉

 学庵
   不二に眼の届けば寒き小春哉

 遂人
   また鐘か〆る氷の轄かな

 梅月
   春雨や子は双六の旅つかれ
   末枯や朱冠黒みし納露 →霪(オサメアメ)
   上手より下手に奥あり■(過)用力
   村雲は俄の莖か天の川
   短夜や鶏の預る壱念の勝負

 卜足
   夜に入ればよい風のある土用哉


コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。